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はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

十徳やの2000円弁当

2012年05月12日 | 糖質制限食


昨日の昼食はA製薬の勉強会で、隣の居酒屋 ”十徳や”から弁当が届けられました。
毎回、私だけは御飯無しのスペシャル弁当だったのですが、今回はスタッフ全員が私と同じ物を希望しました。
変わっている点は、時間指定で隣から運んで来てもらえるので刺身が入っていることです。
また、御飯を抜いた代わりに、なんと、フルーツが入っています!
次回からは、糖質制限食の概念を説明する必要があるかもしれません。

やけくそで、フルーツまで完食してみました。
30分後に、懐かしいだるさと眠気に襲われました。
そして2時間後には低血糖発作と思われる空腹感を自覚しましたが、予想通りでしたので20分ほど我慢してやり過ごしました。

夜は焼き鳥の”たば鳥”でT君と、バカ喰い、バカ飲みをやらかしてしまいました。
ニンニク入りの唐揚げを食べたせいもあって、今朝はスタッフから ”臭いっ、臭い!”と罵られました。反省....


5月の採血結果

2012年05月09日 | 糖質制限食
総タンパク:7.0  アルブミン:4.6  総ビリルビン:0.67  ALP:98  GOT:24  GPT:18  LDH:166  γ-GTP:27
LAP:47  ChE:314  CPK:90  総コレステロール:219  中性脂肪:92  LDLコレステロール:131  
尿素窒素:26.1  クレアチニン:0.61  尿酸:5.8  Na:142  Cl:102  K:4.39  Ca:9.2  Mg:2.7  Fe:57
HbA1C:5.3(旧表示では4.9)  血糖値:104  血清アミラーゼ:121 CRP:0.04
白血球:4800  赤血球:410  Hb:13.4  血小板:16.4  と尿素窒素以外は正常値でした。
本日の体重:65.0 Kg  BMI:21.7でした。

この一カ月は体重を維持するために、唐揚げやケンタッキーフライドチキンを昼食として、ガッツリ食べるように心掛けています。
それでも体重は動きません。
おかしなことに、コレステロールは正常値になり、尿素窒素も改善傾向です。

以前、私が学んだアルコール性の肝機能障害についての内容は以下のようなものでした。
① 体重60Kgの日本人男性の肝臓が24時間で代謝、処理できるアルコールの量はビールで大瓶一本半、日本酒で一合五勺が限度である。
② 毎日①を上回る量を、休むことなく飲み続けると、処理されなかったアルコールが借金のように溜まっていき、肝障害を引き起こす。
③ したがって、週に2日は休肝日を作って、肝臓に48時間の借金払いの余裕を与えてやる必要がある。
④ 毎日、休むことなく焼酎を5合飲むと5年で肝硬変になる。

焼酎5合は900mlです。仮に20度の焼酎だったとすれば900ml×0.20=180gです。
ここ数年、私は40度のウィスキーを毎日350ml飲み続けています。
ウィスキーは40度ですので、350ml×0.4=140g
さらに、この半年は酒量が上がって、毎日500ml近く飲むようになりました。
450ml×0.4=180gを毎晩摂取しています。
それにもかかわらず、私が肝硬変に移行しつつは無いことを採血データは証明しています。
私のこれまでの患者さん達への指導は、いったい何だったのでしょうか!


巷の健康雑誌

2012年04月19日 | 糖質制限食


糖質制限食を指導中の患者さんから上記の雑誌をいただきました。現在、書店にて販売中の雑誌です。
以前から巷に多種出回っている健康雑誌に対しては、なんだか胡散臭く思えて、読もうという気にはなれませんでした。
ところが、この雑誌の今月号に限っては内容がしっかりしていました。
江部康二先生を含む10名のドクターと2名の歯科医師が、自らの糖質制限実践と指導の感想を、それぞれの専門分野からの立場で発表されておられます。
その中でも、精神科の先生の、糖質制限がうつ病に対しても有効であるとの見解は興味深い記事でした。

この雑誌は、もうしばらくは最寄りの書店でゲットできますので、興味をお持ちの方はぜひ購入して下さい。
定価は税込580円です。

ただし、私のクリニックの近所の本屋には有りません。
一昨日、私が5冊すべて買い占めてしまいましたので。

4月の血液検査結果

2012年04月10日 | 糖質制限食
アルブミン:4.9  総ビリ:0.94  ALP:113  GOT:27  GPT:21 γ-GTP:29  ChE:303  CPK:139
総コレステ:230  中性脂肪:99  LDLコレステ:124  BUN:30.0  クレアチニン:0.69  尿酸:6.5  Na:142  Cl:104  K:4.37
Mg:2.2  Fe:100  HbA1C:5.5(5.1)  血糖:98 WBC:6200  RBC:410  血小板:17.6  CRP:0.05でした。
(HbA1Cは4月から国際標準規格で表記することになりました。旧表記に0.4足すだけです。)

