少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

誰かが怒ったとき

2005-06-13 23:12:39 | 哲学
身の回りの誰かが怒ったとき、それは多分自分に原因がある。でも、自分とは全く関係のないことで怒っているように見えることが殆どだというかもしれない。

全くその通り、周りの人がみんな自分のせいで怒っていると思ったらたまったものではない。

でも、良く見てご覧。身の回りのみんなが怒っていないかい?そう自分がその原因を作っているから身の回りの人がみんな怒っているんだ。それが観察から得られる最も確からしい推論だ。

人は自分の姿を見ることが出来ない。それは物理的に見えないという意味以上の意味を含んでいる。人は自らの行動の意味さえも見ることは出来ないのだ。それを、周りの人々の反応から類推するしかないのだと思う。

自らを見つけるために人は回りに働きかける。写真も同じ。何をとるのか、それをどのように撮るのか、そんな一つ一つの要素に写真家自らが投影されているに違いない。

なぜ僕はマクロ撮影をしたいのか。なぜ、モノクロなのか。なぜ花を撮るのか。そんな事柄の全てに意味があるに違いない。まだ、それは雑音の中に埋まっていて、僕の心はそれを見出せずにいる。

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