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「道楽者のつぶやき・・・」(第28回)

2016年02月20日 10時17分27秒 | Weblog
皆様、ごきげんよう!
暖かくなったり寒くなったり、
気候がころころ変化しますので大変ですね。
インフルエンザも流行している様子ですので、
お気をつけください。

さて、絶賛好評開催中の「ルパン三昧」ですが、
今回はルパン三世 1stシリーズの中でも、
私が個人的に好きなお話、
第21話「ジャジャ馬娘を助け出せ!」についてです。

ストーリーですが、
ルパン三世の父親、ルパン二世の元相棒であるケン牧田の娘リエが、
かつての仲間ジョージ滝川の人質に取られてしまいます。
リエ本人は父親の知り合いの経営する牧場に遊びに来ているぐらいのつもりです。
警察に言えないケン牧田の依頼を受け、リエの救出にルパンは向かいます。
ケン牧田はルパン二世の仲間で世界一の金庫破りだったのです。
仲間だったジョージ滝川から新たな盗みの仕事の依頼を受け断った為に、
何も知らないリエを人質に取られてしまい、ルパンに助けを求めます。
ルパンに誘拐されたと思い込んだリエは、
暴れてルパンと次元を困らせます。



隙を見て警察へ通報、銭形からも追われることになるルパン。
ヘリコプターで追撃する滝川たちは、
リエの救出に来た銭形たちにも発砲しますが、
リエはまだ父の知り合いの滝川を信じています。
しかし森林鉄道で逃げる時に襲ってきた滝川の部下の言葉を聞き、
ようやく事実を理解します。



滝川や銭形の追跡を振り切ってケン牧田の元にリエを送り届けたルパン。
再び自分が誘拐犯としての汚名をワザと着たまま銭形に追われることに・・・。


この第21話はやはり高畑・宮崎演出であり「カリオストロの城」や、
他の宮崎アニメに相通じる部分がたくさんあり個人的に好きなお話です。
宮崎アニメの18番とも言うべき「逃走劇」というお得意のストーリーですが、
その良い意味でベタな感じと演出が抜群です。

前に紹介を致しました第11話「7番目の橋が落ちるとき」でも、
ルパンは少女を助ける役を演じますが、
この話のリエとルパンは「カリオストロ」のクラリスとルパンの関係と重なります。

ルパンと追手から逃げる時に笑顔で楽しんでいるリエ。
その笑顔に誘拐犯としての泥棒ルパンから信頼できる味方のルパンへ変化している、
リエの内面が感じ取れます。

父の過去(金庫破り)を知り取り乱すリエに優しく接し、
追手の銃弾からリエを守ろうとするルパンのカッコイイこと。

銭形たちがルパンを逮捕しようと待ち受ける鉄橋に一人で行き、
銭形に「ルパンは?」と聞かれ、
「警戒が厳重なので、私を置いて逃げました・・・」と棒読みのセリフを言いウソをつくリエ。

父の過去を知りそれを許し、警察にウソをついて、
一回り大人に成長したリエの涙にこちらもつい涙してしまいます。

この第21話はまさに後の「カリオストロの城」の原型であり、
リエという少女の成長の物語です。
1stシリーズの中でも5本、いや3本の指に入る名ストーリーでしょう。

まさにタイトル通りのジャジャ馬娘のリエを引き連れての、
逃走劇は大変軽快で面白く仕上がっています。
ハードボイルドはどこへ行ったのか・・・?(笑)
そしてその中にルパンの優しさ、愛情、
リエの成長、心の葛藤が描かれているとても感動的な話となっています。

皆様も是非一度ご覧ください。

また、残念なことにこの回から毎回おなじみのエンディング、
次回の予告編は無くなってしまい、
ルパンの後に放送予定の「超人バロム1」の予告が流れるようになります。
視聴率の低迷を受けて番組の打ち切りが決まってしまったことが、
この回で初めて視聴者に知らされてしまうのでした。

寂しい限りです・・・。




なんと!私、

「超人バロム1」も好きで見ていた裏切り者です。



バローーーーーーーーム ワン!!
誰か私とバロム1に変身しませんか?


大分店 ヤマモト