少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

月のスケッチ(TOBIAS MAYER)

2008-02-17 21:23:42 | 天体観測
Televue 85, Nagler V 16mm BinoView

季節風が強く、ゆらゆらとクレータは揺らいで見えるが、それでもしばらくじっと見ていると風が収まる瞬間がある。コペルニクスクレータのそばにある複雑な地形をスケッチした。真ん中に見える2つのクレータがくっついているのがトビアスメイヤー。スケッチは75倍ほどの倍率で描いたが、そのあとでパワーメイトを入れて190倍まで拡大してみた。もちろん揺らぎは多くなったが、それでも月面のかなり小さな形状がわかる。思わず息をのむような光景だった。コペルニクスからの堆積物だろう。白い筋が斜めにいくつも通っている。

双眼装置は月の観察専門になっているが、リラックスしてベランダから両目で月を眺めるのは、本当に楽しいね。笠井トレーディングで買った微動付きの経緯台も大いに役立っている。こういう倍率ではフリーストップ経緯台ではちょっと苦しい。ただ、笠井の経緯台、振動が大きいのがちょっと気になる。もうちょっとダンピングを大きくして揺れを抑えたいところ。

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