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はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

ランとモモの変遷

2018年01月19日 | 
むかしの全く手を加えない二匹の姿は



ひどいですよね。
落ち武者や浮浪児を連想させる風貌です。
ミニチュアシュナウザーは必然的にトリミングが要求される犬種のようです。
そこで、まず、ランを自己流でカットしてみました。



次に、モモの顔をカットしました。



しかし、スタッフに非難されましたので、結局ペットショップでトリミングしてもらいました。



ずっと立ち会ったのですが、一匹に2時間もかかります。
細かい作業が延々と続きます。
トリマーを目指そうとした私の夢は粉々に砕け散りました。



ランのまつ毛の長さは驚異的です。
落ち武者が美人に変身しました。




医療ミス

2017年10月20日 | 
さきおとといに、ランの頭部をカットしたのですが、首から下の部分とのバランスが悪いと指摘されました。
そこで、昨日は下半身を軽くカットすることにチャレンジしました。

バリカンを軽くあてていくのですが、なかなか難しく、特に毛玉があるとうまくいきません。
そこで、毛玉の処理を始めました。
毛玉をハサミで除去していたのですが右手(右の前足?)で皮膚ぎりぎりの毛玉をカットしたときに皮膚を切り取ってしまいました。
初心者にありがちな医療ミスです。
しばらく止血して、ランにペロペロ舐めさせて(犬の唾液には消毒力があります。)プロペト軟膏を塗布しました。
医療の発展のためには犠牲はつきものです?

中途半端なカットに終わりましたが、結果は下の写真のごとくです。




トリマーを目指して

2017年10月17日 | 
8月12日に交通事故でサラを亡くしてから、つらい日々が続きました。
元来、独りぼっち恐怖症であったランは悲惨です。
診察などでどうしても独りにならねばならぬ状況では、”ヒーン ” と悲鳴をあげます。
私もランも苦しい数日間を過ごしたことで、ランのためにも私自身のためにも、もう一匹シュナウザーを買おうと決心できました。

そして友達の獣医に、またまたお願いして8月24日にモモがやってきました。
モモというネーミングはスタッフの希望に沿ったものです。
7月3日生まれの2ヶ月足らずの子犬でした。





モモはすぐにランと仲良しになりました。
スタッフがモモを抱くと、ランは取り上げられるのを警戒してか、まとわりついて心配そうに見上げます。
さてツーショット写真でお分かりのごとくランは不細工です。
落ち武者かプレデターのような雰囲気の上に、丸々と太って見えるので、先日はイノシシと間違えられました。
来春にペットショップでカットしてもらいに行く予定だったのですが、頭部だけでも自分でカットすることにしました。



このようなグッズと



バリカンも大小2つ購入して、You-Tubeのカッティング動画を参考にしてトライしました。
その結果が、これです。





まあ、賛否両論あるようですが、私自身はシュナ顔になったので満足しています。
これまではシュナウザーを飼っている人から、” これってシュナウザーですか? ” と質問されたりしていたものですから。

消耗 by 悲しみ

2017年08月16日 | 


8月12日に愛犬サラが車にはねられて死亡しました。
それまで車道に飛び出したことは一度も無かったのですが
私のしつけが甘かったようです。

その日から不幸な毎日が始まりました。
毎朝目を覚ますと、真っ先にサラの不在が私の胸を重苦しくさせます。
生き残ったランを抱きしめると、二匹でじゃれ合っていた頃の光景がトゲのように胸に突き刺さります。
部屋の中、車の中、公園、駐車場、どの場所も二匹がじゃれ合う姿を思い出させます。
明るく平和で楽しい記憶が私を苦しめるのです。

もともと独りぼっち恐怖症だったランは哀れです。
診察などで部屋に置き去りにしようとすると悲痛な鳴き声で自己主張をします。
最近ではあきらめたようですが、当初はサラを探し回っていました。
風呂場や倉庫を、そして公園に連れて行くと、そこでもサラを探しているようでした。
その姿が哀れで、わたしの胸をさらに塞ぐのです。

