江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

救おう!森のいのち 考えよう!森の未来

2008-06-29 | Weblog
昨日は、9時~17時まで、丸一日、
「救おう!森のいのち 考えよう!森の未来」という
森林についてのシンポジウムに参加しました。

英国の大学教授、米国の環境研究センター副センター長、
同じく米国の大学ロースクール教授、東北大学教授
主催者の河野昭一京都大学名誉教授から
英国・米国の森林の状況、国立公園の法整備などについて。
学術的なことももちろんありましたが、
素人でもわかるご説明をいただき、理解できました。

また、沖縄のやんばるの森や、大雪山国立公園、
日本の森林関連法整備についても、実務報告がありました。

五感に大いなる効果をもたらす森林。
森林を保全・保護することによる経済効果は、
長期的に見る必要がある。
森林破壊・伐採による経済的効果は、短期的であり、
さらには一度は成果をもたらすが、それきりだと。

森林を伐採すると、土壌・生態系破壊となり、
再生をするのはきわめて難しい。

倒木しても、皆伐すべきではない。
倒木も再生する回復する能力がある。
これまで、歴史が物語っている。

米国では、国立公園の木は、伐採禁止ですが、
日本では、そうはなっていません。

私たちが、今、森を守るために何ができるのか?
シンポジウムの中で提案されていました。
① 国立公園内での伐採は全面的禁止
② 国有林内での天然林の伐採の禁止
③ 生態系の保全を中心とした制度の確立
今、これらが日本の私たちに求められ、
声を出すことができることだと
おっしゃっていました。

大雪山国立公園の天然林伐採については、
6月19日北海道新聞で掲載されていますが、
STVでも6月27日に放送されていました。
http://www.stv.ne.jp/news/streamingFlash/item/20080627191224/index.html

今後も、折を見ながら、
森林のお話は、紹介していきます。

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