母がMRI検査を受けたというので、実家へ電話。
昨秋から、右肩がピクピクと無意識に痙攣するようになったそうだ。正月帰ったときも、上下する肩を左手で押さえていた。
「脳に白い影が、ちょこちょこあるらしいわー」
「医者の先生の所見は?」
「もう歳やから(今年の9月で78)、脳神経の先生もなんちゃ、いわへんわ」
「リハビリのすすめは?」
「なんもいわん。薬くれただけ」
「あ、そう。じゃあ、薬ちゃんと飲みなよ。インスリンも毎回きちんと打つんやで。お母さんの歳になったら、インスリンの副作用より、打たんことのほうが怖いからな」
「わかったわ。真面目にインスリン打つわ。でも、ほんまに、歳をとっても死にとうないの……」
「そうやろう。だから、血糖はインスリン打ってちゃんとコントロールしいや」
「わかった、ありがとな。おまえも元気でな」
ちょっとは、意欲がわいてきたようだ。私も、母と対話することで、生きる意欲をもらっている。
なんまんだぶ なんまんだぶ