BUNと総コレステロール以外はすべて正常値でした。
特にBUN(尿素窒素)は糖質制限を始めて以来ワーストでした。
クレアチニンは常に正常でしたので腎機能障害は考えられません。
数週間前から、体重を維持するために、昼食をガッツリ食べている影響だと思います。
ランチメニューは、HOTTMOTTの肉野菜炒めのみに唐揚げパック、あるいはケンタッキーフライドチキン2,3個です。
昨年の7月からのBUNの推移を見てみると(21.0までが正常値です。)
23.8  22.5  22.6  18.6  18.6  26.4  23.8  21.0  30.0です。
腎機能が良くなったり悪くなったりするはずも無く、私の場合は肉類を多く食べると、アミノ酸の過剰摂取で尿素窒素が上昇するようです。
ちなみに、糖質制限を開始する前の、昨年の4月時点で、私のBUNは17.1でした。

コレステロールについてはベストは12月の197、ワーストは1月の241です。
昨年の4月は250でしたので若干の改善は認められるものの、その効果は限定的なようです。

ランチメニューを魚や豆腐、野菜類にシフトしてみようと思います。
しかし、体重を維持するためにカロリーを摂るのがチョッピリ面倒になってきました。 

3月の採血結果

2012年03月13日 | 糖質制限食
総タンパク:6.8  アルブミン:4.7  A/G比:2.2  ALP:106  GOT:32  
GPT:27  γ-GTP:27  ChE:278  総コレ:226  中性脂肪:146  
HDLコレ:86  BUN:21.0  Cr:0.71  尿酸:6.1  Na:141
Cl:102  K:4.03  Ca:8.9  Mg:2.3  Fe:64  Amy:100
HbA1C:5.0  血糖:110  動脈硬化指数:1.6
総コレ以外はすべて正常値でしたが、中性脂肪がジワリと上昇してきました。
原因としては揚げ物の衣が影響しているのかも知れません。
最近は64Kgの体重を維持するために昼食をしっかりと摂るように心掛けています。
ケンタッキーフライドチキンやほか弁の唐揚げと肉野菜炒めが中心なのです。
それにしても自分が痩せない努力をするようになるとは夢にも思いませんでした。
XLサイズのポロシャツはすべてLサイズに買い替えです。
夏ズボンもすべて買い替えです。
うれしい出費だと思います。

江部先生、さらにキレル

2012年03月09日 | 糖質制限食
昨日のブログで、江部先生が、さらにキレテおられましたので、それを紹介します。
1997年の米国糖尿病学会は、学会誌である”Life With Diabetes"で、タンパク質は50%が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わると記載していました。
しかし、2004年版の”Life With Diabetes"では、血糖に変わるのは糖質だけで、タンパク質、脂質は変わらないと変更されています。
ところが、昨年の9月に徳島大学糖尿病臨床・研究開発センターの黒田暁生先生が、Woodyattの1921年の文献を引用して、タンパク質の60%が血糖に変わり、脂質が10%血糖に変わると、学会誌に発表されたのです。
江部先生はブログの最後を以下のように締めくくられました。

”黒田先生は、米国糖尿病学会の見解の変化をご存じないのでしょうか?
 このままでは、日本糖尿病学会はガラパゴス状態です。”

江部先生キレル

2012年03月06日 | 糖質制限食


本日は江部康二先生のブログからです。
2010年のデータによれば、年間に糖尿病性網膜症で失明する人が3000名、糖尿病性腎症で透析を受け始める人が16000名も発生するそうです。
彼らは突然にそうなる訳ではなく、長年にわたって医者の指導を受け、カロリー制限をしながら三食を規則正しくバランス良く食べて、
それでも駄目な時は、内服を処方されて、さらに駄目な場合にはインスリン注射を受けて、
そのあげくの果てが失明や透析や、更には糖尿病性の壊疽による手足の切断術なのです。
最近発表になった海外での研究論文(ACOORDの結果とランセットの報告)によれば、 
”高糖質食を摂取しながら、強力な糖尿病の薬物治療を行えば、かえって総死亡率が上昇する”
という明確なエビデンスが存在するそうです。

そして、最後に江部先生は以下のように書いておられます。
”医師として糖尿人として、日本糖尿病学会に、一言申しあげたいのです。
上記の明白なエビデンスを無視せずに、現実を認めて、ワンパターンの食事療法(カロリー制限、高糖質、低脂肪食)の見直しに着手するのが
糖尿病専門医として科学的な態度と言えるのではないでしょうか?”

