はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

古閑医院落成披露会

2014年03月31日 | ゴルフ


29日の土曜日は、阿蘇のサン・クラウンホテルで、古閑医院の移転新築落成披露パーティーが開催されました。
旧古閑医院は一昨年の阿蘇の大水害で、医院自体にこそ致命的なダメージは無かったものの、隣接する土地家屋は、すべて、きれいに流されてしまい、平地になってしまいました。
その地での再開を断念した古閑先生は1年と9か月間の仮診療所での診療を終えて、国道57号線沿いでの新築開業にこぎつけたのです。



市長や議員さん達も参加しての盛大なパーティーでしたが、出てきたウィスキーは、相当怪しげな代物でした。
XOもどきのボトルでしたが、ラベルは剥がされていたのです。
不安を感じながらも殆どを私とT先生とで空けてしまいました。
案の定ですが、いつもよりも酩酊してしまい、早い時間から記憶が虫食い状態です。

その夜、新鮮に感じたのは、私たち木曜会メンバーのテーブルが、かなりの末席に設置されていたことです。
こういうパーティーや披露宴に出席すると、馬齢を重ねているというだけの理由で、ひな壇に近いテーブルが用意されていることが常だからです。
気心の知れた仲間ということでの配慮だったようです。
昔は常に末席でしたので、若返ったような懐かしい気持ちが蘇りました。

ホテルの敷地内に建てられたカラオケスナックでの二次会に参加して、そのまま、そのホテルに宿泊しました。
そして、翌朝ですが、不思議な出来事が2つも発生していたのです。

まず、車に、引き出物やスーツなどを積み込みました。
そして引き返してフロントの前を通ったのですが、支配人に声をかけられました。
"引き出物は2つとも入っていましたか?"と尋ねてくるのです。
そういえば、昨日は2つ入っていた紙袋の中身が一つに減っていたのですが、それほど気には留めなかったのです。
昨夜、誰かが拾ってフロントに届けていたそうなのです。
しかし、紙袋ごと失くすのならともかく、中身の1個だけを落とすというのは尋常ではありません。
さらには、携帯電話が見当たりません。ポケットやバッグ、枕元など、真剣に探しましたが駄目でした。
仕方なくフロントに電話して一緒に泊まっている木曜会仲間に私の部屋に来るように伝えてもらいました。
来たのはI先生でしたが事情を話して私の携帯を鳴らしてもらいました。
すると、鳴りました。携帯は開かれた状態でベッドの真下に転がり込んでいたのです。
何故なのかは、全く説明できません。

さて、昨日は古閑医院主催のゴルフコンペでした。今年2回目のラウンドです。
改装中の赤水ゴルフ倶楽部での開催でした。
阿蘇の開業医であるW先生と、T薬品のAさんとの3人組でした。
私の結果は110打の37パットでした。今年のベストスコアで最少パット数です。
見せ場はアウトの7番ミドルです。
2打目が打ち下ろしになるとはいえ、400ヤードを超える難関ホールですが、6番アイアンでピンの右4mにナイスオンでした。
ピンの真下6mに乗せたW先生のバーディーパットが1m以上もショートしたのを見届けた私は、
"盛り上がらなかったから、私が盛り上げますと宣言して、ひどいフックラインを真ん中から沈め、バーディーとしました。



無駄な桜?

2014年03月28日 | 妹ネタ
昨日は、木曜午後休診を利用して、妹に満開の桜を見せようということで、天草に向かってスカイラインを走らせました。
妹は、毎回、熊本の不自然さを多数指摘します。
たとえば、"空き地が多すぎるし、無駄なスペースが目立つ。"
それに、"コンビニの駐車場が広すぎる。
"立派な医療機関が多すぎる。""
平日の昼間に若者が公園で花見をするのはオカシイ。一体何者なんだ?
さらに、昨日は、"桜の数が異様に多い。" が追加されました。
さらには、"桜が無駄に咲いている。これだけ見事な桜ならば、見物客がいないのはもったいない。"と言い出します。
まあ、東京をスタンダードとして考えればそうなのかも知れませんが、熊本の、のんびりとした生活環境も捨てたものではないと思います。

