思春期の暴言。

もんくんに言われた。

ママみたいな大人にだけはなりたくないと。

その瞬間は、あらっ…と思ったけど、私は心の瞬発力がない。

遠くでマグニチュード10くらいの地震が起きたなって思った。

津波が来る前に、できることしとかないと。

もんくんには、

いいよ、そう思うならママを反面教師にすればいいよ。

ママだって、子育ても人生も勉強中だし、完璧な人間じゃない。

ママにダメだと思うことがあるなら、ぜひママより立派な人間になればいいじゃん。

とクールに言った。

30分くらいしてから、心の予報通り津波到来。

もんくんに言われた言葉が、波のように何度も胸に迫り来る。

それも普通の波じゃない。漬物石並みに心にぎゅうううううううううううう〜〜と圧がかかるやつ。

これは、苦しい。

泣きだしそうになるのを堪えるのに必死。

息を詰めるように、喉をしめるので、気管支炎起こしそうなくらい喉の奥が痛い。

いつ、感情のビッグウェーブがくるか分からないので、それに警戒していたら視線が定まらなくて。

もんくんも、悪いことを言ったと思ってか、妙に何回も声かけてきたけど、丁寧に返事する余裕なんてなかった。

ママみたいな人間になりたくない。

もし私に自信があれば、何言ってんだお前は！って、怒ることができたかも。

でも、私には自信というものが全然なくて、私みたいな人間に子供達になって欲しくないという気持がいつもあるから、何も言い返せなかった。

本当は、何言ってんだ〜〜！って、言わなきゃいけなかったよね。

普通の親なら言うよね。

もんくんは、たまに私が心の奥底に隠し持っているものをバスンと言うことがある。

いつの間にか、伝わってるんだなあ。言わなくても。

とりあえず、心のダメージを修正しよう。

改善は、それから。

がんばろ。