江部先生が糖尿病学会に対して、これほど明確に非難を表明されたのは初めてです。

今月の採血結果

2012年02月15日 | 糖質制限食
総蛋白:7.1 Alb:4.8 GOT:25 GPT:17 γ-GTP:26 総コレステ:225 中性脂肪:132 HDLコレステ:96
尿素窒素:23.8 クレアチニン:0.72 尿酸:6.6 Na:142 Cl:103 K:4.6 Fe:89 HbA1c:4.7 血糖:93
白血球:4900 赤血球:428 血色素:14.3 CRP:0.07  でした。(赤字は異常値

最近はこれ以上の体重減少を避けるために、昼食で肉、魚、卵をしっかりと食べるようにしています。
その結果が尿素窒素の上昇となったと思われます。
コレステロールについては計算しますと、LDLコレステは103ですので正常値のど真ん中です。
HDLコレステは正常上限に近いことから、総コレの増加は善玉コレステロールの増加が反映されているようです。
メカニズムは分かりません。

γ-GTPが26というのも凄いですね。
これまではγ-GTPを飲酒量のバロメーターとみなしてきましたが、間違いだったようです。
採血する前の夜も、その前の夜もジョニ黒を500mlずつ飲んでいましたから。

インスリンは血糖の悪徳セールスマン

2012年02月06日 | 糖質制限食


今日、上記の本を読みました。興味深かった部分を、整理してアップします。
以前にもアップしましたが、ヒトは糖か脂肪酸かのどちらかを利用してエネルギーをゲットします。
ところがインスリンが分泌されると、一方的に糖のみをエネルギー源として使うことが強制されるそうです。

急性インスリン応答
インスリンは血糖値が少しでも上がると速やかに、十分に分泌されます。
十分にというのは、どの位まで血糖値が上がるのか予想できないので、とりあえず多めに分泌されるということです。

インスリンがどうやって血糖値を下げる(血液中のブドウ糖を各臓器に消費させる)のかというと、
肝臓で
1.ブドウ糖がグリコーゲンのかたちで貯蔵されるのを促進する。
グリコーゲンが満タンになると、ブドウ糖の脂質への代謝を促進する。
このことにより、脂肪肝、高脂血症が発生する。
2.筋肉で
GLUT4を刺激して無理やりブドウ糖を引き込ませる。
3.血液中、内臓脂肪中で
リポプロテインリパーゼ(LPL)を攻撃して、中性脂肪が脂肪酸に分解されるのを阻害する。

インスリン抵抗性
1.急性インスリン応答でGLUT4が細胞の表面に移動してブドウ糖を取り込む準備を始める。
ところが糖の量がしっかりしたものでは無かったケースが繰り返されると
”オオカミが出たぞ理論?”により、GLUT4はインスリンの指令をシカトし始める。
このことは、たびたびの味見を余儀なくされる調理師や自動販売機の常習者に糖尿病が多いことの説明になる。
2.パンパンに膨れ上がった脂肪細胞がインスリンの指令に逆らって、それ以上の取り込みを拒否する。
するとブドウ糖の脂質への代謝が滞る。

インスリン抵抗性が発生すると、脳はセールスマンの数を増やすことで対処しようとする。
すなわち、膵臓を刺激してインスリンをさらに分泌させようとする。
疲弊したβ細胞はやがて死を迎えることになる。

第15回日本病態栄養学会年次学術集会

2012年01月23日 | 糖質制限食
この前の1月15日に国立京都国際会館にて上記が開催されました。
その中で、”糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?”というディベートセッションが日本糖尿病学会理事長の門脇孝先生を座長として行われました。
是側の演者は糖質制限食推進の第一人者である、京都高雄病院の江部康二先生。
非側の演者は高輪メディカルクリニックの久保明先生でした。
例年は学会全体の参加者は3000名位だそうですが、今年は4000名をオーバーしたそうです。
その増加した1000名のほとんどが、このディベートセッション目当てだったそうです。
700人の定員の会場に二重三重に会員が押し掛けてきて、補助席、立ち見を入れて、外にはモニターまで設置されたそうです。
セッションの内容ですが、非側が提示した唯一の論文は、以前の江部先生のブログでも取り上げられていたものでした。
サマリーで ”低炭水化物食は動脈硬化を推進させる”と書かれているものの、本文では、そのような記述が見られないという羊頭狗肉の論文でした。
しかも、その論文のスポンサーは英国砂糖局であったそうです。
それ以外は非側は、糖質制限の即効性には異議を唱えず、長期間の安全性が確認されていないという点を突くだけに終わりました。
是側の圧勝だったそうです。
内容はともかくとして、特記すべきは、糖尿病治療を専らとする多くの医師、栄養士などの関係者が、このセッションを目撃したということではないでしょうか。
頑なに、”三食バランス良く、脂質と総カロリーをひかえめに”という食事療法に固執してきた日本糖尿病学会に新たな動きが出てくるかもしれません。