夜は、ステーキの、"島崎"から、"KONS"に回り痛飲しましたが、今朝はダメージも無く目覚めることができました。
どうやら、一次会をワインでスタートさせるのが、泥酔を防ぐコツのようです。

出納帳

2014年03月27日 | 妹ネタ
昨夜はT君に拾ってもらって、新市街の和食の店、"蔵"へと向かいました。
その車中での出来事ですが、T君が、"スイノウチョウのプログラムを作りました。"と言います。
すぐにピンときた私は、"T君よ、あれはスイトウチョウと読むのだよ。"と教えます。
T君は、"あー、そうでしたね!"と恥ずかしそうに訂正しました。
しかしこの瞬間に私は、随分と昔に妹がしでかした、ある事件を思い出しました。

当時の妹は20代の独身で、熊本県庁にパートとして勤務していました。
妹の部署は一部屋に10名くらいが机をならべるようなスタイルです。
一番奥が課長の机で、妹は当然一番手前の入り口のそばです。
ある日、妹は、その一番手前の席から、一番奥の課長に向かって質問を投げかけたのです。
"すいませーん、シュツノウ帳ありませんか?"
いきなり部屋中の雰囲気が凍り付いてしまったそうで、妹は自分が何かをやらかしたかも知れないと考えました。
そこで、トコトコと課長のデスクまで歩いて行きます。
同僚たちは、誰一人として妹の顔を見なかったそうです。
出納帳を手渡しながら課長は、"長谷川さん、これはスイトウ帳と呼ぶのですよ。"と妹を諭しました。
妹は、自分の顔が、みるみる赤くなるのを自覚したそうです。

"蔵"で妹と合流して、その話を蒸し返しました。
T君は、"僕はスイまでは正しかったので50点。河野先輩は0点です。"と主張します。
妹は、"スイまで出てきてトウが出てこないのはオカシイ。"と切り返します。

五十歩百歩という言葉が頭をよぎりました......

徳大寺有恒・間違いだらけのクルマ選び

2014年03月26日 | 自動車
3日前に打ちっぱなしに出かけて250球近く打ち込みました。
2日前も250球近く打ったのですが、半分以上はドライバーを使用しました。
で、昨朝から久方ぶりの腰痛に悩まされています。
今朝は、昨日の痛みを10とするならば7くらいまでは改善していますが、まだ練習に行けるような状態ではありません。
糖質制限前のメタボ体型時代には、時々ギックリ腰を発症していましたが、痩せてからは初めての出来事です。
痛みのために少し腰が引けたような歩き方になりますが、これってモロ、ジジイの歩き方ですよね。
日曜日のゴルフまでには完治させねばなりません。
毎日痛み止めのボルタレンゲルを数回塗りまくって、テニスボール2個を束ねた腰痛ケアグッズも使っております。

さて、今日は昼休みに本屋に立ち寄り、ふと目についた自動車雑誌を衝動買いしてしまいました。



私がこの手の雑誌を買うのは10数年振りかと思われます。
私は若い頃から自動車雑誌を読み続けていました。
いつ頃まで読んでいたのかを確認してみると、1996年まででした。
どうやって確認したのかというと、ポルシェ・ボクスターとロータス・エリーゼが発売された年を調べたのです。
その当時の私は、ホンダ・レジェンドクーペの中古を乗り回していて買い替える気もありませんでした。
そして、その頃から、日本の自動車業界は若者を見捨て始めたのです。
いわゆる、格好良いスタイルの車を作ることに見切りをつけてしまったのです。
私の自動車熱は急速に冷めてしまいました。

徳大寺有恒氏は私たち車好きにとってはカリスマのような存在でした。
ベストセラーを続けた、"間違いだらけのクルマ選び"だけでなく、車雑誌に載るコメントや記事すべてが恰好よかったのです。
徳大寺氏の人生に対しての基本的なスタンスは、"ダンディズムの追及"という点にありました。
彼は著書、"ダンディー・トーク"の中で、次のように述べています。

