Zen禅

心理学に基づく坐禅の研究-心の風景を眺め、流れていく気持ちの音を静かに聴く(英訳)

Using up使い切る

2022-07-20 | 住まい関連

 

 

 

年を取るにつれ過去は長くなり、

未来は短くなる。

As we get age, the past becomes longer,

and the future is getting shorter.

現在だけは過去にも今にも同じ刹那な瞬間であるが、

今に生きることはそう簡単でない。

Only the present time comes to sense the same

instant momentary in the past and now

but capable of living in the present is not that easy.

 

 

先月、突然押し入れの片付けをしたことがある。

Last month, all of sudden I cleaned up

all the closets in my house.

大掃除をすることになると

私は引き出しの中から整理を始める癖がある。

My cleaning habit starts with organizing

the inside of drawers when I decide to clean up.

 

引き出しから始めてから

押し入れの中の物を全部出して、

種類別にまとめていく。

Starting with drawers and taking out all the pieces of stuff

then getting organized by type.

それから床掃除を始める。

After that start the cleaning floor.

 

なので、掃除にスイッチが入ってしまうと

少なくても5時間以上はかかる。

For that reason, when the switch turns on

it takes at least more than five hours to finish.

 

その押し入れの片付けをした時に、

使っていない物があまりにも多くて呆れてしまった。

When I was cleaning closets,

I was like astonished by having too much stuff

that I did not even use.

 

押し入れの中の物は

買ったままに値段のタグがまだついているのもあって

一度も使ってなかった物がほとんどであった。

Some of them still have price tags on them

and have mostly never been used before.

 

いつか使うことを想定して買って置いたのに、

使う時が来なくてそのまま放置され、

押し入れゆきになったのだ。

I probably bought them for planning to use someday

but the time didn’t come to use,

so they were sent to the closet and left behind.

いつか使うつもりで買ったのだが、

そのいつかの期限が短くなっている。

I purchased it to use for a case

but the period of time of someday has got shorten.

 

いつも使っている物は限られていて、数も少ない。

Things that I always use all the time are limited and few.

なのに、買い物に行く度に

使えそうな物があると買ってしまう。

Although every time I go shopping,

I intend to buy it because I will be going to use it.

 

私がボケないで余命を全うすることができるなら、

多く見積もりしてもせいぜい30年あまりになる。

If I am able to live my life without dementia,

the time length would be proximately 30 years at most

with a rough estimate.

 

だけど、今まで買っておいた洋服や靴などは

これから年相応にならなくなるし、

持っている多くのブランドバックは

見せびらかす機会さえ持てなくなる。

However, the dresses and shoes I bought

will not be a reasonable outfit for my coming age

and the high-priced brand bags I have

they would not have the chance to show off.

 

常に家事をやっているから、

高価な指輪はつけたことさえ無ければ、

汗を流すからネックレスもしなくなった。

The housekeeping I always do,

it never allows me to put

an expensive jewelry ring on my fingers,

the sweating on my neck neither allows me

to wear any of the necklaces.

 

キッチン用品もあれば便利と思って

セットで買い貯めているのは

キャビネットの奥にしまったまま、

場所を陣取っているだけだ。

The stocked kitchen utensils in the corner of the cabinets

purchased for being able to ready in case of use,

but they are just being occupied rooms in the cabinet.

 

あんなに買い貯めていた自分の貪欲さに

驚きながらも情けない感じがした。

While I was astonished at my greediness,

how could I just buy and stock such many,

and it made me feel miserable.

 

結局、11箇所もある押し入れを片付けを終えてから、

自分の老いについて考え直した。

In the end, when after cleaning up all the 11 closets,

I reconsidered my process of aging.

 

『使うつもりで買ったなら使う』

『Use it, if it was going to use』

 

『あるものを使い切る』

『Use up possed stuff』

 

『買い貯めをしない』

『Do not buy for a stock』

 

上の3つの項目を日常の規定に定めた。

I decided above three lists as my daily regulation.

 

掃除を終えてから老いることはもしかして

何かが減っていく、

あるいは物を減らしくいく作業かもしれないと思った。

After the cleaning-up,

it made me think that

aging is lessening something

or a work of reducing pieces of stuff.

 

 

注)添付した写真は隣の市にある公園で撮りました。

 The attached picture was taken at the park in my neighborhood city. 

