アルクのサイトに「オンライン翻訳学校」があります。
メディカル翻訳のコーナーで英文ルールについて述べられています。
*現在は担当者がかわり、内容も異なります。
これは医師でもあられる内山雪枝さんが担当していらしたときのものです。
翻訳はしないので、自分が書式をダブルスペースに
することは殆どありませんが、数字の表記法は知っていたとして、
それ以外の数字と単位は一行あける、などは、
だからスペルチェックのときひっかかるのね、と
思ったりしました。
■英文の標準書式
A4用紙に書く場合の標準的な書式
-マージン:上下左右とも1インチ(約2.5cm)
-文字サイズ:12ポイント
-フォント:TimesまたはTimes New Roman
-行間:ダブルスペース
-行の配置:左揃え
-段落の書き出し:スペース3-5個分下げる
-文と文の間:ピリオドやクエスチョンマークの後、スパース2個分あける
翻訳の場合
『*原則的に翻訳の段階では均等割付(Justification)は
行わず、左添えにする。
均等割付を行うと、ネイティブチェックなどの編集作業で
訳文量の確認が困難になるため。
特に指示がない限り、トライアルを受ける際や
英訳を納品する際も、左揃えのまま提出して差し支えない。
*翻訳ではハイフネーション(行末に入りきらない
英単語を途中で切手、次の行に送られる部分を
ハイフンでつなぐ)は極力避ける。
編集作業で書式設定などが変った場合に処理が
大変面倒になるため、できるだけワードラップ機能を利用
*パラグラフの書き出しは、論文では上記のとおり、
字下げを行うのが一般的。そのほか、最近では
パラグラフの頭を下げるかわりに、パラグラフと
パラグラフの間を一行空ける方法もある。
*以上、あくまで標準的な書式であり、
現実にはソースクライアント・翻訳会社の指示や、
雑誌の投稿規定などに従って変更することもあるが、
上記書式でテンプレートを作っておくと便利』
■数字の表記法
24 healthy volunterrs participated in the clinical study.
=> Twenty-four healthy ...
『-文頭に数字が来た場合は、必ずスペルアウトしなければならない。
アラビア数字を使うことはできない
-2語以上からなる数字はハイフンでつなぐ。 従って、大きな数字など、
アラビア数字で書いた方がわかりやすい場合は、
文頭に数字が来ないように文の構成を工夫。
-原則的に、一桁の数字は、文中であっても
スペルアウト(例:in seven parties)。
-ただし、単位が続く場合(例:1mg』や小数点が
付く場合(例:3.75 years)はアラビア数字を使う。
-二桁以上の数字も文中ではアラビア数字で書く(例:at 83 hospitals)』
■数字+単位の表記法
0.1 mg/kg
『原則として、数字と単位の間はスペース一個分空ける。
また、=や+などの演算記号の前後にもスペースを入れるのが一般的』
■数字+単位の表記法の例外
『単位がパーセント(%)や摂氏(℃)、華氏(℉)の場合には、
数字との間にスペースは入れない(例:28.4%、100℃)。
また、摂氏や華氏は、丸印と、CまたはFをおのおの入力』
■略語の使い方
『CTやMRI, HIVなど、日本語でもなじみのある略語は、
英文でそのまま使ってしまいがちだが、
同じ略語でも分野によって意味が異なる場合があるので、
略語の使用は極力避ける。
ただし、本文中に3回以上登場する表現は、略語の使用が認められる
*回数の規定は医学雑誌によって異なるため、投稿規程などで確認。
その際は、初出時に、フルスペルで書いてから、
そのすぐあとに略語を括弧にいれる。
例外的に初出時でも略語のまま使える用語もいくつかあるので、
確認しておく(例:DNA,RNA)
Abdominal CT scan showed three cysts in the liver.
