淡い思い出-京都市上京区：北野天満宮

Kitano-Tenmanguu Shrine, Kamigyou Ward, Kyoto City

さてさて、京都市上京区の北野天満宮の梅を楽しむワタクシ達でありますが、
さすがに天満宮の梅は見ごたえがありました。


梅の花を見ると、春の訪れを感じます。今年の冬は例年になく寒さが厳しかったですが、やっぱりちゃんと春は来るんですねぇ。


ところで、一昨日のブログに「ワタクシは北野天満宮の近くに下宿をしていた」と書いたのですが
当然ながら通っていた大学は、北野天満宮の近くにあるんですよね。
ここから歩いて15分ほどの場所に大学があるのですが、家人はワタクシの学生時代を全く知りません。


「通っていた大学を見てみたいな？」と言うので、
「行ってみようか」って事で、ワタクシ達は我が母校に行くことにいたしました。


母校の大学に行くのは、15年ほど前に職場にいたイギリス人を金閣や龍安寺に案内したとき
「ここが僕の通っていた大学だ」と言うと、彼が「中に入って食堂でランチを食べよう」と言うので学食でランチを食べて以来です。


卒業してからちょうど30年。大学の周辺もずいぶんと様変わりしていました。
よく訪れた食堂も無くなっていたし、見たこともないカフェやスイーツのお店もたくさんありました。
何よりビックリしたのは、大学の周辺に不動産屋というか、ワンルームマンションなどを斡旋するお店がいっぱいあることでした。
今の学生さんは「4畳半一間、共同炊事場、共同トイレ、風呂なし」なんて下宿に住んだりはしないのでしょうねぇ。


大学の構内に入ってみると新しい校舎もたくさん出来ていましたが、ワタクシが学んだ学部の校舎は昔のままでした。
中に入ってみると懐かしさがいっぱいでした。


ただ、ワタクシの時代と様変わりしたなぁと思ったのは、ワタクシが学生の頃は校内の至る場所に自治会の学生たちが書いた立て看板があり、
政治的なイベントや集会のビラなどもあちこちに貼ってあったのですが、そういうものが一切無いんですよね。


時代の変化と言ってしまえばそれまでですが、学生が政治に興味や関心を示さないのはどうなのかなぁ。
政治を語り、哲学を語り、人生を語るような学生は今の時代では浮いてしまうのでしょうかねぇ。


合格祈願でもしたのでしょうね。可愛い3人組の女子高生が歩いていました。
彼女たちから見れば、ワタクシが思うような大学生像って「過去の遺物」なのでしょうね。

使用したカメラ：Canon EOS7D


今にして思えば、大学生の時にもうちょっと勉強しておけばよかったなぁとつくづく思います。
それともう一つは、一年くらい休学して海外を放浪しておけばよかったなぁ。
人生にさほど後悔というのは無いのですが、学生時代に海外を放浪しなかったことは最大の後悔です。


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