~すてっぷ ばい すてっぷ~

川の流れに、雲のながれに身を任せるように

ザ・ゴーレム

2019年10月27日 20時59分00秒 | 映画
見てきました。


※ネタバレ注意


※ネタバレ注意



※ネタバレ注意
なんか、ホラーではあったけど、なんだかほっこりした感もある。
不思議な感覚。
胸がざわつく感じがある。



ゴーレムの見た目があまりにも少年すぎて、可愛らしさとか純真さみたいなものをゴーレムに求めてしまう。でもそこはゴーレムなんで、あの「何をするかわからない」雰囲気が恐ろしい。

創造主のハンナには従順に従う一方で、サラやパーラを殺してしまったり、食事のシーンで自らの足を刺したり、暴走(?)するところもあって、「手がつけられない」感じもあってハラハラしました。
しかし、あの食事のシーンで足を刺したのは何故なんでしょう。ハンナの「こいつ、のうのうと帰ってきやがって」みたいな怒りが出てしまったのか。それともゴーレム自身あの状況が気にくわなかったのか。

でもゴーレムに自我みたいなものはあまり見られなかったし、強いて言えばハンナ意外がゴーレムに危害を加えようとしているとき(パーラや司祭たち)だけ自発的に手を下していた気がする。
焼かれた村のなかで心臓ぬいて回ってたのは、ハンナを守るためだったのか。


そこからの最後はちょっと意外でした。
ハンナがゴーレムに息子を重ねていったあたりで「こいつ…はやくなんとかしないと…」感が出てきて、死なない息子と一生2人きりで生きていくつもりか?って思いました。
ベンジャミンとゴーレムの狭間にいて、ゴーレムのもとに向かったときに「あぁ…」って思ったけど、現実と向き合い受け入れたハンナによって土に還るゴーレム。
真っ赤に染まったゴーレムの真っ直ぐな瞳に、つい心が痛む感じがしましたね。

最後に羊皮紙を手にしたのはアビゲイルかな?
彼女がまたゴーレムを産み出してしまうのかは誰もしらない。




にしてもゴーレム役の男の子すごいね。
一言もしゃべってないよね。
見せ方もあるだろうけど、あくまで命を吹き込まれた泥人形を演じていてすごかった。
名前がわからん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする