HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

ギャラリーについて

2008年02月22日 | Weblog
今個展を開催しているギャラリーですが、ANDLABというロスにあるスペースです。
デザイン事務所とアートスクールも運営しています。(この辺りの話をすでに書いていたらすいません)
いわゆるオルタナティブスペースというものに近いのかもしれませんね。

とにかく、あえて自分が展覧会の具体的な部分に関わると言い出さない限り、企画や展示、プロモーションはギャラリーのスタッフがすべて実行してくれます。いろいろな意見はあると思いますが、ぼく自身は、作者が作るところに集中せざるを得ない、このようなあり方には賛成です。

というのは、アートというのはどこか作者一人の力だけで出来上がるものだという感覚が一般的じゃないかと思うのですが、実際は多くの人間が関わってはじめて実現します。

やっぱり社会の縮図といえるような部分があって、それを忘れてアートに向き合うと、アーティスト=天才みたいな、何か特別なものみたいに見てしまい、アートがまったくポピュラーにはならないんですね。

一面、ギャラリーと作家の間に信頼関係が生まれなければ、これは最低なシステムになりますよね。日本の貸し画廊のほうがよっぽど気が楽だし、思い通りにできる分ましかもしれません。

けれども、それぞれの職分についてはプロフェッショナルだという姿勢を貫くアメリカのあり方は、好感が持てます。

向こうで相方に言われて気づいたのですが、背筋の曲がったお年寄りがまったくといっていいほどいないのです。どんなに年でも、かくしゃくとして歩き回っているのです。

生きることの緊張感がそうさせるのかなと、ふと思った今回の滞在でした。


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