妄念の凡夫

日々是称名

隣のハナちゃん永眠

2012-12-30 22:53:36 | ペット
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 12月28日に息を引き取ったそうだ。その週の前半まで、玄関先で私を見つけると近寄ってくれていたのに。痩せて骨ばっていたけど毛はフサフサで、うちのゴンタ(11歳で死去)より頑張ってくれると思っていた矢先だったのだが……。
 享年12歳。

南無阿弥陀仏




いわんや悪人をや

2012-12-29 02:54:10 | 仏教
念佛往生要義抄

 此のたび輪廻のきずなをはなるる事、念佛に過ぎたる事はあるべからず。このかきおきたるものを見て、そしり謗ぜんともがらも、必ず九品のうてなに縁をむすび、たがいに順逆の縁むなしからずして、一佛浄土のともたらむ。

 抑(そもそも)機をいえば五逆重罪をえらばず、女人・闡提をもすてず。行をいえば一念十念をもてす。これによりて五障三従を恨むべからず。この願をたのみ、この行をはげむべき也。

 念佛のちからにあらずば善人なおうまれがたし、いわんや悪人をや。五念に五障を消し、三念に三従を滅して、一念に臨終の来迎をこうぶらんと、行住坐臥に名号をとなうべし。時処諸縁に此の願をたのむべし。あなかしこ、あなかしこ。



 このたび輪廻の迷いから離れることについて、念仏に過ぎたことはあるはずがありません。この書きおいたものを見て誹謗する輩も、かならず浄土往生の蓮台に縁を結び、たがいに順縁も逆縁もむなしくなることはなく、弥陀浄土の友となるでしょう。
 そもそも往生の素質をいえば、五逆罪や重罪を起こしたものを選ばず(排除せず)、女人や法を求める気のない者も捨てないのです。修行といえば、一念十念をもってするのみです。これによって五種のさわりと三種の忍従があると言われる者(女性)に生まれたことを恨むべきではありません。阿弥陀仏の本願をたのみ、念仏に励むべきなのです。
 念仏の力でなければ善人でも浄土へは生まれることが難しいのです、いわんや悪人ならなおさらのこと。五念で五つのさわりを消し、三念で三つの忍従をなくして、一念で臨終の来迎を被るために、歩いているときも、立ち止まっているときも、座っているときも、横になっているときも南無阿弥陀仏を称えなさい。どんなときもこの阿弥陀仏の本願をたのみなさい。なんとまあ、ありがたいことでありましょう。


「現世をすぐべき様は~」

2012-12-15 01:24:07 | 仏教
 現世をすぐへき様は、念仏の申されん様にすぐへし。念仏のさまたげになりぬべくは、なになりともよろづをいとひすてて、これをとどむべし。

 いはく、ひじりて申されずば、めをまうけて申べし。妻をまうけて申されずは、ひじりにて申すべし。住所にて申されずば、流行して申すべし。流行して申されずば、家に居て申すべし。自力の衣食にて申されずば、他人にたすけられて申べし。他人にたすけられて申されずは、自力の衣食にて申べし。一人して申されずば、同朋とともに申べし。共行して申されずは、一人籠居て申すべし。衣食住の三は、念仏の助業也。これすなはち自身安穏にして念仏往生をとげんがためには、何事もみな念仏の助業也。

 三途へかへるべき事をする身をだにもすてがたければ、かへりみはぐくむぞかし。まして往生程の大事をはげみて、念仏申さん身をば、いかにもいかにもはぐくみたすくべし。もし念仏の助業とおもはずして身を貪求するは、三悪道の業となる。極楽往生の念仏申さんがために、自身を貪求するは、往生の助業となるべきなり。万事かくのごとしと。



 この世を過ごす様は、念仏を申すことができるように過ごすべきです。念仏の妨げになるなると思われるものは、なんであってもうち捨てて、止めるべきなのです。
 つまり、出家して念仏が申せないのなら、妻を娶って念仏申すべきです。妻を娶って念仏を申せないのなら、出家して念仏申すべきです。住んでいるところで念仏申せないのならば、出家して念仏申しなさい。出家して念仏申せないののならば,家にいて念仏申しなさい。自力で衣食をまかなって念仏申せないのならば、他人の助けを受けて念仏申しなさい。他人から助けられて念仏申せないのならば、自力の衣食で念仏申しなさい。一人で念仏申せないのなら,同朋とともに念仏申しなさい。ともに念仏申せないのならば,一人籠って念仏申しなさい。衣食住の三つは、念仏を支える行いなのです。これはすなわち、自身が安穏として念仏往生を遂げるためには、何事も念仏を支える行いなのです。
 地獄・餓鬼・畜生の三悪道へ帰る行いをするこの身体でさえ捨てることがむずかしいので、大事にして育てるのでしょう。まして極楽往生という大事のために励んで念仏を申そうとする身体こそ、いかにもかにも大事に育てて助けるのです。もし念仏を支えるものと思わないで身体(の快楽)をむさぼり求めるのは、三悪道へ堕ちる行いとなるのです。極楽往生の念仏を申すために、自らの身体を求めるのは、往生の支えとなるはずなのです。万事、このようなことなのです。


なんまんだぶつ
なんまんだぶつ
なんまんだぶつ



円満の秘訣

2012-12-02 12:14:28 | 日記・エッセイ・コラム
 ここのところ『なんでも鑑定団』を毎週見ている。火曜の夜9時では見られない場合もあるので、録画予約して週末に見るのだ。爺臭くなったような気もするが。面白いんだからしょうがない。
 今回の放映分で、近々金婚式を迎えるご婦人が登場。相思相愛でご主人が大好きだそう。見合いの席でお互い「ビビビ」ときたそうな。客席にきていたご主人も「一目惚れです。足も長くてお乳もでかくて、いまでも大好きです」と臆面もなく仰る。
 そこで司会者が合いの手を入れる「では、夫婦生活、円満の秘訣はなんですか?」
 すかさず奥様。
「忍耐です」……
 一瞬の沈黙のあと、司会者が「えっ、お互いお好きだったんじゃじゃないんですか?」
「だって親戚の手前もありますやん」

 わかったような、よくわからなかったような……。