妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

笑顔でなく口をあけて笑ったのです

2012-11-13 21:54:46 | アルツハイマー型認知症

施設に夕食介助に行く日です

また今日も小雨模様だ。


照明のない郊外の真っ暗な夜道。

前回は まるで路面が墨を塗ったかのようで恐怖を感じた。

 

もしかして…・夜盲症を疑った・・・。

近頃 肉類を摂ってないのに気が付いて かつ丼を続けて食べてみた。


5時20分に家を出て 問題の個所に来た・・・・!!

運転でこんなに緊張することは今までなかった

今回は先行車のすぐ後ろにつけたせいか路面が良く見えるのです

それに連日の雨で路面が洗われたせいもあると思うが?!

市街地と同じで問題ないです。

 

前回こんなに極端に路面が見えなかったことはなかった。

初めての体験だった。


原因はやはりビタミンAの欠乏だったと思う。

これで私にとって重大な課題の一つクリアーしました

妻の食事介助

2階のホールに入ると テーブルを8人の入所者さんが囲んでいた。

夕食が間もなく 来る時間です。


妻と対面すると私を見つけ笑顔で何か言おうとして唇が動いたが声になってなかった。


この1か月以上笑顔を見せたことはなかった。

もう笑顔は見られないと覚悟はしてたのです。


この久々の笑顔瞬間的だった。

すぐに 虚ろな目に戻って無表情になってしまった。

 

また 5分と経たないとき急に目つきがはっきりとして私を見つめて

今 初めて対面したかのような表情を見せた。

そして、声は出さなかったが はっきりと口を大きく開けて笑ったのです。


初めての出来事です。

その後目つきは正常だった。

虚ろな目にはならなかった。

 

今日の一連の今までになかった行動を見て 改善されたのではなくアルツハイマー病の

進行の過程の1つだと思う。


笑った瞬間は写真は撮れなかったが数枚撮れました。