あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

眼で食べる?腹で食べる?頭で食べる?

2020-10-28 22:44:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは🌞今日は少し冷えましたね。
確実に秋から冬へ季節は移ろっていますね。

今日は、「もう少し太りたい方」「もう少し痩せたい方」
へ、養生のコツをお話しさせていただきます。

当院では、毎日色々な悩み(症状)をお持ちの方がお越しになります。
当院では「痩身鍼」というものは謳ってございませんので、ダイエット目的で
お越しになる患者さまは皆無なのですが。。。

「もう少し太りたいんです」や
「痩せるハリはないですか?」などというトークは毎日のように耳にします👂

どうやってお答えすると思われますか?

「そうなるような治療をしていますよ!」です。

東洋医学では、ちょうどよいピッタリの、いい塩梅のことを
「中庸(ちゅうよう)」という言葉で表し、治療は総てこの「ピッタリ」に
近づけるようにしているのです。
さて、この「ピッタリ」はみなさまお一人お一人違います。
少し痩せ気味の状態がベストコンディションの方と
少しぽっちゃりしている時がベストコンディションの方。
適正体重も、厳密に言えばみなさまそれぞれ違うのですね。

胃腸がそれほど丈夫でない方は、少し痩せ気味の状態ぐらいの時が
その方の胃腸にとっては適正な代謝能力に合っていることが多いのです。
反対に、少し代謝の緩やかな方は少しぽっちゃりのほうがよいことも。

ベストコンディションはお一人お一人違いがあるのです。

バランスを崩して、この状態が維持できなくなった時が病なのです。
ストレスで食べすぎたり飲みすぎたり、美味しそうなものを見るとついつい!
(これが眼で食べる!に該当しますよ)で太ってしまったり(私は大いに反省しなくてはいけないのですが😅)

痩せ型の方に意外と多いのが、太るためにカロリー換算してご自身の代謝能力以上に召し上がって
(頭で食べるです、これ)、かえって体のバランスを崩し痩せてしまったり!

お腹が空いていなくても、時間になったから食べる!(これも頭で食べる!です)などなど。

私たちも毎日、同じ生活を送っているわけではありませんし
活動エネルギーも日によって違うはずです。

そこで、おすすめしたいのが「腹時計」自分の身体と相談してみる。
という食べ方です。

ヒトは高等動物になったせいか、目や頭で食べることが多くなり
本来持っている「ちょうど」のものさしを見失いがちなのです。

当院でも、虚弱体質で太れない方が、消化能力以上のものを召し上がっていて
食べる量を少し減らしていただくことで、適正体重になられた方が多くお見えになります。
「ぴったり」というのは簡単なようで難しく、皆さんご自身の身体と相談していただくことが
大切なのです。

「ぴったり」だと、様々な病症も解消しますので、まさに
ベストコンディション!
を保つことができるようになるのです。

脈診流経絡治療では、身体からのサインを手掛かりに
「ぴったり」に近づける治療を行っています。
我々だけでなく、患者さまご自身も身体からのサインに耳を傾けてみてください。
一番取り組みやすいのが「腹時計」だと思います。

食欲のない時は、胃腸が少し休みたい!というサインです。
飽食時代ですから、一食抜いても心配することはありません。
お腹が空いたら、お腹が必要としているだけ(理想は腹八分目ですね!)
召し上がってみてください。これだけで、かなり健康体でいられます!

私もついつい美味しそうなものがあると食べすぎてしまいます。
現代人は食べすぎていることがほとんどです。

時にはリセットのつもりで、胃腸を休ませる!身体に聴く!
お試しくださいね。費用のかからないリバウンドしらずのダイエット法です❣️

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