老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

778;立つことも歩くこともできなくなった心

2018-06-12 12:45:22 | 老いびとの聲
立つことも歩くこともできなくなった心

自分を許せない
相手を許せない
自分を受け入れない
相手を受け入れない

立つことも
歩くことも
出来なくなった
毎日躓き転ぶ
体のあちこちをぶつけ
体中が「痛い」と悲鳴をあげている
それは
体中の悲鳴は
心の悲鳴
立つことができなくなった心
歩くこともできなくなった心

許せない相手が
視界から遠ざからない限り
心の悲鳴は
なくならないのか
身代わることのできない
心の悲鳴
ただ傍にいるだけの無力さ

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