1972 自分は、なかなか死ねない
訪問診療医師とヘルパーの共同ケア
文乃さん(97歳)は
約一月前から寝たきりになる前
「自分は、なかなか死ねない」、と話していた言葉を思い出した。
先週の月曜日 初めての訪問診療のとき
医師は「あと2,3日かな」と・・・・
訪問看護師、ヘルパー、ケアマネも長男夫婦もそう思っていた。
2週目の訪問診療に医師が訪れた。
背中は猫背になり両足は「く」の字に屈曲しているため
先週は医師が一人で、腹部にプラスチック製の針が思うように刺すことができず難儀されていた(輸液500ml/日)。
看護師がいないため、手助けをしてくれる人がいない。
傍で見ていた自分も手助けはしたが、次回からはヘルパーが必要と思い
「身体介護」を入れた。
腹部に針を刺すとき文乃さんの躰を支えたり、ずれたおむつを直したりしたので、
医師としてはとても助かった、と感謝されていた。
長男がいないと、文乃さんは呼鈴を何度も叩く。
それでも来ないと大きな声で「お~ お~」と叫ぶ。
尿量は100㎖と減ってきた・・・・
食事は2週間余り口にしていない
水を含んだ脱脂綿で唇や口腔を湿らす
長男のこまめな体位交換とヘルパーの陰部、臀部、腹部をきれいにしているおかげで
(7:00,13:00,19:00の3回身体介護、週1回の訪問看護)
褥瘡(床ずれ)はできていない。
訪問診療医師とヘルパーの共同ケア
文乃さん(97歳)は
約一月前から寝たきりになる前
「自分は、なかなか死ねない」、と話していた言葉を思い出した。
先週の月曜日 初めての訪問診療のとき
医師は「あと2,3日かな」と・・・・
訪問看護師、ヘルパー、ケアマネも長男夫婦もそう思っていた。
2週目の訪問診療に医師が訪れた。
背中は猫背になり両足は「く」の字に屈曲しているため
先週は医師が一人で、腹部にプラスチック製の針が思うように刺すことができず難儀されていた(輸液500ml/日)。
看護師がいないため、手助けをしてくれる人がいない。
傍で見ていた自分も手助けはしたが、次回からはヘルパーが必要と思い
「身体介護」を入れた。
腹部に針を刺すとき文乃さんの躰を支えたり、ずれたおむつを直したりしたので、
医師としてはとても助かった、と感謝されていた。
長男がいないと、文乃さんは呼鈴を何度も叩く。
それでも来ないと大きな声で「お~ お~」と叫ぶ。
尿量は100㎖と減ってきた・・・・
食事は2週間余り口にしていない
水を含んだ脱脂綿で唇や口腔を湿らす
長男のこまめな体位交換とヘルパーの陰部、臀部、腹部をきれいにしているおかげで
(7:00,13:00,19:00の3回身体介護、週1回の訪問看護)
褥瘡(床ずれ)はできていない。
この方は日に3回の身体介護でずっと家で暮らされているのですね。
輸血もなさっているのですか。
往診は週に1回のようですが 訪看さんは週1ですか。
長男さんと二人暮らし なのですね。
97歳で寝たきりでいらっしゃいますか。
褥瘡ってちょっと寝たきりになるとすぐに出来てしまうようですが 褥瘡がないなんてすごいですね。
最初は日に2回の身体介護で
朝は7時から8時まで60分
30分以内に終われば30分にします
夕方は16時から30分 身体介護
先週の金曜日から
3回になり
朝は7時から8時
13時~13時30分
19時から~19時30分
排便など手間がかかるときは30分~60分で対応
早朝、夜間、深夜で排便があったとき電話があれば対応します
過去に6時、21時30分に対応しました
訪問看護は週に1回水曜日
輸血ではなく輸液 ポカリスエットのような成分を10秒に1回点滴しています
本当はもう外したいのですが長男の希望で続けています
本人はしたくないのですが・・・
近々輸液は中止になるかと思います
長男夫婦と3人暮らし
長男はものすごく面倒見がよく
30分おきに体位交換をしています
赤くなった皮膚のところに褥瘡予防の防水フイルムを貼っています 尿染みの防止にもなり効果があります
97歳の婆さんの夫も
3年前に自宅で看取りをしました
ご主人(爺さん)も担当させていただきました
自宅での看取りの条件
1 家族が協力的
2 お金があること(介護に必要なお金)
3 チームワーク(医師、訪問看護、ホームヘルパー、福祉用具専門相談員、ケアマネ)
今春地域密着型デイサービスを廃止にし
訪問介護事業所に職員を移動
wifeが訪問介護事業所管理者として
一緒にかかわっています
ヘルパーさん、かなり柔軟な対応が可能なのですね。
我が家ではここまで柔軟には難しいと思います。
ケアマネさんによるのでしょうか。
息子さん、とてもなさる方なのですね。
びっくりです。
いつもありがとうございます。
ご家族もがんばっておられ
97歳のお婆さんも寝たきりになる寸前まで
手すりにつかまり懸命にトイレまで行き用を足していました。
その生きる姿に、自分も見倣くてはならない、と
訪問するたびに思い、教えられました。
だから寝たきりになったいま、
家で死にたい、と大きな声で訴える
彼女の期待に応えなければ、と思いました。
看取りは夜中、深夜、夜明けの時間帯は
家族に取り一番不安なときです。
「夜中でも夜明け前でもいつでも電話して」、と帰りがけに言葉をかけます。
本人には「また明日くるね」と言葉をかけたり手を握ったりします。
土曜、日曜、祝日に関係なく対応します
自分が運営している居宅支援(ケアマネ)と訪問介護は24時間365日対応します。
深夜 救急隊員から電話が入り、ひとり暮らし老人のところへ駆けつけ救急車に乗り病院に行ったこともありました。
在宅介護は休みなしです。
介護職員やケアマネは休みがあります。
息子さんのこと、また拙いブログで書きたいと思います