ジェントリー階級とは、18世紀から19世紀にかけて、イギリスの田舎で力を蓄えてきた新興地主たちのことをいう。
彼らは貴族ではないが、その蓄えた経済力によって、貴族以上の暮らしを楽しめるまでに成長した。
しかし、人間の階層化が徹底しているイギリスでは、ジェントリーたちがどんなに上流社会に進出することを望んでも、貴族の「称号」はもらえない。
そこで、彼らは「精神の貴族」を目指した。
すなわち「実際の貴族以上に趣味が良く、知的で、優雅な振る舞いのこなせる人間として、自己を鍛え上げていった」という。
それが「ジェントルマン」の語源となり、かつそのような"自己鍛錬の精神"を「ダンディズム」と呼ぶようになったらしい。

ダンディズムとは、野暮から粋に至るまでの、そのプロセスの中にあり、またプロセスの中にしかない。
常に、いまだ中途半端な状態でしかないという意識が、逆に不断の緊張感を生み、美しい姿勢を保たせるからである。


凄い文章ですよね。
カリスマ視されて当然でしょう。

私見ですが、ダンディズムには、時に、"やせ我慢"が付きまとうと耳にしたことがあります。
スポーツカーやクーペよりも、セダンやワンボックスの車の方が快適です。
私はほとんど2枚ドアのクーペばかりを乗り継いで、現在のスカイライン・クーペに至っております。
振り返れば随分と不自由な思いも経験してきました。
今でも3人以上でゴルフに行く時は、うちの事務長に頼んで、彼のボンゴと私のスカイラインを前の日から交換してもらいます。
それでも2枚ドアクーペにこだわるのが、私のささやかなダンディズムなのかも知れません。
しかし、あるいは、大人になりきれないガキのこだわりのような、単なる幼稚さかも知れませんよね。





ブルーな桜

2014年03月25日 | ゴルフ


ゴルフンのレッスン書というよりも、夏坂健に代表されるような、ゴルフ蘊蓄と、ゴルフに寄り添って生きていく人生観を記した書物です。

テクニカルな教えは基本的には3つしかなく、列記すれば
1.右肘はダウンスイングの時に、右脇に引きつける。
2.左足カカトは、バックスイングで自然に上げた方がいい。
3.スイング中、頭はボール後方にある。
ですが、この3つを同時に行うことがグッドショットを生み出す、"魔法の動き"となるそうです。
つまり、
ダウンスイングを始める時、右肘を右脇に引きつけつつ、左カカトを着地させて、体重を左足に移し変える。
これは一つの動作であって、二つの動作ではありません。
またその時に、頭はボールの後方におかれた状態のままであるということです。

しかし、この本の面白さは、作者の人生観や、貫き通したスタイルの素敵さにあります。
教え子であるトム・カイトやベン・クレンショーに限らず、クラブ中のすべての人たちが、彼と一緒に過ごすことを欲し
彼を敬愛し続けた訳が自然に理解できます。

さて、今日の昼休みに、ジョニ黒を仕入れるために上熊本まで遠出しました。
その帰りに、先日アップした谷尾崎の梅林公園に立ち寄ってみました。
桜を見るためです。

開業してまだ3か月の平成8年3月に、はせがわクリニックの患者さんが、生まれて間もないワンとクロを連れてきてくれました。
その年の花見は、スタッフや患者さんと一緒に花岡山で開催したのですが、遊び盛りの仔犬であるワンとクロも参加したことを鮮明に記憶しています。
とにかく、季節に関わらず、毎日公園に散歩に連れて行く訳ですから、毎年、毎日花見に行くようなものでした。
もちろん、それを花見だと思ったことはありませんし、四季の中の一つの風物詩に過ぎませんでした。

平成22年の春にワンはかなり年老いてきて、もう走る能力は奪われてしまっていました。
谷尾崎の桜吹雪の下で、桜色のベストを着せられたワンの静かに佇んでいる姿がカラー写真の一コマのように蘇ります。
桜色のベストに舞い散る桜の花びらを見つめながら、私はワンが来年の桜を見ることができる可能性は無いということを覚悟しました。
しかし、実際には、ワンは次の年の桜も、さらには、そのまた次の年の桜もちゃんと見届けてから旅立つことになるのです。
そして、佇むワンの横を走り回っていたクロの方が、翌年の桜が散ってしまう頃に旅立ってしまいました。

