老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

しなかやに生きる

2023-07-02 05:03:36 | 老いの光影 第10章 老いの旅人たち
1977 しぶとく生きる



「しぶとく生きる」
97歳の文乃さん
長男夫婦の疲労困憊MAX状態にある

昨日の朝 「へるぷ」を終えたwifeから
長男夫婦は「疲れ切っている」、と話す。

長男夫婦に「たおられて」は
97歳の老母を看取ることができなくなる、と思い
チオビタドリンクを差し入れ・・・・。

「家に帰りたい」、と叫び退院して3週間になる。
退院せずそのまま病室にいたら、7日間ももたずにご臨終となったであろう。
それは家に帰れず生きる気力を失せていく。

長男は日に五度、老母の唇や口のなかを水で潤す。
舌、唇は白い「苔」にならず、ピンク色の舌を維持している。

「へるぷまん」の奮闘で床ずれは「ゼロ」

そのことで文乃さんは生きる気力を維持している
「もう危ない」、という囁きは何度も聞かれたが
SPO2は「98」の数値にある
血圧も100台をキープ
肩呼吸の症状にあるも「しなやかに生きている」