自動車ディーラーの担当さんから熱心なお誘いを受け、栃木市にあるテストコースでの試乗会に参加した。「ハイエンド仕様のクルマに乗れますよ」という囁きにコロッとほだされ、わざわざ外環道→東北道と片道2時間かけ(高速代は3700円)、ガソリンも結構消費し、しかも有料のイベント(3500円也。記念品はいただいたけど)……。興味のない人からすると、ホントに時間と金と資源の無駄遣いもいいところだ。
私が乗ったのは、Audi TT〝S〟 クーペ。2000CCエンジンのターボ過給に磨きをかけ、最大272馬力・トルク35.7kgm/2,500-5,000rpmという、まあ兎に角速く走るスポーツカーのハイエンド仕様(通常のTT クーペは最大200馬力)。
しかし、試乗会のプログラムは至って真面目。あくまでも安全運転のためのカリキュラムだった。
(1)高速周回
オーバルコースを高速でぐるぐる回り、直線コースではベタ踏みで時速150キロまで加速。その加速感を体で覚えようというもの。カーブのところはバンク角最大45度という急傾斜になっていたが、70キロで走っても全然平気だ。体が斜めっている怖さよりも、遠心力で路面に吸い付いている快感のほうが勝っていた。病みつきになりそう。
(2)スラローム走行
クネクネと続くヘアピンカーブをコースアウトせずに曲がりながら走る。これが結構苦手。ハンドル捌きの腕がもろに現れる。前を走るノーマル車のおじさんにかなり差をつけられてしまった。
(3)低ミュー路ブレーキング
ミューとは、摩擦係数のことで、低ミュー路とは、「摩擦係数の低い道=スリップしまくりの道」のこと。路面に水をわざと撒いてすべりやすくしているコースの上を急加速→急ブレーキ(足をたたきつけるような)して、しかもステアリング切って障害物をよける! という限界状況の体験。これも結構むずかしかった。最近のブレーキ制御は不思議なもので、フルブレーキをかけたあとでもステアリングは切れる。つまり、曲がれるようにできてる。「だから、不意の障害物が目前に現れても、決して諦めずに危険回避に努めてください」とは、講師の方の弁。ありがとうございます。
こんなテスト走行は初めてじゃないけど、10年ぶりかなあ。一見、時間と金の無駄遣いのような気がするが、運転の限界状況を体で知ることは、やってて損ではないと思う。貴重な体験でした。限界走行を体験したせいか、帰りの高速は比較的スムーズに運転できたと思う。
そういえば、テストコースのある板東平野のど真ん中は、交通事故で死んだコバヤシの故郷だ。なんまんだぶつ。
私が乗ったのは、Audi TT〝S〟 クーペ。2000CCエンジンのターボ過給に磨きをかけ、最大272馬力・トルク35.7kgm/2,500-5,000rpmという、まあ兎に角速く走るスポーツカーのハイエンド仕様(通常のTT クーペは最大200馬力)。
しかし、試乗会のプログラムは至って真面目。あくまでも安全運転のためのカリキュラムだった。
(1)高速周回
オーバルコースを高速でぐるぐる回り、直線コースではベタ踏みで時速150キロまで加速。その加速感を体で覚えようというもの。カーブのところはバンク角最大45度という急傾斜になっていたが、70キロで走っても全然平気だ。体が斜めっている怖さよりも、遠心力で路面に吸い付いている快感のほうが勝っていた。病みつきになりそう。
(2)スラローム走行
クネクネと続くヘアピンカーブをコースアウトせずに曲がりながら走る。これが結構苦手。ハンドル捌きの腕がもろに現れる。前を走るノーマル車のおじさんにかなり差をつけられてしまった。
(3)低ミュー路ブレーキング
ミューとは、摩擦係数のことで、低ミュー路とは、「摩擦係数の低い道=スリップしまくりの道」のこと。路面に水をわざと撒いてすべりやすくしているコースの上を急加速→急ブレーキ(足をたたきつけるような)して、しかもステアリング切って障害物をよける! という限界状況の体験。これも結構むずかしかった。最近のブレーキ制御は不思議なもので、フルブレーキをかけたあとでもステアリングは切れる。つまり、曲がれるようにできてる。「だから、不意の障害物が目前に現れても、決して諦めずに危険回避に努めてください」とは、講師の方の弁。ありがとうございます。
こんなテスト走行は初めてじゃないけど、10年ぶりかなあ。一見、時間と金の無駄遣いのような気がするが、運転の限界状況を体で知ることは、やってて損ではないと思う。貴重な体験でした。限界走行を体験したせいか、帰りの高速は比較的スムーズに運転できたと思う。
そういえば、テストコースのある板東平野のど真ん中は、交通事故で死んだコバヤシの故郷だ。なんまんだぶつ。