2017.2.12(日)
昨夜は、旅館街の酒屋で焼酎やつまみを買い込んでいたにも関わらず、すき焼きを食べた後すぐに寝てしまった。
もりさんとくりさんは22時、23時くらいまで焼酎を飲んでいたらしい。元気だね!
目を覚ますと、部屋の窓からはもう外が見えないくらいの雪が積もっていた。
空洞は昨夜ビールを冷やしておいた跡。
そこから上が、一夜で降り積もった雪。
朝風呂に入り、朝食をいただく。
今朝も雪が降り続いている。
民宿ペアリフトに乗って、山麓林間コースへ向かう。
ここも穴場。山麓林間コースは、このリフトを降りてすぐ反対の方向にある。リフトを降りるとみな順路である大きな中央ゲレンデに向かうので、ここは早朝滑っている人がほとんどいない。しかも新雪が降り積もっているパウダースノーである。距離は長くも短くもなく、何度も滑り返すにはリフトの速度が遅くややイライラするが、それを除けば、ほぼ貸切状態でパウダースノーを楽しむことができる申し分のないゲレンデである。時間は早朝の数時間に限られるが・・・。
風が吹くと雪煙が舞う。
絶景
天候が回復し、北壁トリプルリフトが運行を始めたので頂上へ向かうが、残念ながら視界は悪い。
ここ頂上から民宿街まで一気に滑り降りて、今回の滑りは終了とする。
中央ゲレンデのトップ
アルペン林間コース入口
民宿街へ向けて、最後の滑りを楽しむ。
<さかえ>に戻り、板を置いて、駐車場まで車をとりに下りていく。
どんな状態か気になる・・・。
心配していた程ではないなっ!
3人で除雪、ドア部分を開閉できるまで掘り出して運転席に乗り込む。
そしてエンジンをかけようと試みるが、なんと鍵が回らない・・・。
ハンドルロックが解除できない・・・。
バッテリーがあがったのか?
いやそれならロックは解除できるはず・・・、いや完全にバッテリーがあがった状態では解除もできないか。
わからない・・・、やばいことになっちまった。
バッテリーか?バッテリーなら充電すれば何とかなる。いやバッテリーが完全にあがった状態なら、キーレスエントリーもできないはずだ。
セキュリティーが何らかの形で働いたのか?一度外に出て鍵をかけ、再びハンドルロックを解除しようとするができない。
ロック解除する時のハンドル動作もいつも通りのはず。
動揺・・・。
エンジンをかける前に、フロントガラスのワイパー周辺を覆う氷を金槌で割っていたのを見ていたもりさんが、「金槌で叩くけん、セキュリティーがかかったんや」などとからかってくる。
JAFを呼んでも、この積雪の中、来てくれるには相当時間がかかるに違いない。
もう25年ほど前に、伊吹山で同僚が鍵を失くし、6時間以上山小屋でJAFの救助を待った記憶がよみがえった。
しかし、こういう時ほど冷静にならなければならない。
あらゆる可能性を否定し、もう一度いつもより大きく力を入れてハンドルを左右に回しながら鍵を回してみた。
ロックが解除され、ドルゥーンというエンジン音が鳴り響いた。
反射的に振り向くと、真っ白な雪を背に黒煙がくっきりと浮かび上がっている。
やったぁ!
息を吹き返したデリカは、足元の固い雪を蹴散らかしながら力強くバックし、態勢を整えていく。
原因は昨夜から降り積もり凍った雪が前輪とステアリングを固定してしまい、ロック解除に至らなかったとすぐに判明した。
やれやれ。
帰り道は晴天。
万灯の湯に入って、疲れた体を癒す。
雪見景色の露天風呂、最高やねぇ~。
龍野西SAでラーメンを食べて、
18時に無事帰宅。
みなさん、おつかれさまでした。
上質の雪に本場の但馬牛、最高でしたね。
来年は全員集合して行きましょう!