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Some day in the rain

2007-07-15 18:55:58 | 雑記




昨日まで東京を台風が通過するという話が出ていましたが、お昼に目覚めてみると台風は南海上に移動していました。

案外楽しみにしていたのに少し残念です。。

昨日は2週間ほど前から予約していたToyoda Hitoshiさんのスライドショーを見てきました。

Toyodaさんはニューヨーク生まれのフリーフォトグラファーで現在は旅をしながら撮影した写真を写真と少量の文章のみで構成された日記形式のスライドショートにして日本やアメリカで発表しています。

僕自身Toyodaさんのことは名前を聞いて写真数枚くらいを見たことがある程度で、実際にスライドを見たことはありませんでした。しかし、6月末の授業で彼の話が話題に上がり、スライドショーの案内がされていていたので勢いに任せて予約した次第です。

スライド自体は1時間半程度で無音の中で行われます。

彼の過ごしてきた空間と時間を第三者の視点からではなく彼自身の視点から覗いているみたいで、人に見えているものと僕に見えているのが違う事を再認識させられました。

彼の視点で彼が過ごした世界を見ることが出来たとはいえ、僕とは違う人間が経験してきた事を写真にしているわけなので、写真を撮影した際の僕の心情がそこにあるわけはなく、写真を撮影した際のToyodaさん自身の心情を考えることに夢中になり、気がついたらスライドを見ている最中は僕自身の時間感覚を喪失してしまった感じです。

我に返ったときはスライドが全部終了したときはなんかボーっとしていて、自分が何なのやら考える変なスパイラルを起こしているみたいでした。

スライド終了後の舞台挨拶でToyodaさんが

「スライドの画面に写真が現れてくる瞬間ではなく、スライドの画面から写真が消えていく瞬間を見て欲しい。」

と仰っていましたが、いまだに真意はつかめていません。

「消えていく物や、過去への儚さ」とか色々と単純な答えは出てきそうですがそんな単純なものではない気がします。

まぁ、もうしばらく考えてスライドを作った本人しか真意は分からないみたいな回答にとどめておくのが一番きれいなのかもしれませんね。

人と僕の見ている世界は違うのだから・・・




いろいろ考えることが出来ましたがちょっと頭が疲れた一日でした。。