QLD 4000

G'day from Queensland!
オーストラリアで静かに暮らしています。

字幕-Caption-がみれたよ記念日

2006-02-14 | --- 1.1 スポット
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
俵万智....懐かしいですね、この歌。

「やっと見れたね」とほっとしたから二月十一日は字幕がみれたよ記念日
詠み人 ~ はぴいぎるもあ

2月11日、この日以降、我が家のテレビで英語の字幕(Caption、Subtitle)を見ることができるようになりました。

とうの昔(テレビを取替えた時点)にできていたはずなのが悲しいし、リモコン操作一つで使用していた人からみると「知らなかった人もいるんだ~」かもしれません。

この字幕、クローズト・キャプションClosed Captionといっています。 その定義を英辞郎でみてみました...アメリカをオーストラリアに置き換えてね。

Closed Caption: クローズドキャプション、字幕◆アメリカでは、耳の不自由な人(あるいは英語を第二言語として学習している人)のために、テレビ放送の信号に字幕用の信号が混合されており、それを解読して表示するためのデコーダがあれば、字幕を画面に表示させることができる。1995年頃には、このデコード機能を搭載したビデオデッキやテレビが発売された。◆【略】CC
*....いつもならWEBサーフィンして定義や歴史について調べるところ...今日は手抜きで英辞郎で。

情報通信研究機構(NICT) には下記説明がありました...(日本でも一部提供されているそうですね。)
テレビの字幕放送には、「オープン・キャプション」、「クローズド・キャプション」の2種類があります。
「オープン・キャプション」は、誰がいつ見ても字幕が見えるもの、例えばニュースのテロップ等、常にテレビの画面に表示されているものです。
これに対して、必要な人が必要に応じて字幕が見えるものが「クローズト・キャプション」といわれるもので、聴覚障害のある方や音声の聞き取りにくい高齢の方等が必要に応じてボタンの操作等でテレビの画面に表示させたり消したりできるものです。

うちのSonyのテレビは購入して4年目、FastextとかIntellitextという言葉がマニュアルにあったのですが...購入時にさっと見ただけで、その後はリモコンを手にして勘と経験でなんでもコントロールしていた。。ため、私の勘と経験には限度があり見れなかったのです。 もちろん、DVDのSubtitleはオッケーでした。

テレビでキャプション(普通のテレビでも字幕を出す)の宣伝していたときは、いっそ、そっちを買おうかなと思ったくらいでした。

あの、キャプションのマシンがないと、字幕を見れないと思わせるCM、一考の必要あり、ですね。 耳の不自由な人のなかには(自分のテレビでできるのに)無駄な出費をしてしまった人もいるかもしれないですね.....でもキャプション専用マシンを買うと、浮き彫りの点字がついていたりして、細かい配慮があるのかもしれませんね。

一昨日あらためてマニュアルをみながら、"まじめに"やってみたら、あっ、できた!   ヽ(^o^)丿 801を選べばよかったんですね~。 最近はテレビのリモコンに"テキスト"ってついていて、それを押すだけ、になってる物のもあるそうです。 うちのソニーはそこまでユーザーフレンドリーではなく、それに、キャプションがONのときはリモコンでチャンネルを切り替えられなくなってしまう、という不便さも持ち合わせています。

気付いたこと1: 一見、生放送、と思えるものでも、キャプションの文字の方が先にでてくることがある。
理由1:ラジオと一緒でテレビも録画と放映に何秒かの時差をつけているから?? 朝の生放送番組はこっちでしょうね。 タイピストは実際のを聞きながら仕事しているのでしょう。
理由2:生放送にみせかけて実は録画だから?
文の流れで次の単語が話される前にタイプできることもあるでしょうが、そういう感じでもありませんでした。 次の単語は何でしょう~?というクイズになったとき、答えられる人が10%もいないような場合でもちゃんとでてますもん。