=> A computed tomography(CT) scan of the abdomen
showed three cysts in the liver.』
■イタリック体の使用
『一般に英語では、外国語をイタリック体(斜体字)であらわす。
例:黄色ブドウ球菌に相当する学名
Staphylococcus aureus(MRSA)はラテン語、イタリック体にする。
なんらかの理由でイタリック体にできない場合は、
その部分にアンダーラインを引く方法もある。
学名以外ではet al(~ら)や de novo(新たに)などのラテン語や、
雑誌や本のタイトルなどもイタリック体にする必要がある。
in vitro(試験管内で)や in vivo(生体内で)などは
ラテン語源であるが、すでに標準的な英語表現になっている
という理由で、最近はイタリック体にしないという傾向もある』
以上です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_1.gif)
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メディカル翻訳のコーナーで英文ルールについて述べられています。
*現在は担当者がかわり、内容も異なります。
これは医師でもあられる内山雪枝さんが担当していらしたときのものです。
翻訳はしないので、自分が書式をダブルスペースに
することは殆どありませんが、数字の表記法は知っていたとして、
それ以外の数字と単位は一行あける、などは、
だからスペルチェックのときひっかかるのね、と
思ったりしました。
■英文の標準書式
A4用紙に書く場合の標準的な書式
-マージン:上下左右とも1インチ(約2.5cm)
-文字サイズ:12ポイント
-フォント:TimesまたはTimes New Roman
-行間:ダブルスペース
-行の配置:左揃え
-段落の書き出し:スペース3-5個分下げる
-文と文の間:ピリオドやクエスチョンマークの後、スパース2個分あける
翻訳の場合
『*原則的に翻訳の段階では均等割付(Justification)は
行わず、左添えにする。
均等割付を行うと、ネイティブチェックなどの編集作業で
訳文量の確認が困難になるため。
特に指示がない限り、トライアルを受ける際や
英訳を納品する際も、左揃えのまま提出して差し支えない。
*翻訳ではハイフネーション(行末に入りきらない
英単語を途中で切手、次の行に送られる部分を
ハイフンでつなぐ)は極力避ける。
編集作業で書式設定などが変った場合に処理が
大変面倒になるため、できるだけワードラップ機能を利用
*パラグラフの書き出しは、論文では上記のとおり、
字下げを行うのが一般的。そのほか、最近では
パラグラフの頭を下げるかわりに、パラグラフと
パラグラフの間を一行空ける方法もある。
*以上、あくまで標準的な書式であり、
現実にはソースクライアント・翻訳会社の指示や、
雑誌の投稿規定などに従って変更することもあるが、
上記書式でテンプレートを作っておくと便利』
■数字の表記法
24 healthy volunterrs participated in the clinical study.
=> Twenty-four healthy ...
『-文頭に数字が来た場合は、必ずスペルアウトしなければならない。
アラビア数字を使うことはできない
-2語以上からなる数字はハイフンでつなぐ。 従って、大きな数字など、
アラビア数字で書いた方がわかりやすい場合は、
文頭に数字が来ないように文の構成を工夫。
-原則的に、一桁の数字は、文中であっても
スペルアウト(例:in seven parties)。
-ただし、単位が続く場合(例:1mg』や小数点が
付く場合(例:3.75 years)はアラビア数字を使う。
-二桁以上の数字も文中ではアラビア数字で書く(例:at 83 hospitals)』
■数字+単位の表記法
0.1 mg/kg
『原則として、数字と単位の間はスペース一個分空ける。
また、=や+などの演算記号の前後にもスペースを入れるのが一般的』
■数字+単位の表記法の例外
『単位がパーセント(%)や摂氏(℃)、華氏(℉)の場合には、
数字との間にスペースは入れない(例:28.4%、100℃)。
また、摂氏や華氏は、丸印と、CまたはFをおのおの入力』
■略語の使い方
『CTやMRI, HIVなど、日本語でもなじみのある略語は、
英文でそのまま使ってしまいがちだが、
同じ略語でも分野によって意味が異なる場合があるので、
略語の使用は極力避ける。
ただし、本文中に3回以上登場する表現は、略語の使用が認められる
*回数の規定は医学雑誌によって異なるため、投稿規程などで確認。
その際は、初出時に、フルスペルで書いてから、
そのすぐあとに略語を括弧にいれる。
例外的に初出時でも略語のまま使える用語もいくつかあるので、
確認しておく(例:DNA,RNA)
Abdominal CT scan showed three cysts in the liver.
=> A computed tomography(CT) scan of the abdomen
showed three cysts in the liver.』
■イタリック体の使用
『一般に英語では、外国語をイタリック体(斜体字)であらわす。
例:黄色ブドウ球菌に相当する学名
Staphylococcus aureus(MRSA)はラテン語、イタリック体にする。
なんらかの理由でイタリック体にできない場合は、
その部分にアンダーラインを引く方法もある。
学名以外ではet al(~ら)や de novo(新たに)などのラテン語や、
雑誌や本のタイトルなどもイタリック体にする必要がある。
in vitro(試験管内で)や in vivo(生体内で)などは
ラテン語源であるが、すでに標準的な英語表現になっている
という理由で、最近はイタリック体にしないという傾向もある』
以上です。
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