減量記録更新

2012年01月16日 | 糖質制限食
昨夜、裸で体重測定したところ、64.85kgでした。
身長は加齢により1cm以上縮んで173cm丁度ですので、BMI:21.7 です。
20代の頃の体重に戻ることができました。
後は、この体重を維持していけばよいのですが、炭水化物制限食は続けていくつもりです。
なぜならば、この食事療法の効果は減量だけではないからです。
まず、二日酔いや食後の倦怠感、眠気が全く無く、一日中頭脳明晰?でいられます。
さらに、睡眠の質が向上して、朝には完全にリセットされたような目覚めを迎えることができます。
とにかく、明らかに体が ”グッドコンディション”にあることが自覚されるからです。
体重減少が、ここらへんで止まってくれれば良いのですが、どうでしょう?
もしも、これ以上体重減少が続くようならば、現在は毎食5g以下にしている糖質制限を20g以下に緩めるかもしれません。
そうすれば食パン半切れ、にぎり寿司1貫がOKになります。楽しみです。
体重の減りすぎを心配するなど、半年前には想像もつきませんでした。
80kgの大台が目前にせまっていたのですから。

1月の血液データ

2012年01月13日 | 糖質制限食
GOT:26 GPT:19 γ-GTP:32 中性脂肪:116 クレアチニン:0.75
尿酸:5.9 HbA1C:4.6 血糖値:108 と、相変わらず酒飲みとは思えない様な結果でしたが、
今回は、総コレステロール:241 尿素窒素:26.4と上昇していました。
クレアチニンが正常ですので、尿素窒素の上昇は肉の食べ過ぎによるものでしょう。
しかし、総コレの上昇が説明できません。
体重も66kgジャストで動きません。
来月はLDLコレステロール(悪玉?コレステロール)も計測してみます。

ダイエット記録更新中

2011年12月28日 | 糖質制限食
今日の体重は65.8kgでした。BMI:22.5 です。
目標のBMI:22.0まで、あと一息です。
急激な減量による顔のシワも、かなりフィットしてきました。
昨夜は妹とT君とのミニ同窓会で、”たば鳥”からスナック”安楽”に回って、ウィスキーをガンガン飲んだのですが、
それほど酩酊せずに帰宅できました。
今朝も、二日酔いは全く無かったのですが、婦長に”酒臭いっ!”と怒られました。
量的には、かなり飲んでいたのでしょう。
今夜も街に出撃します。
さらに明晩は忘年会が控えています。
これだけ飲み続けても、肝機能に影響が無いのですから不思議です。

ケトン体半減

2011年12月12日 | 糖質制限食


12月5日のケトン体の測定結果は811でした。
11月が1810でしたから半分以下に減少しています。
原因はビールにあると推測されます。
ホテルでの一次会の乾杯は普通の瓶ビールしかありませんので、仕方なく、しばらくは、それを飲むしか無いのです。
仮に大瓶一本を飲んだと仮定すると、3.1×6.33=19.6グラムの糖質を摂ったことになります。
糖質5グラムが、インスリンを出さずに済む限界ですので、完全にアウトです。
分泌されたインスリンがLPL(リポプロテインリパーゼ)を阻害するので、中性脂肪が脂肪酸とグリセオールに分解されなくなります。
脂肪酸=ケトン体ですので、ケトン体が減少します。
しかも、経験的に、その減少は急激に大規模に起こることも分かっています。
ケトン体を増やすのは、そう簡単ではありません。
たとえ断食をしたとしても、ケトン臭がでるには3,4日かかるそうです。
毎日の地道な努力で築き上げたケトン体が、たった一本のビールで叩き潰されるのですから割に合いません。
これからはホテルの一次会へは、糖質ゼロの500ml缶の持ち込みを計画してみます。

12月5日の採血結果

2011年12月06日 | 糖質制限食
アルブミン 5.0 総ビリルビン 0.82 ALP 110 GOT 29 GPT 25 LDH 190 γ-GTP 37
ChE 313 CPK 119 総コレステロール 197 中性脂肪 64 尿素窒素 18.6 クレアチニン 0.79
尿酸 6.7 Na 143 Cl 102 K 4.00 血清鉄 87 HbA1C 4.8 血糖値 95
白血球 5600 赤血球 432 Hb 13.8 ヘマトクリット 41.8 血小板 15.6 CRP定量 0.16
とすべて正常値でした。
このデータをみた医者は、この患者を、酒が飲めない体質で、脂肪分も控えていると診断するでしょうね。
ケトン体については2,3日後に結果がでます。