あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

自然に抱かれて

2021-06-20 20:18:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは🌞今日は晴れて気持ちの良い1日でしたね!
毎週日曜日は、院長の自伝です。

第一章

  序章でも述べた様に、私は静岡県の田舎町に育った。
平成の大規模な市町村合併により、現在では浜松市となっているが、この名前か
らは想像もつかない田舎町である。
家から一歩外に出れば、畑と田んぼ、その向こう側は赤石山脈に連なる山又山山
の手前には東北方面から水量豊富な美しい川がs字状に流れ、八十八夜のお茶摘
みの頃には川を遡上する鮎が群れを成していた。

 裏山の針葉樹林は、木登りが楽しかった。杉の木や桧・松の木などに巻き付い
ている蔓を足元から数㎝のところで切って、「ターザン」の真似をしてこちらの
谷から向こう側の谷にあcる木に飛び移るのだ。
(ターザンについては、本当に見たかは定かではない。映画を見た人の話を聞い
た可能性もある。なぜなら映画館は遠くなおかつ我が家の財政では映画を見るゆ
とりは無かったはずだ。当然テレビも無い)

何度も何度も蔓を引っ張り安全性を確かめて「さあ 行くぞ!」
蔓に捕まり勢いよく土を蹴って飛び出し、頂点で反転して戻る。蔓の絡まる大木
の横に着地出来れば成功であるが、最初のうちは半天出来ずにそのままの体制で
戻ってしまうために、背中を大木にしこたま打ち付けることもあった。
同じ蔓で何日か遊ぶと枝に巻き付いている蔓が枯れてきて性が悪くなるが、そこ
は子供だ。「ヤッホー」と土を蹴った瞬間木の枝に巻き付いた蔓が少しずつ離れ
てずるずると谷底に落ちて息が出来ないほどに打った事も有ったが親には内緒で
又翌日も新しい蔓を探して裏山に入る。


コメント
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