老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

終電車

2022-02-19 08:03:43 | 阿呆者


1812. プラットホーム

高台のプラットホームに立つと
冷たい風がわたしの躰をすり抜けていく

金曜の夜 プラットホームに立ち
終電車に乗ったあなたを
手がちぎれるほど振り続け
「サヨウナラ」と呟いた

あれから時は流れ過ぎ
いま あなたは
どこで 何をしているのだろうか

終電車を見送ることもなくなった




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