HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

個別の作品です

2006年11月25日 | Weblog
今日からは、一つずつの作品をご紹介します。どう見ても書初めなんですが、場面は夏。作品世界の舞台であるふわふわ島は、いつだって夏、という設定のようなものがあるのです。

ところで、ぼく自身は共同制作にメンバーの仲の良さのようなものは必要ないと思っています。というのも、あまりにも強い友情のようなものが基盤となっていると、それは非常に狭い世界になってしまって、やっている当人同士は気持ちよく阿吽の呼吸で仕事ができるからいいでしょうが、外から見ていたら、何をやっているのかまるで分からないということになってしまいかねないと思うからです。

おそらく確実にどこか一点で結びついていればいいのであって、それを基点とした信頼関係さへあれば、後はどれほど考え方や性格が違っていても何とかなるのではないかと思うのです。というのも、共同制作なんていうものは基本的に意図的になされるものだから、全員がきちんとルールを守って仕事をするということに徹すれば問題なんてないはずだからです。

それに何度かやっていれば、その仕事だけでは収まりがつかない自分の部分に気づくはずです。そうなったときにはまた自分の仕事も始めればいいのであって、一番最悪なことは共同制作をしていることで仲間に寄りかかって自分からは何もせず、雛鳥みたいに口をあけて誰かが何かをくれるのを待つ状態に慣れきってしまうことです。

会社でも、嫌だ嫌だといいながら毎日仕事に来たり、辞める辞めると言いながら、さっぱり辞める気配のない人っていますよね。そんな人たちの気持ちも分かるのですが、彼らは、やっぱりぼくが言うところの雛鳥の状態なんですね。自分から歩いていくつもりがないのです。

長く絵を描いていると、時には人から仕事しながら絵も描いて大変だねと言われますが、確かに大変だけど、これほど充実していることはないと思っています。なぜってこれこそ自分が自分の足で歩いていることの証拠だからです。後、問題があるとすれば、もしぼくが長生きしてあるいは病気や事故で筆も持てないぐらいになってしまったとしたら、どんな風にして、自分で何もできない自分のことを納得するかではないかと思います。


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