 


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11 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (取り返しのつかなさ)
2022-07-20 09:06:36
可能性が縮減していくこと、
自分自身に遅れをとること
自分という存在の負担

ZIP
返信する
Unknown (なるほど~)
2022-07-20 09:42:20
自分自身に遅れをとる、あるいはとられることですねー。
なるほど、です。
レッスンの時に新しい技を習っても
すぐにできないです。
まさに遅れている、非常に、です。
そんなにゆっくりじゃないよ!と先生は怒るのですが、
なにせ、Windows90のままですからね。
花子と太郎のプロッピディスクなのです。
アップデートもできなければ、
バックアップもできない、遅れ大航海時代なのです。
だから、遅れをとって
先生といつも大笑いしているのですけどね。

笑って飛ばすしか技がないというか、
情けないというか、はあー
返信する
Unknown (三面相)
2022-07-20 10:03:01
今回も心に残る記事がたくさんです。
今断捨離をしているのでそのことです。
昨秋母が亡くなって母のものはほとんど終わりました。
さて自分の物なのですが思い出との葛藤でなかなか捨てられません。
今要らないもの、今使ってないものは即処分の原則と思いつつ断捨離が進まないです。
返信する
Unknown (閑斉)
2022-07-20 15:12:53
今回のお話は自分の身にも詰まされるものでした。

翻って体は使い切っているかと言えば、あちこち痛んでいるのでしっかり使ったことになるんでしょうね。

でも、脳は普通1%くらいしか使っていないと聞いたことがあり、もったいない部位です。
でも、使い切って頭が痛くなるのも考え物ですから、脳は使い切らない方がよさそうです。

変なことを考えてしまいました。
返信する
Unknown (笑えない話)
2022-07-21 22:02:33
自分自身に遅れをとるという事は、元の自分が取り戻せなくなるということです。
元の自分を取り返す可能性が徐々に失われていくということです。
つまり、現状を維持することさえ困難になるわけですから、まともに起動しないOSで一太郎や花子を動作させようとするわけです。
要するに、一太郎や花子が使えなくなるのではなく、Windowsが壊れてPCとしての秩序が保てなくなるということです。

ZIP
返信する
Unknown (三面相さまへ)
2022-07-22 03:12:57
断捨離、本当に難しいですよね。
私も日本でのものは不要なのに、捨てられないです。
亡くなられたお母様の物は分別しやすいのでしょうけど、
そのものが自分の思い出と密接に関わっていると
そうですね、難儀ですね。

いずれ、決断しなければならない時がくるんでしょうけどね。
返信する
Unknown (閑斉さまへ)
2022-07-22 03:15:45
いつも面白いコメント、もう勝手に期待しちゃってますね。
が、脳は使っても使っても痛くならないとおもいますけどね。
むしろ、使っていない時に使おうとすると頭がガンガンしますね。
返信する
Unknown (無理に笑う)
2022-07-22 03:20:38
まーね、厳しい現状ですね。
昨日のレッスンでも
先生が私の動きをチャリーチェプリン動作のように
再現?してくれて
本当にマジで笑いましたよ。
OSのところか無声映画時代でしたね、まったく。

ZIPさんへ
返信する
過去・現在・未来 (のしてんてん)
2022-08-09 09:23:26
笑い話です
妻の母親が亡くなりました。それで妻の実家の大掃除に私も手伝いに行きました。
妻が使っていたかつての子供部屋を皆でほこりまみれになりながら片付けていた時です。
箱や袋が出て来たら、中を確認して妻が判断して99%は捨てるものばかりです。
ある小箱を開けたら、ぎっしり封書が詰まっていました。
「こんなん置いてたんや」
妻の聞きなれない妻のトーン
「読んでみる?」
ニヤニヤ笑っています。
なんとなく見覚えのある感じがしてみるとそれはなんと、私が出した妻への封書の束。
読めと言われて手紙を取り出したものの、読めるものではありませんでしたね。当時の真剣さがこんなにも滑稽で違和感があって、気恥ずかしいものだったとは。
妻は笑って、半分詰まったゴミ袋に惜しげもなく捨てました。
彼女の手からこぼれた封書を私は急いで拾い集めて投げ込みました。
二人で笑いました^よ^
過去とはこんなものなのでしょうかね。
同じように古い私の作品も出てきましたが、そちらの方はすぐに今の自分と繋がって懐かしかった。
返信する
Unknown (のしてんてんさんへ)
2022-08-12 13:06:59
私なら捨てられない、絶対に捨てられないと思います。
ふたりさまはサラサラ、勇気がありますね。
その滑稽にまで取られる真剣さ、過去の気持ちが燃えた記録
本当に捨てるしかないなら
燃やす方法もあっただろうにと。

捨てると、残る気分が残りますよね。
燃やすともう完全に無くせるから
私は燃やすことを選ぶのかな。

私も昔の友たちからもらった手紙を
未だに持っています。
塾やってた時の生徒の記録
塾新聞など
どうしても捨てられなくて
倉庫に保管?しています。

でもまあー私だけに関連するものは
燃やす気にもならなくて
ゴミ袋にポイポイできます。

私の夫は捨てられない派で
何も保管しています。
でも私の家具類や物の引っ越し船が
日本からやっと配送された時に
彼の家具類や持ち物全てを
トラック2台で捨てることに
同意してくれました。
私も移住のために
トラック4台分(塾と住んでた家の分)を捨てましたね。

奥様はもらった手紙類を全て保管していたのでしたね。
返信する

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