はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

嗜好品

2014年01月11日 | 糖質制限食
”中毒”。おかしな日本語ですよね。毒にあたると読むのでしょうか。(個人的な当てずっぽうです)
英語では adiction ですが、耽溺(たんでき)という日本語訳もコンサイスに記載されています。これは耽(ふけ)って溺れるですよね。
耽という字は耽美主義とか、恋愛に耽るを連想しますし、溺も溺愛を思い浮かべますので、中毒よりも耽溺の方が聞こえがいいかも......
などと考えていたら 溺死という言葉を思い出してしまいました。m(_ _)m
動詞は adict で be adicted to〜 と使われます。
私はさしずめ I am adicted to alchol. でしょうか。これからは、”アルコール耽溺者です。”と名乗ることにします。
溺死が待っていそうな気もしますが.....

覚醒剤中毒、アルコール中毒、ニコチン中毒など様々な中毒者が巷に溢れています。
しかし、皆、それを自覚して、恥ずかしいような、後ろめたいような、マイナスの気持ちを胸に抱いています。
ところが最大派閥である炭水化物中毒者は逆に胸を張ることが多いようです。
”私は甘い者には目が無い。””とにかくご飯が一番好きです。”などと自慢げに話します。
”一日に一回は必ずうどんを食べます。”と自慢する人が多数いる県もあるようです。
なぜ、自慢げに胸を張るのでしょうか?
このことを考察していたら、”嗜好品”という日本語にたどり着きました。
夏井睦先生がその著書、”炭水化物が人類を滅ぼす”で、穀物を、”美味だが摂取しなくていい食材の一つ”と述べられました。
また、”糖質は嗜好品だ”とも述べておられます。
すなわち、炭水化物もタバコや酒と同様に、単なる嗜好品に過ぎないのです。
ところが炭水化物中毒者は炭水化物を単なる嗜好品だとは思わずに大切な栄養素だとみなしているのです。
このことこそが胸を張る理由なのです。

私は炭水化物が単なる嗜好品に過ぎないことを、患者さん達に喧伝していきます。

今朝、夏井先生から私のもとへメールが届きました。
先生の、”新しい創傷治療”というサイトの「糖質制限で糖尿病治療をしている医師」のリストに加えていただけたそうなのです。
アクセスしてみると、熊本県では私がまだ2番目のようです。

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