去年から犬がいない花見が始まりました。
どこの桜だろうと、必ずワンとクロの思い出が付きまといます。
なんだか、花見では無くて、ワンとクロの墓参りに来たような気分になります。
ブルーな桜です。

哀しみに慣れるということ

2014年03月20日 | 日記
ここ2週間程ですが、家飲みは、最初から最後まで赤ワインで通すようにしてみました。
面白いことには眠くなります。
ウィスキーですと飲めば飲むほど目が冴えてくる感じなのですが
赤ワインは次第に眠気が強くなっていきます。
そして、だいたいボトル2本ちょっとで、眠りこけてしまいます。
11時半にメラトニンを内服することは変えていないのですが、12時半まで持ちません。

したがって早朝覚醒の頻度が上がります。
朝の6時頃に、犬の夢を見ながら目覚めてしまいます。
まだ6時であることを確認して、7時までは眠ろうと努力します。
努力しながらも、先ほどまで見ていた犬の夢を反芻してしまうのです。

夢には私が以前に飼っていた様々な犬たちが登場します。
もちろん、直近に亡くした犬も出てきますが、これまでに飼っていた犬たちがオールスターキャストで出演して来ます。
哀しいトーンの夢ですが、その類のストーリーには慣れてしまっているせいか、絶望的な悲しみは感じません。

再び眠りについて7時に目を覚ましますが、心はブルーなままです。
しかし、どうしようもないことだし、哀しみに慣れていくこと以外に解決策はありません。

ペットを失っても、その悲しみを引きずって生きていかざるを得ません。
ましてや、天災や事故で、身内を失った人たちが見る夢の悲しさは、いかばかりかと、想像するに堪えません。

トラッド

2014年03月18日 | 日記
昨夜は暖房のスイッチをオンにすることなく過ごすことができて、今朝の最低気温も11度でした。
そろそろ衣替えをスタートさせる季節です。
まずはツウィードのブレザーから始めますが、長年慣れ親しんできたJ-PRESSの製品について、ちょっと気になることがあったのでアップします。



写真は二十数年前に購入した物で、計量したところ、重さは900gでした。

下のブレザーは一昨年に購入したものです。



重さは720gでした。2割も軽くなっているのです。
しかし、どちらの方の着心地がいいのかと言えば、古くて重いブレザーに軍配が上がるのです。
その重さが体へのフィット感に貢献するのです。
きっちりとした製品で経年変化を全く感じません。
かたや、新しいブレザーは軽すぎてペラペラな着心地で落ち着きません。
胸と左内側のポケットはダミーになっています。
こんなことはJ-PRESSでは初めてのことで訳が分かりません。
全体的なコストダウンを狙った安物に成り下がったような印象を受けました。

さて私のファッションは若い頃からトラッドで統一されていました。
これは単純に妹の指導によってスタートしたものでした。
しかし、その後も40年以上続けてきたのは私の意志です。
流行の波に翻弄されませんので三十年前の物でも着ることができます。
トラッドに感謝です。

トラッドからはちょっと逸脱しますが、学生の頃、妹が私にパーマをかけることを強く勧めました。
そして、上通りのパーマ屋に引っ張っていかれて、強引にチリチリパーマをかけられました。
さらにはトロイブロスの真っ赤なカーディガンを着せられました。
どう見てもオカシイだろうと抗議しましたが、妹は、"いや、なかなか似合ってる。"と言います。
納得はできませんでしたが、しばらくはその格好で過ごしました。
そもそも、妹が気まぐれを起こしたきっかけは、当時のボーイフレンドであった慎ちゃん(現在の旦那)が、
そのスタイルで、恰好良くなったということにありました。

後で分かったことですが、妹はオフクロには、こっそりと、"あれは失敗だった。"とこぼしていたそうなのです。怒!

