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はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

コンビニよりも歯医者が多い!

2015年11月04日 | 時事ネタ
最近、ネットで知ったのですが、毎年1000件以上も歯科クリニックが廃業しているそうです。
高齢で辞められるケースもありますが、大半は夜逃げ同然の倒産だそうです。
ただし、新規開業も多く、2013年は1400件あったそうです。

倒産する理由は、クリニックの数が増えすぎたことにあるようです。
日本国内のコンビニの総数は5万3千軒だそうですが、歯科クリニックは、それを上回る5万9千軒もあるそうなのです。
この20年で2割以上も増えたことになります。

歯科医の場合は、大病院が無いので、勤務医となるのは難しく、いきおい開業せざるをえないのです。
そして、医師もそうですが、自分の子供に対する教育を考慮して、田舎での開業を敬遠し、都会に集中してしまうのです。

さて、医学界の人数も調べてみました。

医師 : 30万3千
看護師 : 106万7千
准看護師 : 37万7千
保健婦 : 5万7千
助産婦 : 3万5千
薬剤師 : 28万
放射線技師: 5万

つまり、200万を越えるような人数が医療に携わっているのです。
現在の日本の労働人口は6千万くらいですから、ある程度の政治力はありますよね。

一方、歯学界は、歯科衛生士、歯科技工士、を加えても30万に届きません。
診療報酬改定でも冷や飯を食わされ続けている状況なのです。

ところで、日本の人口は1億2千700万ですので、これを医師数の30万3千で割ってみると、419になります。
つまり、日本人の419人に1人が医師なのです。
労働人口の6千万で計算すれば、198人に1人が医師だということになります。

エリートの定義は500人に1人以下ですので、医師はとっくの昔に落ちこぼれているわけです。
したがって、医師が金持ちになれないのは必定であると、自分で自分に言い聞かせる今日この頃です......sigh。