フォトジェニックな町並み-石川県金沢市：ひがし茶屋街

Higashi Chayagai, Kanazawa City, Ishikawa Pref.

さてさて、石川県金沢市にやって来たワタクシ達は、金沢駅からバスに乗って「ひがし茶屋街」に向かいました。


ひがし茶屋街は重要伝統的建造物群保存地区であり、約1.8haの保存地区内の建築物140のうち約3分の2が伝統的建造物なんです。
茶屋町創設時から明治初期に建築された茶屋様式の町家が多く残り、金沢の主な観光地の1つになっています。


前田利家が金沢に入城すると、金沢は城下町として発展しました。そして、江戸時代には城下町近郊を流れる犀川、
浅野川両界隈に多くの茶屋が立ち並びました。犀川西側に「にし」の茶屋町、浅野川東側に「ひがし」の茶屋町が共に開かれたんですね。


ひがし茶屋街は茶屋町創設時の敷地割をよく残し、全国でも希少な茶屋様式の町屋を多く残しているとして、
2001年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。金沢というと兼六園に並び、今では一番観光客で賑わう場所でしょうね。


この日も多くの観光客が、もちろん多くの外国人観光客もひがし茶屋街を訪れていました。
今年の年末年始は円安の影響で海外旅行は人気薄だが、国内旅行はコロナ以前の水準に戻ったとテレビのニュースで報道していましたが、
「なるほどなぁ」と思うくらいの観光客の数でした。ワタクシはひがし茶屋街に来るのは四度目か五度目になるのですが、
今までで一番人の数が多いように感じました。


家人は「せっかくひがし茶屋街に行くんやったら、美味しい和菓子を食べたいわ」と言うので、お店を探しました。
「菓舗 Kazu Nakashima」というお店が「フルーツが入った大福が美味しい」ということなので、入店することにしました。


家人は「いちご大福と抹茶のセット」というのを注文しました。店内は若い女性やカップルで大いに賑わっており、
ワタクシは場違いな感じがして、ちょっと居心地が悪かったです。


最近のスイーツは美味しいだけではなく、見栄えが良くないと人気が出ないのでしょうね。
和菓子に興味が無いワタクシでも、「これはインスタ映えするんやろなぁ」と思いました。
ただ、家人が言うには「見栄えはええけど、味は普通かなぁ」ということでした。


甘いものが苦手なワタクシは、コーヒーだけで済ませたのでありました。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T30


先日の震災の際、間違いなくひがし茶屋街には多くの観光客がいたはずです。恐怖や不安を多くの人が感じたことでしょう。
古い木造建築物が多い地域なので、倒壊や崩壊という被害が無いことを願うばかりです。
令和6年の我が国は、前途多難な幕開けとなってしまいましたね。


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