主食を抜けば糖尿病は良くなる

2014年03月17日 | 糖質制限食


数年前に出版された本のリニューアル改訂版です。
それほど期待することも無く購入したのですが、最終章は、脂肪代謝こそが人類本来のシステムであるということを、
新しい切り口で記述されており、楽しく読ませてもらえました。
一部をアップしてみます。
デイビッド・ホロビン著の「天才と分裂病の進化論」からの引用です。

今の人類が生き残れたということにも、脂肪は重要な役割を果たしたようです。
チンパンジーなど他の猿の仲間と比較して、現在の人類に特徴的なのは、女性の乳房とおしりが大きいことです。
これは、突然変異で人が皮下脂肪を蓄える能力を獲得したからなのですが、生存競争を考えると、このことの意味は大きいといえます。
例えば、普通の女性は水さえあれば何も食べなくとも、皮下脂肪に蓄えたエネルギーだけで、母子ともに二か月は生きられます。
ところが、チンパンジーや人間の男性の場合、蓄えた脂肪が少ないですから、一か月ほどで死にます。
人間の女性は皮下脂肪が多い分だけ生き残るのに有利であり、このことは同時に、子供を死なさずにすむことをも意味しています。
つまり、現生人類という種族が他の猿人や原人との生存競争に打ち勝ってこられたのは、女性が皮下脂肪を多く蓄える能力を持っていたからだということなのです。

また、人体にとっていかに脂肪が重要であるかは、人がエネルギーとして用いる物質の順番を見てもわかります。
人が一番にエネルギーとして使うのはアルコールです。
そして、二番目が糖質、三番目が脂質、最後がたんぱく質という順になります。
これは人体にとって重要度の低いほど先になっており、大事なものほど後に使っていると考えられるのです。


少しづつ、少しづつ、糖質制限の知識が増えていきます。
そして、角砂糖換算表をお渡しした患者さんは、この一か月で60名を越えました。
スーパー糖質制限に誘導するのはなかなか難しいのですが、根気強く、あきらめずに続けていきます。
たがしゅう先生がおっしゃられるとおりで、その良さを最も熟知しているのは、それを実行中の私自身なのですから。

日曜当番医

2014年03月16日 | 医学
今日は9か月ごとくらいに回ってくる日曜当番医としてクリニックを開けています。

下火になったとの報道もありますが、朝から40人近くがインフルエンザで押しかけて来て、
一時は点滴ベッドが順番待ちになるほどの混雑ぶりでした。
38度以上の熱発と喉の痛み、関節痛が主な徴候です。
喉を痛がるわりには扁桃腺や上気道が赤くないという傾向が認められます。
鼻水で判定するインフルエンザキットもありますが、最初に熱発して最低でも24時間以上経過しないと偽陰性が出ますので
それほど重宝はしていません。
しかし、確定診断を求められる患者さん御用達のグッズとしては役に立っています。
今日はB型が殆どで、A型は2名だけでした。

今年はA型、B型の両方に罹患するという可哀想な患者さんを散見します。
こんなことはA型B型の判定が可能になってから初めてのことです。

そして、昨年予防注射を受けたにも関わらず罹患する人も珍しくはありあせん。
当院で予防接種を受けた患者さんも幾人か発症しておられます。
婦長は、"予防注射を受けたから、このくらいで済んだのですよ。"と説明していますが、
38度を越えるような熱発が、"これくらい"なのでしょうか。
私は素直にスミマセンと謝って、必ずしも全員に抗体ができるわけでは無いことを説明します。
そして、抗体がつきにくい体質のようだと判定し、来シーズンからは予防注射はあきらめてゆでだこ療法を実行することを勧めます。
ところが、婦長は、"来年は予防注射を2回受けたらどうですか?"と勧めています。
まあ、医学的には正しいのかもしれませんが、オニのような指導ですよね。

糖反射の検索について

2014年03月15日 | 糖質制限食
昨日のブログに投稿をいただきましたので、とりあえず、お答えします。

"糖反射"については、「排泄の科学」というサイトがアップした記事が出発点です。
googleで"「砂糖」に付いて「排泄の科学」より"で検索するとヒットします。

もう一つのお勧めサイトは「アグリコ日記」です。
"砂糖という薬物5"でヒットします。
ここも凄いサイトですが、排泄の科学よりは読みやすいようです。

それにしても、この、ものすごい科学者たちは、いったい何者なんでしょうか?
素直に頭が下がってしまいます。

歯医者が虫歯を作ってる

2014年03月14日 | 健康


第1章で、間違いだらけの歯の常識が10個も紹介されます。
1.歯磨きは虫歯を予防する
2.フッ素は虫歯予防に効果的
3. シーラントは虫歯を予防する
4.歯磨き後にはマウスヲッシュ剤を
5.歯間ブラシでプラークコントロール
6.虫歯の原因は虫歯菌
7.歯周病は歯周病菌が原因
8.歯並び・咬み合わせの異常は遺伝的なもの
9.よく咬むことが不正咬合の予防になる
10.定期検診で虫歯を予防する

