老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

大空と大地

2020-09-02 22:00:00 | 老いびとの聲
 1656 大空と大地


果てしない大空に向かい
子どもは飛翔(はばたき)未来を夢見る

広い大地に立ち
老人は躰を屈め 再び歩き始める

何処へ行くこともできなくとも
この地で根をはり力の限り生きる野の花
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信頼関係

2020-09-02 13:13:07 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
genkiと秋桜

1655 信頼関係

94歳の姑と70歳の長男嫁の関係は最悪
母屋に長男嫁 隠居宅に姑
姑は要介護2の認定を受けている

今年、梅が咲いた頃 長男は突然脳梗塞に遭い
手術は「成功」し2週間で退院できる、と言われたが
術後1週間もしないうちに病室で亡くなった

長男嫁は「夫ではなく姑に逝って欲しかった・・・・」、とポツリと話す。
「通院で車に乗せていくのも嫌だが、我慢してクリニックまで行っている」

姑は口が悪く、感謝の気持ちも言葉もさらさらなく
「家(うち)の嫁は何にもしてくれない。何にも食べさせてくれない」、と
事実を違うことを大きな声で他人に話すから
余計、嫁は頭に血がのぼり「もう、何にもしてあげない」、と訪問時に話される。

いまどうにか長男嫁は、弁当、総菜など買って隠居宅に届けている。
姑は気にいらないもの、食べたくないものがあるとゴミ箱に捨ててしまう。

デイサービス(週5回利用)に行っているときが
お互いに相手から解放されるが、それはいっときのこと
要介護3にならないと特別養護老人ホームに入所できないし
また国民年金受給なので月額にして2万円弱なので、経済的にも頭が痛い。

今週の月曜から37.6度の熱と下痢、軟便の症状が続き
デイサービスの協力も得ながらかかりつけのクリニックを受診した
昨日、今日も37.0台後半の発熱がある。
主治医に相談したところ、「少し様子を見ていきましょう。コロナウイルスではないし・・・・」
嫁は自分の車に乗せクリニックに行くのはできない
救急車を呼んでも同乗することはできない

信頼が根底から壊れてしまった家族
姑と嫁だけの家族
嫁は男孫(娘の子ども)を小学校まで車で迎えに行き
連れてきている。
息抜きでもあり癒しにもなっている

悩める家族で、要介護3になるのはまだ先のこと




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