あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

冷えのぼせ

2020-04-07 19:12:00 | 健康・病気
こんにちは!
スタッフの石黒です。

先週のブログで「どこを揉んだらいいですか?」のタイトルで、首肩のこりに対
しての話を書かせていただきました。その中で、
「首や肩を揉みすぎると気血がのぼってしまい、ボーッと頭が重くなったりしてしまいます」
「目を使うと、血が目の方に集まってくるので、気や血が体の上にのぼってきます。」

と、書いたのですが、
では、気血が上へのぼると、体の下の方はどうなるでしょうか?

体の上へ上へと、気が集まれば集まるほど、
相対的に、体の下を巡る気血の量が少なくなってしまいます。

気には体を温める作用があるので、足は冷えてしまいます。
いわゆる【冷えのぼせ】ですね。

昔より「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という言葉があるように、
本来は、足元が温かく、頭は相対的に冷えている状態が理想です。

冷えは人によって様々なタイプがありますが、
のぼせや酷い肩こりと足の冷えがセットになってしまっている方、多くみかけます。

上は首肩が詰まって気持ち悪い、又はぼーっと頭が重いのに、足は冷えてしまっている。
この状態とてもつらいですよね。

気は元来上へとのぼる性質があるため、
これを上手く下へと降ろしてあげないと、上の方にばっかり気が集まってしまいます。

気がのぼらないように、そして、気が降りるようにするためには、
・下半身を冷やさないこと
・長時間の同じ姿勢を避けること
・しっかりと呼吸をすること
他にも色々とありますが、この3点を意識するだけでも大分違うかと思います。

一つ目の「下半身を冷やさないこと」は、冷えの防止に一番大切です。
春になって、足首の出たファッションをしたくなりますが、冷えは足元からやってきます。
特に足首から!!
足首にカイロを貼る必要はありませんが、レッグーウォーマーや足首が隠れる丈の靴下を履いて、
足首を冷えから守ってあげることが大切です。
春といえども、寒い日もあるので油断は禁物ですね!

二つ目の「長時間の同じ姿勢を避けること」
これは前回のブログに書いたことと重なるので、是非前回のブログをご覧いただけると嬉しいです。
前回のブログでは、ストレッチや肩回しをお勧めしたのですが、少し歩いたりし
て足の方に刺激を与えてあげるのも非常に効果的ですよ!

三つ目の「しっかりと呼吸をすること」
これもとても大切です。
呼吸により、気は全身へと巡っていきます。
この呼吸が浅いと、気は全身へと行き渡りません。気を全身に巡らせるためには、
深い呼吸が大切です。
当院の院長は、『丹田』を意識した呼吸法を指導しています。
興味のある方は是非!
丹田とは?と思われた方は、是非こちらのブログをご覧ください??



今回は冷えのぼせについて書きましたが、
冷えというものは人によって原因が様々です。
同じ冷えでも人によって治療方針が違います。
当院では一人一人の体の状態にあった施術を行なっています。
「冷えは万病のもと」
気になる冷えの症状がございましたら、いつでもご相談ください。

そして、養生と鍼灸で冷えを撃退しましょうー!

こちらは前回のブログです


今日はスーパームーン。
陰主陽従を基本とする東洋医学では、陰のチカラを大切にしています。
今日は、みなさまに陰のチカラがお届けできますように!

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