横尾寛と平和の鳩

横尾寛と清水友陽の「平和の鳩」は札幌で演劇を検証し実践。
清水はいろいろと忙しそうだなあ。

TPS『秋のソナチネ』

2008-11-28 | 観劇した
TPS「秋のソナチネ」を観た。
ガンマイクを最前列で狙いながら。撮影の録音をしていたのだ。

面白かった。観て欲しいので詳しくはアレだが、ああなると、やっぱりそこから先は役者の問題になってくるなあ。
こいつのことを想像したい、と思えるかどうかということに。二組の兄妹が出るのだけど、説明はほとんどないから、あとは、その隙間を想像させるしかないのだ。
だから、同じくTPSの「春の夜想曲」の金沢碧さんはやっぱりすごかった。彼女の役に対しての説明はほとんどないのだけど(今回の登場人物同様)、それでもこの人のことを想像してみたいと思わせるものが、やっぱり碧さんにはあった。で、碧さん、体現しちゃうんだよな。すごいな。

役者を観て、想像したい。
それは、役者が観客の願いを引き受ける、背負う、というのとはちょっと違うと思うが。そこら辺を間違えると残念なことになる。

佐藤は、よかった。じょうずだった。芝居がじゃなくて、芝居のなかでやる、ある作業が。あと、木村。うん、木村くんね。

観てみて下さい。