ヘルズブログ

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ドラゴンランス戦記を読んで

2010-10-08 22:40:16 | マンガアニメ映画とかの感想
TRPGの祖、D&Dのノベライズ、
「ドラゴンランス戦記」を読んでいて読み終わりました。

ザックリあらすじ。
5年ぶりの故郷に集う冒険者達。
ハーフエルフで自分に流れる2種類の血になやむリーダー・タニス、
秘密と野望を抱えた魔術師レイストリンと
彼と双子で弟を溺愛する巨漢の戦士キャラモン
騎士道を重んじるスターム
偏屈な老ドワーフのフリントと
ケンダーの盗賊タッスルホッフ。

もう一名タニスの恋人キティアラが欠席のまま
久々の集合を喜ぶ友人達だったが
進行の軍勢によりきな臭くなってきた故郷と
そこにやってくる神秘の杖を持った平原人の男女。
彼らを助けた事から一向は、
神話の世界から復活した「暗黒の女王」と悪のドラゴンに立ち向かう
世界の命運を掛けた冒険に出る事になる。


いまや古典とも言えるファンタジーでありながら
単純なヒロイックサーガでなく、
血に悩むタニス、種族の民族意識の差、
愛情と大勢の運命を天秤に掛けても愛を取ってしまう苦悩など
精神面での葛藤と成長なんかを重点的に書かれていて
ジュブナイル的であるとも言える。

元のD&Dを詳しくないんだが本書が終わった時点で
ようやく善も悪もあるゲームの時代設定になるのかな?
ソーサリアン創世記みたい!


ところで面白いのが本書を訳してるのが
グループSNEの安田均氏なところ。

指輪で生まれたファンタジーが、D&Dになり、
安田氏を経由してソードワールドとかロードス島の
ジャパン・ファンタジーになっていくのを思うと、
D&D世界と実RPG両方の歴史の節目を見たと言う感動がある。
その進化が善かれ悪しかれ。

と、ちょっと読者だけ分かるようしておくw


急にドラゴンランスを読み出したのは
家にあったのが1番だが
昔からファミコンのD&Dが気になったり(レアさに於いて)
整骨院の先生がドラゴンランス大好きだったり、
ドラゴンランスパロをハロプロ同人でやると言う
暴挙を遂行する並外れたタフネスを持つ修行くんの作品の影響だったり、
ウォーハンマーと言うかシタデル社とD&Dの関係と
それを興味深く解説して頂いた圭さんの影響だったりもするので
すごく縁みたいな物を感じる。
ありがとうございました。

ところで本読んで思ったけど
やっぱりファンタジーはドラゴン戦だよね!
ブレス一発尻尾一撃で致命傷なスリル!

ウォーハンマーは人vs人の戦争だから(悪魔居るとか言うツッコミはなしで)
ドラゴンは騎獣か兵器だからちょっと違うんだよなー
モードハイムとかも違うのかしら?

その点だけはメイジナイト良かったなー。
ウォーハンマーでもベインブレイドくらいのドラゴン出たらいいのにな。
700Pくらいでソロバトルルールとか追加して。
ただの妄想だけどね!

全巻はないけど他エピソードの伝説やプールオブレイディアンスもあるから
まだまだゆっくり読もうっと!