はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

徳大寺有恒・間違いだらけのクルマ選び

2014年03月26日 | 自動車
3日前に打ちっぱなしに出かけて250球近く打ち込みました。
2日前も250球近く打ったのですが、半分以上はドライバーを使用しました。
で、昨朝から久方ぶりの腰痛に悩まされています。
今朝は、昨日の痛みを10とするならば7くらいまでは改善していますが、まだ練習に行けるような状態ではありません。
糖質制限前のメタボ体型時代には、時々ギックリ腰を発症していましたが、痩せてからは初めての出来事です。
痛みのために少し腰が引けたような歩き方になりますが、これってモロ、ジジイの歩き方ですよね。
日曜日のゴルフまでには完治させねばなりません。
毎日痛み止めのボルタレンゲルを数回塗りまくって、テニスボール2個を束ねた腰痛ケアグッズも使っております。

さて、今日は昼休みに本屋に立ち寄り、ふと目についた自動車雑誌を衝動買いしてしまいました。



私がこの手の雑誌を買うのは10数年振りかと思われます。
私は若い頃から自動車雑誌を読み続けていました。
いつ頃まで読んでいたのかを確認してみると、1996年まででした。
どうやって確認したのかというと、ポルシェ・ボクスターとロータス・エリーゼが発売された年を調べたのです。
その当時の私は、ホンダ・レジェンドクーペの中古を乗り回していて買い替える気もありませんでした。
そして、その頃から、日本の自動車業界は若者を見捨て始めたのです。
いわゆる、格好良いスタイルの車を作ることに見切りをつけてしまったのです。
私の自動車熱は急速に冷めてしまいました。

徳大寺有恒氏は私たち車好きにとってはカリスマのような存在でした。
ベストセラーを続けた、"間違いだらけのクルマ選び"だけでなく、車雑誌に載るコメントや記事すべてが恰好よかったのです。
徳大寺氏の人生に対しての基本的なスタンスは、"ダンディズムの追及"という点にありました。
彼は著書、"ダンディー・トーク"の中で、次のように述べています。

ジェントリー階級とは、18世紀から19世紀にかけて、イギリスの田舎で力を蓄えてきた新興地主たちのことをいう。
彼らは貴族ではないが、その蓄えた経済力によって、貴族以上の暮らしを楽しめるまでに成長した。
しかし、人間の階層化が徹底しているイギリスでは、ジェントリーたちがどんなに上流社会に進出することを望んでも、貴族の「称号」はもらえない。
そこで、彼らは「精神の貴族」を目指した。
すなわち「実際の貴族以上に趣味が良く、知的で、優雅な振る舞いのこなせる人間として、自己を鍛え上げていった」という。
それが「ジェントルマン」の語源となり、かつそのような"自己鍛錬の精神"を「ダンディズム」と呼ぶようになったらしい。

ダンディズムとは、野暮から粋に至るまでの、そのプロセスの中にあり、またプロセスの中にしかない。
常に、いまだ中途半端な状態でしかないという意識が、逆に不断の緊張感を生み、美しい姿勢を保たせるからである。


凄い文章ですよね。
カリスマ視されて当然でしょう。

私見ですが、ダンディズムには、時に、"やせ我慢"が付きまとうと耳にしたことがあります。
スポーツカーやクーペよりも、セダンやワンボックスの車の方が快適です。
私はほとんど2枚ドアのクーペばかりを乗り継いで、現在のスカイライン・クーペに至っております。
振り返れば随分と不自由な思いも経験してきました。
今でも3人以上でゴルフに行く時は、うちの事務長に頼んで、彼のボンゴと私のスカイラインを前の日から交換してもらいます。
それでも2枚ドアクーペにこだわるのが、私のささやかなダンディズムなのかも知れません。
しかし、あるいは、大人になりきれないガキのこだわりのような、単なる幼稚さかも知れませんよね。





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