アイドルマスタースターリットシーズン 感想

11月中旬に一周目、12月上旬に二周目をクリアしました。
「なんどでも笑おう」セットを購入し、スマイルフェスタ編も終えたので
いつものように書き殴りに参りました。
微妙にネタバレを含みますのでご注意ください。

ざっくり言うと、ボリュームたっぷりで制限がっちり！でした。

1.システムが煩雑
2.リズムゲームが「ミスを許さない木魚」
3.新キャラさんが主人公
4.衣装と曲の数が少し物足りない
5.コミュは過去最大のボリューム
6.とにかくグラフィック最高

1.システムが煩雑
　一から十までシステムを全て覚え、ミスや漏れのないよう進めていかないと
　途中で詰んでしまう仕様。

　期間が限られているので、そのシーズンに必要のないアイドルを
　レッスンしたりコミュ見たりしているとリソースが足りません。寄り道は禁止。
　月ごとに使用する楽曲が決められ、メンバーも固定、となると
　その月にはその中から5人をレッスンしてコミュ見て、と進めていくしかありません。　
　ここまでは何となく理解できるのですが、
　レッスンと同時にスキルマップを一人一人進行させていく必要があり、
　怠るとあっという間にステータス限界がきて、どんなにレッスンしても意味がなくなります。
　このスキルマップを動かすのにもコミュから得るポイントが必要で…
　と、ガッツリ系のRPGのような設定が成されており、
　これを早い段階で知悉しミスなく運用していかなければ夏あたりで躓きます。

　…ちょっと厳し過ぎる。
　序盤、スキルマップをサボってしまったため、
　私は7月でリタイアし、最初からやり直すことにしました。


2.リズムゲームが「ミスを許さない木魚」
　これ…音ゲーか…？？
　プラチナスターズ、ステラステージとも似たタイプではありますが、
　判定やクリアのハードルが遥かに厳しくなりました。
　曲に合わせた音程を叩くのではなく、延々一定のリズムを打ち続ける音ゲー。
　しかも、パーフェクト以外の判定が出るとコンボが途切れる。
　た、楽しくない…。
　とにかく難しいので、ミスらないことに必死でアイドル達の顔を見ていられない。
　しかも難易度を緩和するためのアイテムが非常に高価なため、
　そうそう毎回投入するのも憚られる。
　なんでこんなに難しくしたんだ。


3.新キャラさんが主人公
　新キャラ「心白」さんのためにあるストーリー。
　出会いから途中経過からラストまでツッコミ所に満ちていますが、
　とにかく彼女が最優先育成対象です。そこに逆らったらクリアできないゲームです。
　彼女を抜いても4ブランドから28人が参加しているので、
　全員を平等に扱いつつメインシナリオを筋立てていく、というのが難しかったのでしょう。
　ただ…ただ前から言ってるけども…
　旧作からのキャラを差し置いて贔屓すればするほど人気は出にくくなるんやで…


4.衣装と曲の数が少し物足りない
　ステージも新曲も衣装も、素晴らしいクオリティで文句なし。
　なのですが、衣装は一つの型紙にせいぜい2色展開。
　従来のように、もっと何色も使いまわして作ってほしかった。

　

　↑現在、こんな感じ。
　トレーニングウェア系を省くと30着ほど。
　どの型の衣装も可愛いので、DLCでもいいから色んなカラーが欲しいところです。

　そして、曲。
　今回、とうとうコンシューマゲーでも口パクがぶっ込まれてしまいました。
　新曲4曲のうち、全て歌唱しているのは心白大先生のみ。他のアイドルは2曲です。
　更に、ASメンバーが歌唱しているのは既存曲含め11曲。
　これはかなり多い方で、AS以外はなんと7曲。
　なんとかして全員全曲歌ってほしかったですね…。いやだってコンシューマだよ…。


5.コミュは過去最大のボリューム
　コミュパート多っ！　しかもフルボイス！
　全員めっちゃくっちゃ喋ります。これに関しては脱帽の域。
　本筋シナリオが心白大先生のものなので、
　サブストーリーにて既存アイドルを掘り下げようとした形。
　アイドル一人一人の絆コミュも丁寧で良かったし、
　クロスオーバーコミュも新鮮で楽しめました。
　
　しかし黒井社長は出る度に面白くなっていくな…。
　子安さんもイキイキですよ。


6.とにかくグラフィック最高
　ここに尽きる。
　大企業バンナムさんのコンシューマーやでーーーという圧倒的な力に平伏すしかない。
　解像度高！　どんだけ拡大しても美麗。
　今回は「フォトスタジオ」という機能までドヤ顔で導入しちゃって、
　どれだけこの部門に自信があるか伝わってくるというものです。
　毎度毎度美しい千早をありがとうございます。


攻略に際しての心構え
　・29人ではなく「心白中心の15人を」育てるゲームだと肝に銘じること。
　　それ以上の人数に割くリソースは余剰分があっての話
　・スキルマップをさぼらない。最初から最後までマメに覗くこと
　・アイテムは虹色キャンディと酸素を確保。これらが高価なので衣装は全部は買えない
　・二周目で色々フリーになるので、とにかく一周目は公式さんの望むことを察して動く


総合して思うこと
　厳し過ぎるよ！！
　こんなに厳しくする必要ないでしょクロスオーバーお祭りゲーなのに！
　目標値を超えられずゲームオーバーになった場合、何週か前を選択して戻れますが、
　ここでループしてもアドバンテージはほぼゼロ。
　ただただ巻き戻ってやり直すだけです。
　一カ月以上前に問題があったり、そもそも木魚が苦手だったりした場合、「詰み」でしかない。
　せめてこの死に戻りに難易度緩和措置があったら…。

　DLCの衣装付き追加ストーリー（スマイルフェスタ編）が11月25日に配信。
　これ、二周目エンディング後の話なので、当然そこのネタバレが含まれます。
　私の二周目クリアが12月9日、この段階で二周目クリアトロフィーは6.4％。
　12月26日にスクショ撮った時は7.2％。トロフィー内容ネタバレはこちらから。
　ということは、11月25日段階では5％程度だったのでは…？
　公式的には、11月25日にどれだけの人数が二周をクリアしていた想定だったのでしょうか…。
　そもそも二カ月経っても一周目クリアが20％という。
　配信動画でヒントを公開したりしていましたが、
　もう思い切ってイージーモードなりを導入した方がいいと思います。

　プロデューサーレベルのトロフィー画面
　Pレベル5までは約半数が辿り着いている。
　しかしPレベル14になるとその半分、24.2％です。この時点でキツい。

　「難しい」というのもありますが、一番問題なのは「面倒」なパートが多いこと。
　ライブもコミュもやり直しを繰り返す必要がどうしても出てくるので、
　そうそう進みません。数時間費やして一カ月の進捗じゃないでしょうか。

　昔ならともかく、もっとラクに持ち運びで楽しめるゲームが沢山あるこの令和に、
　「このゲームだけに夢中になってリソースを費やして速攻でやり込んでくれる」
　という製作側の想定で作られているような気がしてしまいます。
　
　なんとかクリアできた側としては、たいへんに力の入った内容で
　またAS達をコンシューマーゲーで育成させてくれて非常に有難かったのですが…。
　購入したのにこの感動を味わえてないユーザーが80％もいるのは勿体ない。
　買ったP全員がクリアできるようにしてあげてほしいです。