ラン一匹を公園に連れて行っても、もう全力疾走をすることはありません。
犬同士の追いかけっこが、全力疾走の唯一の絶対条件だったのです。

私はこの4ヶ月間、ほとんど毎夕二匹をを散歩に連れ出しました。
そして私は公園を20分間全力で歩くのです。
犬たちは私に付いてきながらも、バトルと追いかけっこを繰り返します。
生後2ヶ月から始めた毎日の英才教育ですから、ランとサラの脚力は同級生の中ではズバ抜けていたと思います。
公園から帰宅すると、毎日二匹をシャワーで洗いました。
もちろんぬるま湯をかけるだけのシャンプーレスです。
バトルで転げ回っていますので、全身が草まみれの泥まみれなのです。
一匹ずつタオルで拭き上げてドライヤーをかけます。
犬たちも幼い頃からのルーティンですのでほとんど抵抗することもなく身を任せていました。
毎日これらをこなすのには2時間近くを要しました。
それから、やっと缶酎ハイ(最近ではWILKINSONのHARDがマイブームです。)にありつくのです。

毎日大変だなと思ったこともありましたが、習慣が身に付くと、それほど苦になりません。
それどころか、今思えば夢のように楽しい毎日だったのですね。
愛犬の全力疾走を見物できることは、確実に人生での幸せの一つだと思います。

さて、さっき気づいたのですが今日で5日目なのに悲しさに変化はありません。
それどころか、この5日間の不幸なコンディションは私の精神と肉体を消耗させているように思えます。

なんとか気を紛らそうと、この前の芥川賞作品を読もうとしたのですが無理でした。
冒頭の
勢いよく夏草の茂る川沿いの小道。一歩踏み出すごとに尖った葉先がはね返してくる。
を読んだ瞬間に、ランとサラを、そのような川沿いの夏草の中で走らせていた記憶が蘇ってしまったのです。

読書もできないような重症の鬱病患者になったようです。
そこで、思い出したのですが、以前にも人生で一回だけ、このような状態になったことがありました。
信頼していた先輩から、とんでもない裏切り行為を受けた時です。
今よりも重症で食べ物も喉を通らず、不眠と早朝覚醒に悩まされていました。

不幸な状態から逃れるために人間は様々な努力をします。
宗教に走ったり、いろんな人にアドヴァイスを求めたり、酒に逃げたりなど.....
私は宗教は20歳の時に絶縁しました。
人生で他人に相談したことなど一度もありません。
酒には強すぎて、頭の中がシーンとしてくるだけで、なかなか酔いつぶれず、早朝覚醒からも逃れられません。

私がその時に見つけた解決策は、先輩に手紙を書くことでした。
これまでの経過や、裏切りに対する非難、今後の身の振り方などを書いて、最後に楽しかった頃のお礼をしたためて決別の手紙としました。
その手紙を先輩に手渡す時には鬱はすでに寛解していました。

その経験を踏まえて、この記事をアップしています。
効果ですか?
なんだか胸のつかえが少し減ったような気もします。


トリミング

2017年07月13日 | 
育ててきたミニチュア・シュナウザーのサラとランは、やがて生後6ヶ月になろうとしています。

これがサラです。誰にでもなついていく甘え上手な性格で、皆に可愛がられます。



これがランです。慎重な性格で、簡単には他人に近寄りません。しかしトラウマがあるのか独りぼっち恐怖症です。



ツーショットは



です。

体重はサラが6Kgちょうど、ランは6.7Kgで、少しずつ差が拡がってきました。

毎夕、車で10分の熊本市立谷尾崎梅林公園に散歩に連れて行きます。
昔はバスケットに入れたり、両手でかかえたりして車に乗せたのですが、1ヶ月くらい前から、自分たちで乗り降りできるようになりました。
梅林公園は基本的に無人で貸し切り状態ですので、ランサラは放し飼いです。
毎日2匹の激しいバトルが展開されます。
追い掛け合って、転がして噛み合うのですが、犬の全力疾走を見物するのは快感です。
体重差はありますが、小柄なサラの方がスピードと俊敏性に優ります。
フェイントや切り返し、そしてそれらの組み立て方がみごとでランを翻弄します。
最近では、ランは追跡をあきらめ気味で、逃げられると、伏せをして、サラの挑発的な接近を待つようになりました。
逆に、サラが追いかけてランが逃げるパターンでは必ず追いつかれて転がされてしまいます。
ランもフェイントや切り返しの技を使うのですが、そのデザインに問題があって、相手にショートカットを許してしまうのです。
そこで、逃げ切れないと悟ったときのランはビタッと伏せをします。
ラグビー用語で言えばテイキング・ザ・タックルでしょうか、転がされないように大地にしがみつくのです。

さて1週間前から、私は公園をゆっくりと歩きながら散歩させるのをやめました。
20分間全力で歩くことにしたのです。
公園内のあるルートを12周すれば、ちょうど20分になります。
もちろんランサラは私についてくるのですが、スタミナに難点があるようです。
最初の3周くらいは、バトルを繰り返しながら私に追いついてくるのですが、次第に全力疾走が減ってきます。
途中からは、ただただ私についてくるだけという状態になります。
さらには、引き離されたランはショートカットを利用し始めます。
あげくのはてに、ランは周回遅れにもなるというていたらくでした。

