ヘルズブログ

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レビュー~邪眼は月輪に飛ぶ

2007-05-30 00:17:33 | バカ文化
「うしおととら」の藤田和日朗がスピリッツで
短期連載でやっていたのがキレイに一冊コミック化。

~ストーリーのあらすじ~
むかしむかし見ただけであらゆる者を死なせる眼を持ったフクロウが居た。
人々は恐れおののいたが鵜平と言う狩人が立ち向かう。
鵜平が打ち落としたかと思った際、
米軍がやってきて邪眼を連れ去ってしまった。

そして時は流れ米軍から逃げ出した
邪眼のフクロウ「ミネルヴァ」は一瞬で東京を死の街にしていく。
邪眼を駆る為にやってきた米軍マイケル、CIAのケビンは
かつて邪眼を撃ち落としたと言う鵜平と
鵜平の養女で呪いを弾く力を持った巫女の輪を尋ねる。

米軍のあらゆる策をかいくぐり死をバラ撒く邪眼と
鵜平ら狩る物の壮絶な戦い─。
最後に生き残るのはどちらか…


なんて感じ。
とりあえず感想を言うと第一に
怖い
見られたら死ぬ。
あまりにシンプルで理不尽なルール。
さっきまで元気だった人が突如血を噴出し死んでいく。
街中で突然死が多発したら連鎖して事故でさらに人が死ぬ。
あまりにアンリアルでリアルな死が怖く
それが一気に物語へと引き込んでいく。


そして面白いッッ!!
アクション、ホラー、人情味、伏線、ちょっとギャグ。
大長編になりがちな藤田作品のエッセンスが1冊まで濃縮されてるのだ。
面白くない訳がない。
一気に読み進めて読後も興奮が残る激しさを持っている。

ちょくちょく出てくる村上ベスト面白マンガシーントップ1の
銃夢のジャシュガン戦を100js(ジャシュガン)とすると
常時90js以上をキープして
クライマックスは120js以上をマークしてると思う!
分りづらいw



ネタバレできないのが惜しいが
クライマックス後のエピローグ、ジュブナイル的オチのカタルシスは最強。

とりあえず最高に面白いマンガなので諸君読め。