著者の長尾周格氏は、北海道大学出身の歯学博士ですが、分子整合栄養医学の研究者でもあります。
また、1939年に出版された予防歯学の父であるW・A・プライス博士の「食生活と身体の退化」の信奉者でもあります。
プライス博士は世界中でその土地の先住民族集団と近代化集団の虫歯罹患率を調査しました。

スイスでは虫歯罹患率はそれぞれ、4.60%と29.8%
ゲール族では、1.20%と30.0%
イヌイットでは、0.09%と13.0%
北方アメリカ先住民では、0.14%と21.5%
オーストラリア先住民では0.00%と70.9%
ニュージーランド・マオリ族では、0.01%と55.3%
マレー人では、0.09%と20.6%
アマゾン・ジャングル・インディオでは、0.00%と40.0%でした。

これら先住民族の人たちには、歯磨きの習慣はありません。
フッソを歯に塗ったりもしませんし、定期的に歯医者で検診を受けたり、歯石取りをしたりもしません。
彼らの歯にはプラークや歯石が存在しますが、何もしないのに虫歯や歯周病にはならないのです。
そして、これら先住民族の食事を分析して、虫歯予防の基本原則を以下のように記しています。

1.砂糖や異性化糖などの強い甘みを持つ糖類の摂取を一切やめること。
2.精製された糖質(白米や精製糖質で作られたパン、麺類など)の摂取を控えること。
3.加工食品、インスタント食品、ファストフードなどの摂取を控えること。
4.植物油の摂取を控えること。
5.牛乳やヨーグルトは一切摂らないこと。
6.タンパク質、特に動物性タンパク質を積極的に摂ること。
7.新鮮な野菜や果物を摂るようにすること。
8.動物性食品と植物性食品の摂取比率は、7:3が好ましい。
9.タンパク質、脂質、糖質の摂取比率はカロリーベースで、4:4:2にすべき。

結局は糖質制限が基本のようです。

さて、この本の内容で最も興味深かったのは、先住民族では結婚することが決まった花嫁には、式の6か月前から、特殊な栄養食を食べさせることが多いということでした。
特に重要なのは貯蔵鉄を増やしておくということだそうです。
生まれてきた子どもは腸管の吸収力が弱く、6歳になるくらいまでは、鉄分を吸収することができないそうなのです。
つまり、6歳までは生まれる時に母親からもらった鉄分だけで賄っていかねばなりません。
この鉄分が不足している子供は鼻中隔軟骨の形成不全を起こしやすく、それは不正咬合を誘発するのだそうです。
もともと鉄不足は不妊や、早期流産の原因とされています。
極端な肥満あるいは極端な痩せの女性が無月経になるのと同様に、神様は危険な出産を回避するシステムを採用されておられるようにも見えます。

ところで、昨日の当ブログへの訪問者数は1202名と過去最多を更新しました。
糖反射という地味なタイトルと地味な内容でしたので原因が分かりません。
1200名ですと知己も無い方々が大多数でしょう。
自分で読み直しても、最近は、特に面白い記事も無いように思えます。
不思議です。
不思議ではありますが、とりあえずは毎日の更新に励むこととしました。

糖反射

2014年03月12日 | 糖質制限食
人間の胃袋は空腹時に15秒に1回くらいのリズムで蠕動運動を繰り返しているそうです。
ところが、そこに数mlの砂糖水を流し込むと、蠕動運動は2分に1回くらいまで減少するそうで、これを、"糖反射" と呼びます。
炭水化物が消化されにくいということは、昔からなんとなく感づいていました。
酔っ払いの吐物は、ご飯粒や麺類の消化不良残渣が殆どだからです。
私には、もともと二日酔いの吐き気はありませんでしたが、糖質制限仲間は、それが完全に解消されたと喜んでいます。

