『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか？2』 Qruppo
7月末発売。
そこらじゅうのエロゲショップで予約ランキング1位を総ナメにしたビッグタイトルです。
この2本編と同日に、無印の1と2の両方をまとめたお得版も発売されていたのですが、
こちらも別枠でベスト10入り。
果たして2019年度でこれを凌ぐエロゲは出るのかどうか、という恐ろしい一本となりました。
当然予約して購入。8月中旬にはコンプしたものの、なんだか時間が経っちゃいました。
・シナリオ ８５～９５点
面白いしボリュームもあるし笑えるし泣かせてくるし…
前作の無印『ぬきたし』が素晴らしい出来で人気沸騰したため、
FDとはいえ2本目は微妙な内容になるのではないか…
というファンの期待と不安にサラッと応えてくれました。
なおかつ、2制作発表時に
「この発売日近いけど間に合うのか？」と噂されていたのに危なげなくマスターアップしちゃうし。
なんやねんこの新人は。（ベタ褒め）
無印の真エンド後、すっげーくだらない理由で並行世界へひとっ飛び。
今回はライバル的な立ち位置だったSSの三人がメイン攻略対象です。
つまり、攻略ヒロインは3人とも非処女です。
すげぇよなんなの。
SSの3人と飛んだ並行世界で、淳之介は改めて「共存」を目指して戦うことになります。
今度は無印のヒロイン達とは敵対関係です。
彼女らを率いる、淳之介に代わるリーダーも新キャラとして登場。
無印の時点で「エロゲでここまで書くのか！？」というくらい
LGBTやマイノリティの問題に対峙していましたが、2では更に踏み込んできます。
気が狂うような下ネタギャグで煙幕を張ってはいるものの、死ぬほど真面目です。
以下の淳之介の台詞が全てだと思います。
「そうだな…理解されることが必要なんじゃない」
「理解する努力と、理解される努力が必要なんだ、俺たちには」
全員が全員、こう思えたら多様性尊重の世界は実現できるんでしょうけどね…。
三人それぞれに個別√も良かったのですが、特に礼先輩は泣けた。
付き合うまでが非常に長く、お互いの葛藤をすっかり描いてからイチャついてくれるので、
どうか幸せになってくれ…と目頭を押さえながらハッピーエンドを眺めることができます。
特に拘りがなければ、礼先輩√を最初に進めるのがお勧め。
無印ヒロイン＋妹のアサちゃんについても、√後のアフターミニシナリオが付属。
まあアサちゃんと本番Hしたいわけじゃないんだけどさ…でも可愛いからいいや。
散々叩かれたせいか、奈々瀬のみ、本編√のフォローがあります。そりゃそうだ。
・グラフィック ４０～５０点
うーん、やっぱり良くはないです。
エロ絵のエロくなさ、一級品。ぬきたしにエロ求めてないからいいけども。
彩色は綺麗ですし、立ち絵を足してくださったのも良い。
ただ、脇役キャラに新人絵師さんを起用したらしく、これがまた平均点を下げる出来。
でも…まあ…新進気鋭のブランドで「絵がいまいち」ってお約束ですしね。
この通常版パッケージが今までで一番好きなイラストかもしれない。
・音声 ７０～８０点
新キャラの演技がまた…青さを残していてこれからという感じですが、
聴き慣れるとクセになってくるし、これはこれでアリ。
（シューベルトとか完全に棒読み）
今回は初回盤を購入したため、OP・ED曲入りのCDが付いてきました。
OPがいいんだこれが！
『BWLAUTE BEIRRD』、ブルーバードと読みます。
"BLUE BIRD"に、WATERを混ぜ込んだタイトルだそうな。
WATERを引くと青い鳥と読める。
プレイ済みだとこの意味がわかって更に沁みる…。
BGMもプラスされているので、これらを含めたサントラを発売して欲しい。
・システム ７５～８５点
環境周りは前回と同様に快適なのですが、ラストエピソードが探しにくい。
普通に選択肢を全て選ぶ→アフターを全部読む、では見つからないシナリオがあります。
もうちょっとヒントがあった方がいいんじゃないかな。
また、このラストエピソードを終えるとタイトル画面が切り替わり、
「淳之介と真ヒロインが結婚した将来の写真」に固定となります。
私はこの真ヒロインが本命だし正史だと思ってるので構いませんが、
全員が全員そうではないはずなので、タイトル画面を選択できた方がいいのでは…。
…気にし過ぎかな。みんなぬきたしにそういうの求めてない…？
総評
ギャグもシリアスもさすがの出来、買って悔いなし完結編。
うーん、ちょっと敵いませんな。兜を脱ぐほかないです。
ファンとして、ある程度はパワーダウンすることを覚悟していたのですが、
まったくの杞憂だったようです。
逆に、これで綺麗にぬきたし世界が完結してしまったので、次回作が気になるところ。
キ〇ガイじみた下ネタが目立つものの、
こんなに真剣にマイノリティ問題に立ち向かったエンタメはそうありません。
ノベルゲームが好きなら、是非プレイしてみてください。
7月末発売。
そこらじゅうのエロゲショップで予約ランキング1位を総ナメにしたビッグタイトルです。
この2本編と同日に、無印の1と2の両方をまとめたお得版も発売されていたのですが、
