ジッと死に向かって生きる
昨日
キャンバスで約2時間をかけ
83歳の素敵なお婆ちゃんに会いに行って来た
(介護相談を担当させて頂いているひとりの女性)
悪性の外陰部癌
疼痛に耐え
ジッと生きている
いまは
サービス付き高齢者向け住宅に棲む
彼女は寂しく話してくれた
「神様は私には幸せをもたらしてくれなかった」
「人生の最後まで癌に苦しみ いまは死を待つだけ」
癌の痛みは本人だけしかわからない痛み
手足は痩せ細り 棒のよう
両脚を動かすと激痛が走り
その痛みが顔に現れ
いたたまれない
彼女は「痛い」と言わず
笑顔で「(会いに来てくれて)ありがとう」と話される
後数日の生命かもしれない・・・・
ジッと死に対峙し生きている
医師、看護師そしてケアスタッフが
彼女の居室を訪れる
彼女との出会いのきっかけは
私の妻の父親と
従弟の関係にある
20代のときに
両親を見送り
かけがえのない妹と弟がいた
妹は妻子ある男性と交際
騙され海で入水自殺
彼女が定年になり退職となり
その退職金の全てが
弟のサラ金に消えた
その弟を恨むこともなかった彼女
弟は手遅れの肝硬変を患い他界した
それ以来家族はなく
独りで暮らしてきた
昨年の今頃
外陰部に腫瘍ができ
場所が場所だけに
受診が遅れに遅れた
彼女は自分の生命はそう長くはないと悟り
自分の亡き後
家の取り壊しと葬式と墓を賄うだけの僅かな貯金を
妻の父親に託した
彼女は話す
天涯孤独の身ではない
こうして妻の母親が毎日のように来てくれ独りではないことを・・・・
彼女は
苦労の連続
耐えて生きてきた
いままた疼痛にジッと耐え生きている
何もできない私
痩せ細り手を握り返してきただけの自分
今日は、素敵な日曜日をお過ごしだったこととおもいます♪
* * *
握る・・握り返す・・
相手のぬくもり、相手の体温を感じられること、
相手の握るチカラを感じること、感じられること、
それは、きっと、「生きている」 ことを、お互いに感じること、感じられること・・
なのかなぁと、、そんなふうに、感じました。
「握る」 こと、きっと、大切なんですね・・☆
* * *
ほんっとうに、お忙しい毎日でいらっしゃることと存じます。
どうか、私が勝手に差し上げているコメントは、
お読み流しくださいませ。
ちょっとの時間でも、お休みになれるお時間がありますように・・
Ray
欧米などは、握手は
「挨拶」のひとつです
初対面同士の握手
再開したときの握手
見送りの握手もあります
握手は言葉でもあります
「握る」ことについて
いろいろと感じていただき
ありがとうございます
本当は、60歳過ぎたら
のんびり過ごそうと思っていました
思いのほか年金受給額(見込み)少なく
働いていかねば
老後は厳しいことがわかり
茫然 唖然 意識消沈
老いても働かねばならなく
ケアマネジャーの仕事を再開しました
そしたら忙しくなり
こんなはずではなかった、と
のんびりするのは70歳以降と決めました
他者のblogやコメントを読むことにより
いろいろと感じたり
ハッとさせられたり
日々生きて行く上で
大切な言葉が記(しる)されているだけに
コメントも大切にしていきたいです
コメントは楽しみにしています
よく
子どものころ
正月元旦
級友から
年賀状(それも女の子)が届くのが
楽しみでした
これからも
Ray sama の blog(詩)、コメント
楽しみにしています
いつもありがとうございます