３時３４分の病室（時空間）
老いの季節
膀胱で尿が溜まった、と
脳細胞に信号が送られ
3時前に目が覚めた。
その後目が冴え眠れなくなった。
枕元の電球を点けたので
薄暗さの中でボ〜、としている。
思っていた以上に
抗酸菌の治癒は難題を抱え
抗酸菌治癒と傷む腎臓のバランスを
どうとるのか悩める。
この先どうなるか
元の躰に回復できるか
抗酸菌はしぶとく「たち」が悪いだけに
悩みが増えた
人間、老い、病いそして死を迎える（生老病死）
避けることのできない運命。
それは、もう生まれたときから始まっていた。
昔は老いの季節は短く
床に伏せてもそう長く家族の手を煩わせることなく
あの世に逝けた。
今は老いの季節は長くなり
デイサービスや介護施設では卒寿超えの老人はめずらしくない。
老い病み床に伏せたとき
他人(ひと）はどんな死に方を欲しているか
これからは生き方と同じく死に方も自分で決めていきたい
そう思いながら、
いま在宅で床に伏せている老人
生活のなかで「できる」ことが先細りし
自分が誰だかわからなくなる不安やもどかしさと
懸命に闘いながら生きている老人
幾たびの戦争と戦後の廃墟からたちあがり
自分は喰わずとも子ども（家族）を守ってきた老人
老人それぞれに人生があり誇りがあった
どんな老いの季節の終わりを迎えるか
バッドエンドか、それともハッピーエンドか
生き方、老い方そして死に方はひとつ
自分は
認知症を患った老いた母に対して
優しく出来なかったこともあった
なんで優しく出来なかったのか、と
退院したら
ひとりの老人は
最後はどこで過ごして生きたいのか
どんな死に方を臨んでいるのか
思っている以上に容易ではない。
初心に帰り
ひとりの老人の聲（呟き）を聴いていくこと
ひとりの老人の背姿（うしろすがた）は
一寸先の自分の姿でもある
タイトルに 「ありのまま」 と記してみて・・
観たことは無い、アナ雪を、思い出しましたけれど。
でも・・「そういうこと」 ではなくて
冒頭のお写真がとても素敵だと思いました。
私に、もし、絵心があれば、絵にして、残しておきたいと思いました。
＊ ＊ ＊
治療法を考えることって、マニュアルではない、と、おもうとき
本当に、お悩みが深いのだと感じます。
ほんとうに・・
治療法と同様くらいに、生き方、死に方についても、
「思っている以上に容易ではない」 なぁと感じますけれど・・
きっと、きっと、星光輝さまの おこころが
いちばん良い道を選ばれること、と、感じて、信じております。
だから・・どうか、・・
どうか、お元気になられますように・・☆
Ray
休日の中
早速コメントを頂き
あ・り・が・と~~
治療や退院後の躰のこと
ありのままに受けとめ
杖をつきながらでも
歩いていく
コメントから
そんなことを感じました
私が、「ありのまま」 と、記しましたのは
実は 「お写真」 のことなのです。
ペットボトルやら、時計やら・・
そういった、物たちが、置かれたまま、ありのままを
お写真に撮っていらっしゃることが、とても魅力的に感じられたんです。
その様子が・・
普段の星光輝さまの、ご年配の皆さまへのお気持ちに繋がっているように思えたんです。
他人（ひと）のありのままを、受け止めれていらっしゃる・・と・・
＊ ＊ ＊
目を閉じてみて、想像してみても
星光輝さまのご退院後に 杖 というお姿が 想像できません。
無責任に言葉にはできないことですけれど
私には・・ 想像できない、ん、です。
だから。
だから。
だから、本当にお元気になられることを、信じています。
Ray
整理整頓せず
ペットボトルは揃えて置かれぬまま
時計は長短針が動くものがいい
後は文庫本、スマホ２台、Ghana choco （ひとくちサイズ）が適当に置かれた
リバーサイドではなく、ベッドサイドテーブルです。
ひと月前か、ふた月前かに
右足裏に菌が回り
右足裏を床に着けると痛みが走った
それでそのときに
amazonから急いで
Snoopy の絵柄が無数に入った白杖を買った
いまは杖は必要としなく
走ることは「禁」ですが、歩けます
誤解を招く表現ですいません
SNOOPYが好きで
SNOOPYを見せたくて
「伊達」杖として使うこともあります