最近、電車の同じ車両で、ケンカしている人間を見かけることが多くなった。
恥も外聞もなく、声を荒げて大声で言い合っている。
「次で降りろ!」「降りてもいいけど、やられるのはあんただぜ」
売り言葉に買い言葉の連続だ。
あーやだやだ。と思いながら、思いっきり耳ダンボである。そして両者の話を聞いて、心情的にどちらにつくか考えている自分。「そーだ、のしちまえ。うざいオヤジなんか。やれ!やれー!」黙って知らんぷりしている心の中は、野次馬根性丸出しである。
海を挟んだお隣の国とのニュースもそんな感じか。関係のないところで嫌がらせをしやがって、係争ごとを分けて考えられんのか、レアアースを渋ったり、通関を滞らせたり、毒ガス回収事業で視察している人をスパイの嫌疑で拘束したり……頭に来ると手段を選ばないのか。理不尽な腹いせをこれからは「中国する」とでも名付けようか……と、ニュースを目にするたび、ハラの中で怒りをぐつぐつ煮えたぎらせている。
ハーバード大学のマイケル・サンデル教授がいま人気だが、彼の本を読んで見たいという気持ちになっている。回答があるわけではないのだが、「正しいこととは何か」を考え続けることに価値を置いているのは共感がもてると思うからだ。仏教にも通じるのではないのかしらん。
私の愚かな怒りの火を消す解決策は、法の鏡に自分の姿を映し出すしかない。死ぬときに、死ぬのは自分だ。相手ではない。
恥も外聞もなく、声を荒げて大声で言い合っている。
「次で降りろ!」「降りてもいいけど、やられるのはあんただぜ」
売り言葉に買い言葉の連続だ。
あーやだやだ。と思いながら、思いっきり耳ダンボである。そして両者の話を聞いて、心情的にどちらにつくか考えている自分。「そーだ、のしちまえ。うざいオヤジなんか。やれ!やれー!」黙って知らんぷりしている心の中は、野次馬根性丸出しである。
海を挟んだお隣の国とのニュースもそんな感じか。関係のないところで嫌がらせをしやがって、係争ごとを分けて考えられんのか、レアアースを渋ったり、通関を滞らせたり、毒ガス回収事業で視察している人をスパイの嫌疑で拘束したり……頭に来ると手段を選ばないのか。理不尽な腹いせをこれからは「中国する」とでも名付けようか……と、ニュースを目にするたび、ハラの中で怒りをぐつぐつ煮えたぎらせている。
ハーバード大学のマイケル・サンデル教授がいま人気だが、彼の本を読んで見たいという気持ちになっている。回答があるわけではないのだが、「正しいこととは何か」を考え続けることに価値を置いているのは共感がもてると思うからだ。仏教にも通じるのではないのかしらん。
私の愚かな怒りの火を消す解決策は、法の鏡に自分の姿を映し出すしかない。死ぬときに、死ぬのは自分だ。相手ではない。