《米NBC "Today" 今日の特集はジョージ・アルマーニちゃん》
"STRONG, YOU ALMOST YOU FEEL LIKE YOU HAVE TO DO MORE AND MORE. THIS WILL BE" 精度の高いNBCですが、you have to do が you hare to doになっています。

気付いたこと2: 番組によって(タイプしている人によって?)、キャプションの精度が異なる。 正解率のかなり高い場合と、綴りミス、文字の抜けが目立ったり、ひどいのは、どう考えても、キーボードの”I”と"C"が壊れているのではと思えるような場合もあったりする。 今朝のアメリカのNBC"Today"では、二人の会話の字幕がすごいスピードででてきて、会話の3秒くらいあとにもまだ追いつこうとしていて、タイプしている人は綴りを考えながら短期記憶も必要であることがわかります....同時通訳のプロセスをひとつ除いた状態。 たまに綴りミスもあるので録画をみながらタイプしたとも思えません。NBCのこのタイピストはかなり優秀。

....もしかしてCなどは推測しやすい?ので急ぎのときは"スキップ"というキーが打ちやすいところにあり、スキップしている? う~ん???

精度のすごく悪いものは、音声認識ソフトを使っているの?ともちらっと思いましたが、私の見聞した音声認識ソフト(IBMのVoiceなんたら?)は、ソフトに声の特徴を覚えさせる必要があり(?)、テレビのキャプションに使うにはもっと年月が必要な感じでした。

気付いたこと3: 昨夜などサウスパークをつけていたら(見てはいない)、文字の出る位置(喋り手が変わると字幕の位置も変わり、その下にでる)も、出てくる文字の精度もばっちし。 これはClosed Captionの先駆国のアメリカからきているから? それともすでにDVDになっているので、タイピストが見直しできたから?

また、キャプションが出現するタイミングは実際の会話とずれていることも多いので、キャプションを見ると、かえって意味不明になる場合も多い。 3人ぐらいで会話しているようなときは、キャプションは見ない方がいいことが多いです。

《米NBC "Today" 左からお馴染みのアル、ケイティとマット》豪州の番組より面白い

再認識したのは、テレビの音声に耳(実音声)と目(キャプション)のどちらか選択があるならば、やっぱり耳の方が頭にすんなりはいってくる、ということ、ですね。 耳にはいってくる音は起伏があるから、文字だけよりも得られる情報(感情の変化によって声の抑揚がかわったりするなど)が多いのでしょうね...これって合成音声の課題でもありますよね。。。と、これはわざわざここで話さなくってもDVDの字幕でも経験していますね。

キャプションにもいろいろ方式があり、そのあたりをみれば文字化けの理由もわかるかもしれません。 ....何と言いましても、使い始めて、まだ今日で3日目ですので、少しづつ知っていきたいと思います。

こちらのSBSで朝放送されているNHKのニュースにも日本語キャプションをつけてあげれば、日本語を勉強中の人たちのためになるのではないかなあ。 内職でそのタイピストをしてみたいです。企画書を誰かだしてくれないかな~。 (ちなみに、今朝のSBSのNHKニュースのとき801と押してみたのですが、何も現れませんでした....当然)

発見.....電話中に便利でした。 相手には失礼だけど、見えないからまっ、いいか。

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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
サウスパークの字幕 (takuya37)
2006-02-13 22:57:04
サウスパークの字幕正解率が高いのは作者が真面目な番組よりああいう手の番組を好むテレビだからじゃないでしょうか(笑)。



字幕出るテレビいいですね。

うちにも欲しいです。
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シェフの字幕 (Happy Gilmore)
2006-02-14 12:42:57
Takuya-san



ハハ... サウスパークは障害者や英語を学習中の人にもっとも不親切そうな内容、登場人物が揃っていながら、字幕はどこよりも素晴らしい!、という、対比もおかしいですね。



文字化けは受信状態に関係しているのかな、という気にもなってきました。 セットトップボックスだともっとちゃんとでるかも。 まだまだ情報収集中。
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