あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

どれだけ勉強すればいいですか?

2020-06-24 23:21:00 | 健康・病気
こんにちは😃今日で、梅雨の合間の晴れ間もおしまい!

この晴れ間、できることされましたか?

ご家族みんなのマネジメントをされるお母さまがた(主婦の方)
お天気の良い日は、普段の洗濯物以外でも、洗えるうちに!干せるうちに!
片付けられるうちに!とテキパキとその時に応じた判断をされ、
家庭のなかをスムーズに回しておられますね!
食材の管理から、家事まで女性の方々の気配り目配りを感じる時、
男性にはない能力に頭が下がります!
いつも本当にご苦労様です。

ですが!いざ、お子様やご自身のこととなると
この「チカラ」をどこかに置き忘れてしまわれる方が度々おられるようです。

「何時間勉強させればいいのでしょうか?」
「どれだけ覚えさせたら良いのでしょう?」
「あと何回治療を受ければ治りますか?」

などなど。数字では表現できないことを真剣にお訪ねになる方が、
実は超ベテランの主婦の方でも多いのです⁉️

今日は、新学期の子どもの教材を画像にアップさせていただきました!
不思議なことに「え!?少ない!」と思う学生と「こんなに多いの⁉️」
と思う学生と、「何も感じない」学生といろいろいるようです。

仮に3パターンと考えても、気が違います。
同じような症状でも、この違いがある患者さまへ同じ治療をすることはできません。

これを「匙加減」といいますね。
 「これを刺して気至らざれば、其の数を問うなかれ。これを刺して気至れば、
乃ちこれを去り、復た鍼するなかれ。」という東洋医学の教えがあります。

鍼治療を行っても、もし治療レベルまで気の至りがなければ、
その治療の回数に囚われることなく、治療に至るまできちんと治療するべきだと示唆しています。
その反対に、仮に一穴のごく短い治療だったとしても、治療レベルまでの
気の至りがあれば、再度治療をしてはいけないと書かれています。

たくさん鍼を行い長い時間治療すれば良いというものではないのです。

受け止めることの得意な女性は、特にこの「気遣い」に敏感です。
(陰陽論でいえば、女性は陰となり受け入れることに長けています)
気の調整を主とする、鍼灸治療が合っていることがお分かりいただけますか?
その反面、細やかな気遣いができるために些細なことでもバランスを崩しやすいとも言えるのです。

ですから、あと何回で治るということは答えにくいですし、
前回に比べて治療時間が長くなったとか短くなったとかいう
ことが起こりうるのです。

同じ条件で同じものを見ても、感じ方はお一人お一人異なります。
私は、目が見えないので残念ながら今日の画像を見ることはできませんが、
この教材を持ち帰ってきた子どもの気持ちを、子から発せられた言葉と
態度と、実際に入っていた紙袋の重さを体験することで、知ることになるのです。

私は「こんなにたくさん!!」と思いましたが
子供はひとこと「今年は少なかった!」と言いました。

同じものを見て、共有してもそのとき流れる気の種類は違うのです。

この違いに対応することが得意なのが、東洋医学です。
魅力を少しお伝えできたら嬉しいです。





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