抱きしめて(再掲719)
両手はしっかりと握り
母親の胸に抱かれている赤子
一抹の不安もなく
まどろみの心地にある
老いたあたしは
膝小僧を抱きかかえ
ひとりわびしく寝るさまは
野良犬のようだ
やりきれない刹那さ
どうしようもない不安
すがれるものはなく
思わず
愛犬を抱きしめ
気持ちの時化を静めた
両手はしっかりと握り
母親の胸に抱かれている赤子
一抹の不安もなく
まどろみの心地にある
老いたあたしは
膝小僧を抱きかかえ
ひとりわびしく寝るさまは
野良犬のようだ
やりきれない刹那さ
どうしようもない不安
すがれるものはなく
思わず
愛犬を抱きしめ
気持ちの時化を静めた
素敵です
絶対使いたいので
無断転用お許しください
この歌詞を知ったのは、祖母の介護・父の介護が
終わり母の介護の時でした。
大好きな祖母が私に「世話をかけるなぁ。」って言った時、
「婆ちゃん、私はこの何万倍も可愛がって貰ったよ。」と声を掛けました。
大好きな父の最後は病院のベッドでしたが、いつも手を繋ぎました。
看護師さんから「恋人みたいやなぁ。」って笑われました。
認知が少し出ていた母は、いつも私に甘えました。
亡くなる前数年間、母が喜ぶので、毎晩絵本を読んでおはじきをしたものです。
その頃これを読んで、私は祖母・父母がしてくれたことを
真似してきただけですが、これで良いのだと思いました。
そしてこの詩を介護に携わる人に読んで欲しいと思ったものです。
その時の事が又蘇り、涙が出てきました。
引用元を明記していただければ、転用はさしつかえありません。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
祖母様、お父様、お母様と介護、見守り(看取り)を
され、本当にお疲れ様でした。
病床で手を握られ、お婆ちゃんもお父様もやさしさや愛情(想い)を感じ取られたことと思います。
自分も最後の場面では手を握りながら逝きたいものです。
絵本は子ども大人も、心地よい気持ちになります。親愛なる子どもたちへのような体験をなされたのですね。