都心に向かう電車に乗ってたのですが,こんなことがありました。
ある駅で母親と,4~5歳ぐらいの兄妹の3人が乗りこんできました。
ちょうど私の隣の席が空いたので,そのお兄ちゃんはパッとその席に座ると,「お母さん座る?」と母親に席を譲ろうとしたのですが,母親は息子さんに座らせていました。
なんだかいい光景だなあと思っていたら,その少年は今度は斜めに立っていた,派手な格好をした,それでも間違いなく初老の女性に「座りますか?」と声をかけました。
そのおばはんは,「いい,いい」と拒否するんだな。これが。
脇でそのやり取りを聞いていて,私はひとり不機嫌になりました。
こんな小さな子供が電車の中で,見ず知らずの人に声をかけて,しかも席を譲ろうとしているんです。座りたくなくても,座ってもらいたいなぁと。
おそらく,この少年はもう席を譲ろうとはしないでしょう。
そのあと,彼は立っていた妹を自分の膝にのせました。
私は少年の肩を叩くと,席を譲りました。少年は妹と仲良く並んで座っていました。
人の好意を忖度できないのは我々大人の責任であって,そこに思いが至らないのなら,いつになっても子供もひいてはわれわれ大人も救われないんだろうなあ,と漠然と思いました。
ある駅で母親と,4~5歳ぐらいの兄妹の3人が乗りこんできました。
ちょうど私の隣の席が空いたので,そのお兄ちゃんはパッとその席に座ると,「お母さん座る?」と母親に席を譲ろうとしたのですが,母親は息子さんに座らせていました。
なんだかいい光景だなあと思っていたら,その少年は今度は斜めに立っていた,派手な格好をした,それでも間違いなく初老の女性に「座りますか?」と声をかけました。
そのおばはんは,「いい,いい」と拒否するんだな。これが。
脇でそのやり取りを聞いていて,私はひとり不機嫌になりました。
こんな小さな子供が電車の中で,見ず知らずの人に声をかけて,しかも席を譲ろうとしているんです。座りたくなくても,座ってもらいたいなぁと。
おそらく,この少年はもう席を譲ろうとはしないでしょう。
そのあと,彼は立っていた妹を自分の膝にのせました。
私は少年の肩を叩くと,席を譲りました。少年は妹と仲良く並んで座っていました。
人の好意を忖度できないのは我々大人の責任であって,そこに思いが至らないのなら,いつになっても子供もひいてはわれわれ大人も救われないんだろうなあ,と漠然と思いました。
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