Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

いらっしゃいませ。お独りさまで?どうぞお好きな席に。戯れ言、繰り言、かあるくかるく。

2021-05-11(火)…はりねずみ

2021年05月11日 | 2021


朝、お袋を迎えに行く。
ケアマネさんも来ている。

ショートステイの職員から
「おかあさんの行いが問題で、これ以上、預かれない」
「退所してもらいたい」とのことだった。
職員の方から話をお袋の行動について話を聞いた。
「脳外科に紹介状を書いてもらい、精神科のある病院に入院したほうがよい。」とのこと。

話が急展開過ぎて、俺はついて行けず混乱したまま、お袋の脳外科を受診に付き添った。
医師が、ショートステイ先からの医師宛の文書を俺に見せてくれた。
医師は、俺が何が何だかわからないまま、ここにいることを、察してくれたのだと思う。

そこに記されていたことは、息子の俺には少し衝撃的な内容だった。
でも、俺は字面だけで受け止めることができなかった。
まさか…としか、まさか…とも思えなかった。

医師はすぐ紹介状を書いてくれた。
支払いを済ませ、医院を出たところで精神科のある病院に電話をする。
「母親のことで相談したいんですが…」

混乱したままの俺。
なんでお袋は精神科なの?
お袋の何を治すの?
わかんないんだけど?
車の中でお袋はきょとんしたような感じ。

受診は終わった。
お袋はどこへ帰ればいいんだろう。
家に連れ帰ればいいのかな?
ショートステイからは退所を求められちゃったし。
どうすればいいんだろ。
受診の領収書と一緒に
ショートステイ先への回答文書があることに気がついて
一旦、文書を届けがてら施設に帰ることにした。

「入院は決まりましたか?」
「いや、病院は、入院の検討はしてくださるということで、入院日が未定なんですが…」
「え? 入院決まってないんですか…」
話をしていると、これ以上は預かれないという空気が伝わってくる。


「今までありがとうございました。一旦、家に帰って準備をして、お袋を4時頃、迎えにきます」

護ってくれるところがなければ、俺が護らにゃ。
勤め先には、入院が決まるまで、休暇をとる旨を伝えた。