さて、私たちは胃カメラ検査をする時に、蠕動運動を抑制する薬物を使用します。
ブスコパン系の注射が昔から使われてきましたが、心臓に対して負荷がかかることが確実ですので、回避したい薬剤です。
最近は胃カメラのチューブから、"ミンクリア"というミントの香り系の液体を注入するようになりましたが効果はイマイチです。
それにミンクリアには高価すぎるという欠点があります。

そこで、私は、ミンクリアの替わりに、砂糖水を試すことにしました。
砂糖水でダメならばミンクリアを追加で流し込むという作戦です。

もちろん糖尿病の患者さんは除外します。

で、10例ほど試したのですが、全例成功でした。
明らかに蠕動運動を抑制しますし、ミンクリアよりも強力です。

私の場合はスプーン一杯の砂糖を10mlの水で溶かして、胃カメラに注射器で注入します。
もうすこし症例数を増やして、またアップします。

さて、昨夜は打ちっぱなしに行ったのですが、工事中で閉鎖されていました。
そこで仕方なくボウリングに変更しました。

ラウンドワン田崎店 5番6番レーン 使用球:未亡人
上がり3ゲームは 225,208,243 TOTAL: 676 AVE: 225.3 でした。
ストライク率は66.7%でした。このストライク率でAVEが爆発しないのは、スプリットが1回にミスが2回もあったせいです。

この日は、若者たちで満員に近い状態で、ロングオイルのレーンを取ることができませんでした。
ラウンドワンの値下げ効果が現れてきました。
私にとっては迷惑な値下げです。
投げ放題でも6ゲームでやめることが多いからです。

堤智恵子

2014年03月11日 | ジャズ
"素敵なあなた"でYou-Tube 検索をしていると堤智恵子を発見しました。
1971年生まれですから42歳でしょうか、東京音楽大学のサックス科に入学してからJAZZに目覚めたそうです。
サックスの吹き方には、息をすべてマウスピースに吹き込むフルトーンと、少しだけ逃がしてやるサブトーンがあります。
フルトーンの代表的なプレイヤーはチャーリー・パーカーとフィル・ウッズですが、堤智恵子もそのスタイルの一員のようです。
すべての音が淀むことなく透明に突き抜けていきます。

You-Tubeで、"堤智恵子素敵なあなた" を検索するとヒットします。
満足度100%の鳥肌物です。

mp3ショップでのバラ売りは無いようですので、仕方なく、"素敵なあなた"が入っている
2009年のCD、"Someone to watch over me" を発注しました。

昨夜はゴルフの打ちっぱなしに行こうとしたのですが、寒さで腰が引けてしまい、急遽ボウリングに変更しました。
ラウンドワン田崎店 13番14番レーン 使用球:未亡人
上がり3ゲームは 241,206,257 TOTAL:704 AVE:234.7でした。
久し振りにロングオイルパターンのレーンを選んだのですが、ピンデッキの清掃がきちんと施されていて楽勝でした。
5枚目を真っすぐ通すだけで、ガンガンジャスポケに飛び込んでいきますのでたまりません。
35回ストライクにチャレンジして23回成功。ストライク率は65.7%でした。
スプリットは3回で、1回はクリア。ミスはありませんでした。

今年になってからは、はせがわクリニックのボウリング大会に備えて、ショートオイルのレーンで練習を重ねました。
今後しばらくは、ロングオイルのレンコンで楽しく投げようと思います。

何パットと呼ぶの?

