老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1489;自分だけはコロナウイルス感染しない

2020-04-06 05:35:01 | コロナウイルス

夜明け前の阿武隈川上流 

自分だけはコロナウイルス感染しない 

 末期の人 きょう死ぬとは思っていない 
 医師から「余命3ヶ月」と告げられた老人
は夜蒲団に入るとき、「今日無事で過ごせた
」ことに感謝し床に就く。夜寝ている間に心
臓が止まり死ぬのでは、と思い、暗闇に不安
を感じながらも深い眠りの世界に入ってゆく。
 
 窓カーテンの端から朝の光が見え隠れし、
薄明るくなる。夜中に死なず、無事朝陽を拝
むことができることに、ホッとし感謝する老
人。
 
 末期にある老人も「きょう、自分は死ぬと
は思ってはいない」。

 きょう、自分は交通事故で死ぬことはない
 若い人ほど思う。きょう、自分は交通事故
で死ぬとは思ってはいない。自分は交通事故
に遭遇することは有り得ない、と。運転に過
信と油断(気の緩み、心の隙)から、事故を
起こし相手を巻き込み死なせてしまった。
自分は死ななかったけれど、死亡事故を招い
てしまった。

   自分だけはコロナウイルス感染しない
 若い人の多くは、自分だけはコロナウイル
ス感染しない、という自分勝手な考えや行動
により、「密閉・密集・密接」の場所へ行き、
コロナウイルス感染に罹り、他人を巻き込み
感染の拡大を招いている。

 自分は交通事故で死ぬことはない、という
ことと同じ思考回路で、自分は東京やライブ
ハウスに行ってもコロナウイルスに感染する
ことはない。そんな甘い意識で出かけ、結果
感染し職場や地域に大きな不安と負担をかけ
た上に感染者が出現する。
 
 基礎疾患や高齢者の場合は「死」を招くと
いうことを、強く認識してもらいたい。

 自分も同じだが、コロナウイルスに感染し
ない、感染させない、という意識を持ち、手
洗いやマスクをかけたりし、注意していきた
い。

 自分は基礎疾患があり年齢も67歳。コロナ
ウイルスに感染すると重症になり死に至る、
という不安がつきまとう。コロナウイルス感
染者が隣町まで拡大し、自分が棲む街にコロ
ナウイルスがやってくるのでは・・・・。


 
 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
引きこもりの日々 (にゃんズの母)
2020-04-06 10:56:38
こんにちは。

2月に、通っていたパソコン教室が閉校となっていますが、仮に閉校となっていなかったら、暫くは休校になっていたのではないか・・・そんな気がします。

海外では、コロナ感染者の若い人たちの、突然死が報告されていますよね。
日本の若者(一部)の身勝手な行い・自分だけは大丈夫の考えは、どこからくるのか。
不思議でなりません。
返信する
私たちは… (kei)
2020-04-06 16:01:26
人は自分の残されたいのちの長さについてほとんど深く考えることなく日々過ごしているものです。
ましてや、今日自分が死ぬなんて予定で過ごしたりはしません。
ですが死が突然に襲いかかかることもあります。
コロナウイルスの感染に関しては、いつ自分が当事者になるかわからない怖さを感じています。
少し想像してみることです。何のために想像力は与えられているのでしょう。
若いから、若さゆえ、ではなく、人として何かが欠如しているのを感じています。

気をつけたいですね。
返信する
自己中心的 (星光輝)
2020-04-07 07:52:13
にゃんズの母様

自己中心的、自己本位から
自分は大丈夫だ、という考えなのでしょうか。
他者のことよりも自分がしたいことを行う。
コロナウイルスに感染に限らず
横暴な車の運転も同じですよね。

コロナウイルス感染の収束を願う
返信する
コロナウイルス感染の恐ろしさ (星光輝)
2020-04-07 08:00:38
kei sama

コロナウイルス感染の恐ろしさは
突然死ぬこと
そして亡くなったあとも
家族との別れもなく一人火葬に向かい遺骨となる
突然死だけでも心の準備ができないのに
その上、火葬前の別れや火葬後の遺骨拾いもできないまま、遺骨を受け取る・・・・。

逝く人も 見送りができなかった人も
本当に後ろ髪が引かれるような思いのまま別れていく。
相手を思いやる、想像してみる
本当にそう思います。
結局は自分に帰ってくることなのだけれども
それがわからない。
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