横尾寛と平和の鳩

横尾寛と清水友陽の「平和の鳩」は札幌で演劇を検証し実践。
清水はいろいろと忙しそうだなあ。

東京でいろいろ

2008-11-21 | 日々
仕事で東京に行き、ついでに3本観た。
トラム:岡田さん演出の「友達」、コクーン・蜷川さんの「表裏源内蛙合戦」、アゴラ:青年団「冒険王」。

冒険王は前から見たいと思っていたので、丁度よかった。
私が平田オリザという名前を知ったのは、芝居などには全くかかわりも無く、山と自転車に明け暮れていた10代のころで、自分にとって平田オリザというひとは、今でも半分くらい「自転車の人」だ。
で、「冒険王」というのはイスタンブールの安宿に滞在する日本人長期旅行者たちの話で、つまり10代半ばに世界一周自転車旅行をした平田オリザの自伝的戯曲なのだ。
正直に告白すれば、私は芝居をみてこんなに切ない思いになったのは初めてだった。理由は分かってる。そこに登場していたのは、10代の私と私が旅の途上で出会った旅人たちだったから。戯曲の設定は1979~80年あたり、私が同じようにあちこちの安宿で同じように会話を交わしていたのはバルセロナオリンピックの年、1992年。
この13年後か、とか観ながら考えてた。

稽古だ稽古だ。
帰りの飛行機でメリーさん読んでて、ひとつ重大なことに気がついた。だいぶ重大だと思うのだが。それを今まで見落としていたことにもあきれた。
稽古だ稽古だ。大事なことは2回言うといいみたいだ。