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【雑記】農村体験実習(所感:農業を通じての仕事感)

2008-08-29 23:38:58 | 雑記

すでにホットな話題ではなくなってるのだけど、8月5日から授業の実習で福井県に農業をしに行ってきました。

以前適当な写真だけ掲載したエントリーはこちら
【写真】農村体験実習(写真のみ)

自分は福井県坂井市のメロンやスイカを作っている農家さん宅に泊り込みで3日間ほど作業をさせていただきました。
作業日数はたがが3日足らず。品川初の鈍行で徹夜しても大丈夫と余裕綽々で乗り込んだ福井県。
さして体力もない自分が炎天下のなか徹夜明けの体で挑んだ農作業。意識を保つのもやっとのなかビニールシートを解体しながら思ったことです。

ちなみに3日間で主に経験した作業は
・ビニールシートの解体
・芋ほり
・スイカと、メロンのつるの回収、焼却
・くさったトマトの回収 


一見、地味~な作業から農業に対するイメージどおりの作業まで隈なく経験させていただきました。
そして、いろいろと農作業や生物に対する知識を与えていただきめちゃくちゃ楽しかったです!

その裏で、やはり農作業を毎日続けて行くのは本当に大変だろうと感じました。
暑いし、腰は痛く苦なるし、手はかぶれるし。

ここからがタイトルに書いた農業を通じて考えた仕事感のはなし。
農作業をすごく大変だと感じたけれど、実際それだけが大変な仕事と認識して云々言うのはどうなんだろう?
ビニールシート内の熱に犯されながらふと頭をよぎったことです。
体力を使うか精神力を使うか、また、どこで何が辛いと感じるかの差はあるものの、自分の周りで「仕事」に従事している人を見ると、農作業もデスクワークも否応なしに各所に大変な部分を含んでいる。

結局、現在学生レベル経験している物事を「仕事」レベルに落とし込んで考えるとそこには一定の辛さが至極当然のように絡んでいて楽園など求めちゃいけないんだろう。

よって、農業に対して多少なり潤いのある素敵な生活をイメージしていた自分の甘さを痛感し。
某SNSによく掲載されている、WEBデザイナーになったら簡単にいくら稼げますよ~見たいな広告にイラっときたりした。(まぁ、商売で出してる広告だから仕方ないが・・)

だから自分が働くことをイメージする上で楽な「仕事」を探すのは酷く滑稽なことだと思う。
どうあがこうと、どんな仕事にも
「大変さ」「辛さ」とかが共通項として含まれているんだ。
じゃぁ、どうするのといわれたらそこで「やりがい」、とか「報酬」とかそういった就職活動前(笑)なワードが脳裏をよぎります。
楽な仕事に逃げようとかそんなことは思っていなかったけど、それでも農業に対して多少甘い考えを持っていたことに気づいた上で、仕事ってどんなものでも大変なものだという思考を何度か頭に叩き込んでおけば自分が働くことになるうえで掴んどかなければならない共通項のひとつ上に位置するであろう本質的なモチベーションに近づけるのではないかと。。云々。

ひょんなことで普段考えない仕事についていろいろ考えるきっかけを与えられただけ(もちろん得たものはそれだけじゃないけど)でも今回の実習に参加してよかったと思います。。


(笑)