この二匹のキャラは、利口で甘え上手なサラと、鈍くさくて用心深いランという対称的なもののようです。

写真を見ておわかりのように、私がランサラの顔をカットしてやりました。
そうしないと上下からの毛によって両眼が隠されてしまうからです。
さらに、ランは頭、耳、頬もカットしました。
不細工に毛が伸びて、まるで落ち武者かプレデターかというようなルックスになったからです。

もともとシュナウザーカットなる物があって、こんなイメージのようです。



しかし、こんな犬を連れて歩くのはちょっと気が引けます。
熊本市内にシュナウザーカットの専門店も見つけてあるのですが、決断に踏み切れません。
しばらくは私がトリミングを続けていくつもりです。

それから、当然の話ですが、2匹とも糖質制限で育てています。
ペットフードも一切与えません。
ひたすら肉と魚とわたしのつまみのお裾分けです。
犬は離乳期に与えられた餌を一生好みます。
ランサラは鯛の刺身とピーナッツを死ぬまで欲しがることでしょう。


ランが来た!

2017年04月05日 | 
獣医にサラをもらった時に、一匹で飼うのは可哀想だから、シュナウザーをもう一匹、儲けなしで世話してくれるように頼んでいました。
その仔犬が3月30日にやって来ました。
名前はランとしました。もちろんメス犬です。



サラの誕生日は1月21日、ランは1月26日です。
姉妹のようにも見えますが、赤の他人(他犬?)です。
しかし、今後は姉妹のように育っていくでしょう。



毎日欠かさず、車で10分足らずの梅林公園にラン・サラを連れて散歩に出かけます。
その際にはバスケットを使用します。



公園には誰もおらず貸し切り状態ですので、私が普通に歩けば、2匹とも普通についてきます、
私が走れば、2匹とも必死の全力疾走でついてきます。

私は犬の全力疾走が大好きです。
リードを付けられて散歩させられる犬は一度も全力疾走をすること無く一生を終えるのでしょう。

このくらいの幼犬からバトルや全力疾走を覚えさせると、かなりの運動能力を身につけることができます。
私は、歴代10Kg足らずの、やや小型の犬を飼ってきましたが、皆、6段のブロック塀を跳び越えていました。
ある犬は、乗用車の窓を全開にしておくと、外からジャンプして乗り込むことができました。
ジャンプした直後に後ろ足が窓枠にキチンと乗っかるので、塗装に傷をつけることもありませんでした。
まさに、フワリと乗り込んでいたのです。

サラが来た!

2017年03月27日 | 
25日の土曜日、診察中に30年近くの付き合いにもなる獣医から突然の電話がありました。
生後60日のミニチュア・シュナウザーをもらってくれないかという内容でした。
どうも斜頸があるらしくて、商品にはならないそうなのです。

5年近く前に愛犬を亡くして以来、また犬を飼うのかどうか心が揺れ動いていました。
飼いたい気もするのですが、自分自身の寿命を考慮すれば、あきらめるべきかも.....などと躊躇していたのです。
そういう状況を獣医の友達は理解していて、それでもなおかつ飼うべきだとの意見を持っていました。

男と女に不思議な出会いがあるように、ペットとの出会いにも常に何らかの縁が絡むのです。
私にはこの5年間、一度もペットとの縁がありませんでした。
忘れかけていたところへの、5年ぶりのオファーなのです。
さらには、その犬が何らかの障害を有するならば、私こそが手を差し伸べるべき症例だとも考えました。





名前ですが、例年ですと桜が咲くころにやって来たことになるので、”サクラ” が候補に挙がりましたが、三文字では呼びにくいので、” サラ ” に決定しました。
すぐにサラを梅林公園に連れて行きました。
ちゃんと私を後追いして走ってきます。
まっすぐ走れるし、運動能力に問題ありません。
それに、どっちに傾いている斜頸なのか、いまだに判定できません。
獣医はプロの眼で簡単に診断するのでしょうが、素人の私には現時点では無理なようです。

連れ帰った晩は、ウィスキーを飲みながら、サラを眠らせないように、かまい続けました。
夜泣きを防ぐためです。

私の好物である鯛の刺身を与えたところ、すざましい喰い付きでした。
犬は、離乳期に与えられた食物を一生好みます。
サラが一生、鯛の刺身を好むことが確実となりました。