こちらも別枠でベスト10入り。
果たして2019年度でこれを凌ぐエロゲは出るのかどうか、という恐ろしい一本となりました。
当然予約して購入。8月中旬にはコンプしたものの、なんだか時間が経っちゃいました。
・シナリオ ８５～９５点
面白いしボリュームもあるし笑えるし泣かせてくるし…
前作の無印『ぬきたし』が素晴らしい出来で人気沸騰したため、
FDとはいえ2本目は微妙な内容になるのではないか…
というファンの期待と不安にサラッと応えてくれました。
なおかつ、2制作発表時に
「この発売日近いけど間に合うのか？」と噂されていたのに危なげなくマスターアップしちゃうし。
なんやねんこの新人は。（ベタ褒め）
無印の真エンド後、すっげーくだらない理由で並行世界へひとっ飛び。
今回はライバル的な立ち位置だったSSの三人がメイン攻略対象です。
つまり、攻略ヒロインは3人とも非処女です。
すげぇよなんなの。
SSの3人と飛んだ並行世界で、淳之介は改めて「共存」を目指して戦うことになります。
今度は無印のヒロイン達とは敵対関係です。
彼女らを率いる、淳之介に代わるリーダーも新キャラとして登場。
無印の時点で「エロゲでここまで書くのか！？」というくらい
LGBTやマイノリティの問題に対峙していましたが、2では更に踏み込んできます。
気が狂うような下ネタギャグで煙幕を張ってはいるものの、死ぬほど真面目です。
以下の淳之介の台詞が全てだと思います。
「そうだな…理解されることが必要なんじゃない」
「理解する努力と、理解される努力が必要なんだ、俺たちには」
全員が全員、こう思えたら多様性尊重の世界は実現できるんでしょうけどね…。
三人それぞれに個別√も良かったのですが、特に礼先輩は泣けた。
付き合うまでが非常に長く、お互いの葛藤をすっかり描いてからイチャついてくれるので、
どうか幸せになってくれ…と目頭を押さえながらハッピーエンドを眺めることができます。
特に拘りがなければ、礼先輩√を最初に進めるのがお勧め。
無印ヒロイン＋妹のアサちゃんについても、√後のアフターミニシナリオが付属。
まあアサちゃんと本番Hしたいわけじゃないんだけどさ…でも可愛いからいいや。
散々叩かれたせいか、奈々瀬のみ、本編√のフォローがあります。そりゃそうだ。
・グラフィック ４０～５０点
うーん、やっぱり良くはないです。
エロ絵のエロくなさ、一級品。ぬきたしにエロ求めてないからいいけども。
彩色は綺麗ですし、立ち絵を足してくださったのも良い。
ただ、脇役キャラに新人絵師さんを起用したらしく、これがまた平均点を下げる出来。
でも…まあ…新進気鋭のブランドで「絵がいまいち」ってお約束ですしね。
【穴ウンス】お股センズリ！「ぬきたし2」通常版の発売日が10/11にケツ定したハメ！！英語に訳すとテンワンワン、青藍語に再翻訳するとチンマンマンで覚えやすいパコね！気になるパッケージもくぱぁと公開クパッケージ！！この赤くてメタリックでクールで超かっこいい鳥は一体……！？#ぬきたし2 pic.twitter.com/nAFYaAUhwj
— Qruppo@『ぬきたし2』発売中だハメ！ (@qruppo) 2019年9月19日
この通常版パッケージが今までで一番好きなイラストかもしれない。
・音声 ７０～８０点
新キャラの演技がまた…青さを残していてこれからという感じですが、
聴き慣れるとクセになってくるし、これはこれでアリ。
（シューベルトとか完全に棒読み）
今回は初回盤を購入したため、OP・ED曲入りのCDが付いてきました。
OPがいいんだこれが！
『BWLAUTE BEIRRD』、ブルーバードと読みます。
"BLUE BIRD"に、WATERを混ぜ込んだタイトルだそうな。
WATERを引くと青い鳥と読める。
プレイ済みだとこの意味がわかって更に沁みる…。
BGMもプラスされているので、これらを含めたサントラを発売して欲しい。
・システム ７５～８５点
環境周りは前回と同様に快適なのですが、ラストエピソードが探しにくい。
普通に選択肢を全て選ぶ→アフターを全部読む、では見つからないシナリオがあります。
もうちょっとヒントがあった方がいいんじゃないかな。
また、このラストエピソードを終えるとタイトル画面が切り替わり、
「淳之介と真ヒロインが結婚した将来の写真」に固定となります。
私はこの真ヒロインが本命だし正史だと思ってるので構いませんが、
全員が全員そうではないはずなので、タイトル画面を選択できた方がいいのでは…。
…気にし過ぎかな。みんなぬきたしにそういうの求めてない…？
総評
ギャグもシリアスもさすがの出来、買って悔いなし完結編。
うーん、ちょっと敵いませんな。兜を脱ぐほかないです。
ファンとして、ある程度はパワーダウンすることを覚悟していたのですが、
まったくの杞憂だったようです。
逆に、これで綺麗にぬきたし世界が完結してしまったので、次回作が気になるところ。
キ〇ガイじみた下ネタが目立つものの、
こんなに真剣にマイノリティ問題に立ち向かったエンタメはそうありません。
ノベルゲームが好きなら、是非プレイしてみてください。
