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はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

ミスター外ヅラ

2013年01月26日 | 日記
カミサンが入院して以来、ほとんど毎日、お見舞いに行っています。
そこで、いろんな人たちと挨拶せねばなりません。
カミサンは熊本県の看護協会に勤めています。
看護協会は看護婦への研修を開催するのが仕事ですので、カミサンは熊本の大きな病院の婦長さんクラスとは殆どが顔なじみです。
済生会の総婦長さんをはじめ、様々な看護婦が挨拶に訪れます。
職場の上司や同僚も少しずつ押しかけて来ます。
それぞれに、私はキチンと挨拶して、深刻にならないようにユーモアもまじえ、紳士的に振る舞いました。
そういうポーズは、昔から、結構得意でした。

数日してカミサンが言いました。
”みんなが、あなたのことを、いい旦那だねとか、優しい旦那だねとかベタホメして帰って行く。あなたは外面(ソトヅラ)が良すぎる。”と。
私はなるほどと思い、自分で自分にニックネームをつけました。
”ミスター外ヅラ”と。

64

2013年01月26日 | 読書


妹の友達である、”セタのマリー”さんが昨年末の、”僕の死に方”の書評に対するコメントで、”64よりも面白かった”とコメントされていました。
64をネット検索してみると、昨年ブレイクした警察小説でした。
推理小説や探偵物は殆ど読んだ経験が無いのですが、何かの縁だと考えて購入しました。

内容はネタバレを回避するためにアップできませんが、退屈することなく読了できました。
読後に感じたのは、組織の一員として働いていくことの厳しさでした。
警察という組織の中にもセクショナリズムが存在し、出世欲もからんで、様々な人間関係と駆け引きとが、あざなう縄のようにもつれあっていきます。
私が一番苦手な世界です。
つくづく個人商店主で良かったと思いました。