2014年03月10日 | ゴルフ
3月9日の日曜日は、さとうクリニックのゴルフコンペに参加してきました。
ラウンドするのは昨年の12月5日以来で、今年の初打ちです。
阿蘇大津カントリークラブ、アウトスタートでした。
いつもの通り、OBもあったりして、7オーバーで6番のロングにたどり着きましたが、そこで事件は起こったのです。
チョロしたり、ザックリしたりで、左に立つ「ピンに対して、グリーン右に5オンしました。
まあ難しい真横からのフックラインですので、キャディーさんの指示通りに3mほど膨らませてパットを放ちました。
すると頂点から下りに入った球は加速度を増してきて止まりません。
カラーでも止まり切れずに、砲台グリーンの枯れた芝をも滑り落ちて、グリーンまで5ヤードの寄せが残ってしまいました。
パットがグリーンからこぼれ落ちるという経験は、ゴルフを始めた頃に一度だけあったことを記憶していますので、おそらくは2回目です。
そこからの寄せは、ライが悪く、トップ気味に入ってピンをオーバーし、最初にパットした地点に戻ってしまいました。
"2打使って、元にもどっただけか。"と軽口をたたいた私でしたが、今度は寄せることをあきらめていました。
膨らませると加速度がつくので、ホールに向かって真っすぐに打ち、登りのパットを残す作戦です。
計画通りにそっとパットを放ちました。
球はフックしながら落ちていきますが、今度は加速度がつきません。計算通りです。
ところが、これが止まらなかったのです。等速度運動でガードバンカーに転げ落ちてしまいました。
頭が真っ白になるというのは、こういうことなのでしょうか。
3パットを狙うという、おそろしく謙虚な作戦を立てたにも関わらず、最悪の結果しか得られなかったのです。
バンカーからピン下2mに乗せて、慎重に2パットで上がりました。
パットしたのは4回ですが、寄せの2回はパットのミスに付随するものでした。
こういう時は、なんと表現するのでしょうか?
5オン、4パット、2寄せでしょうか?

続く7番のショートも2オンしたのですが、ファーストパットがまたしても、砲台グリーンから転げ落ちてしまいました。
さいわい、そこから寄せワンで上がれたのですが、これは2パットと呼んでいい代物なのでしょうか?
まあ、寄せワンを主張する気はありませんが....

その後は9番からの4連続3パットなんてのもありましたが、もう力は抜けていますので、和気あいあいと楽しいゴルフをすることができました。

終わってみればスコアは117打の42(3寄せ?)パットでした。

こいつを、今年のワースト記録にしたいものです。

優勝

2014年03月10日 | 湿潤療法
8日の土曜日は、はせがわクリニックのボウリング大会でした。



とにかく、妙なレーンコンディションでした。中にオイルは入っているものの、伸びているせいか、球がキレません。
5枚目よりも外側はドライで、球が返りすぎるので使えません。
おそらくは、今朝、内側にだけオイルを入れたに違いありません。
化粧が落ちてしまった女性が、その上に厚化粧を重ねたようなレンコンでした。
結局、私は6枚目を、転がり重視でスピードを落とすという作戦にでました。
そして、そこにしがみついて3ゲームを投げ切りました。
爆発はしなかったものの、ポケットヒット率は、なかなかのものでした。
誤算だったのは、7番ピンのスペアです。
4番ピンは取れるので、その1枚左の板を狙うとガターになってしまいました。
そのトラウマからか、4番ピンを取る板目をスロボールで投げてもみましたが、今度は曲がらずに届きません。
ついには3回も連続してミスってしまいました。恥ずかしい事態です。
3ゲームの結果は、212,193,185 TOTAL:590 AVE:196.7でした。

しかし、ライバルである歯科医のI先生もライン取りが決まりません。
最初の2ゲームを172,180としてしまい、この時点で私との差が53ピンもついてしまいました。
それでも3ゲーム目の中盤で、やっとアジャスティングに成功してからは5連発を持ってくるなど227で締めくくったのは見事でした。
しかし、前半のリードが大きく、10フレでまたもや7番ピンをミスって185とした私でしたが、なんとか逃げ切りに成功しました。
久し振りの優勝です。

さて、その夜一番健闘したのは、うちの婦長です。
166,151,200 のTOTAL:517 AVE:172.3でした。
女性ハンディ20ピンが付きますので、192.3AVEです。
このスコアで、189AVEに終わったT君を4位に追い落としての、堂々の3位でした。
私と、I先生とT君は賞品をもらう権利がありませんので、優勝賞品であるクリーナーを婦長がゲットしました。
まわりの噂では、婦長はどうしてもそのクリーナーが欲しくてたまなかったそうなのです。
実に甲斐性があるというか、根性としぶとさを兼ね備えた性格です。