感想INDEXを作ろうと思いながらも昔の文章が酷すぎて躊躇しているえむあいです、こんばんは。
2008年の感想文とか、痛ましすぎてしんどい…。6年前だもんなあ…。
いや、現在の記事も大概気持ち悪いのはわかっているんですが。
『沙耶の唄』 Nitro+
オリジナルは2003年発売。私は2009年発売のベスト版を購入しました。
デモンベインでニトロプラスを知って以来、気になってはいたんですが、
まどマギにハマったことで改めて興味が湧き入手。
(こういうオタが多くいたようで、かなりの売上があったとか)
…で、2年ほどしれっと放置してました。
マブラヴでエロゲ熱が上がったので勢いで一気にクリア。
完全なるネタバレですので、ご注意ください。
・シナリオ 70~80点
うーん…人を選びます。
さすがは奇才・虚淵氏というべきか、あっという間に独特の世界観でユーザーを包んでしまいます。
事故の後遺症で知覚障害を起こしている
(人間や建物がグロに見え、声もまともに聴こえない)主人公に、
ただ一人まっとうな美少女に【見える】沙耶が出会い、二人が周りをアレしていく物語。
主人公が女友達の死体の一部をヒョイパクした瞬間に感情移入の糸が切れました。
よくわかんない物を口に入れるのダメ! 絶対!・・・っていう教訓。
初めて自分を必要とし、優しくしてくれた主人公に沙耶は心を開き、
主人公もまた沙耶に溺れていく。
いや、まあそれはいいんですが、この二人、
ブルドーザーのような勢いで周りを巻き込んでゆきます。
エンディングテーマ『沙耶の唄』が流れる結末(おそらくトゥルーエンド)では、
「郁紀が苦しまずに生きられる世界にしてあげるね…」(うろ覚え)的なことを沙耶が言い、
世界の生物全てをぐっちょんべっちょんの化物に作り変えて
ほぉーらこれでみんな沙耶と一緒だぁー☆とまでやりきってしまい、
主人公は感動の涙を流しながら「これからはいつも一緒だね…」で終わり。
( ;∀;)イイメイワクダナー
「あの、ほんと、やめてください」としか言いようがないです。
逆に、離別エンドは哀切で美しく、非常に好きです。
正直、主人公も沙耶も好きになれませんでしたが、あのやりとりには胸を打たれました。
そんなわけで、お二人にはきれいさっぱり別れていただきたい。心よりお願い申し上げる。
・グラフィック 70~80点
テキスト量に比して、非常に枚数が多いです。
塗りも丁寧で好感が持てます。
ただ、元々萌え系のイラストレーターさんではないので、
グロや拳銃が巧いのに対し、美少女の顔や女体が微妙な出来。
できれば、沙耶だけでももう少し可愛く描いてほしかったな、というのが正直な感想です。
でもまあ、私が萌え絵に慣れすぎているんでしょうね…。
・音声 60~70点
肝心の沙耶の演技がいまいち…に感じました。特にエロに不満。
しかし、「このぎこちない感じがいい」という方も多くいらっしゃると思います。
で、よりによって何故かこの主人公にグリ○バ氏。
いやいやいや、名前変えてもわかるよあなたの声。
(バレバレ過ぎて現在は表名義でアダルトも活動している)
そんな美声で人間の内臓をモグモグされてもリアクションに困ります。
そして、音楽が世界観にマッチしていて美しい。
『沙耶の唄』も『ガラスのくつ』もすごく好きです。
・システム 50~60点
それほど問題ありません。
右クリックで呼び出したウィンドウを消すのが「キャンセル」クリックのみ、なのが少し面倒。
(普通は別箇所をクリックすることで消える)
また、Hシーンで男性ボイスをオフにできればよかったかなと。
シナリオが短い=Hシーンが少ないのであまり気になりませんでしたが。
総評
虚淵さんはこの世が嫌いなのかなあと思いました。
いや、でも真面目な話、「世界を作り変える」「神と戦う」「神になる」系統のストーリーって、
今は珍しくなりましたよね。
今じゃセカイ系(笑)、中二病(笑)、といわれる類の話ですから。
そこを真っ向から書き上げようというだけですごい。
ハマる人はハマるでしょう。
ゲームとしては非常に短く、全てのルート(結末は3パターン)を読んでも5時間以内で終わります。
しかし、今をときめく虚淵氏の初期作が2800円で楽しめるんだから、
とりあえず買ってみてもいいと思います。
2008年の感想文とか、痛ましすぎてしんどい…。6年前だもんなあ…。
いや、現在の記事も大概気持ち悪いのはわかっているんですが。
『沙耶の唄』 Nitro+
オリジナルは2003年発売。私は2009年発売のベスト版を購入しました。
デモンベインでニトロプラスを知って以来、気になってはいたんですが、
まどマギにハマったことで改めて興味が湧き入手。
(こういうオタが多くいたようで、かなりの売上があったとか)
…で、2年ほどしれっと放置してました。
マブラヴでエロゲ熱が上がったので勢いで一気にクリア。
完全なるネタバレですので、ご注意ください。
・シナリオ 70~80点
うーん…人を選びます。
さすがは奇才・虚淵氏というべきか、あっという間に独特の世界観でユーザーを包んでしまいます。
事故の後遺症で知覚障害を起こしている
(人間や建物がグロに見え、声もまともに聴こえない)主人公に、
ただ一人まっとうな美少女に【見える】沙耶が出会い、二人が周りをアレしていく物語。
主人公が女友達の死体の一部をヒョイパクした瞬間に感情移入の糸が切れました。
よくわかんない物を口に入れるのダメ! 絶対!・・・っていう教訓。
初めて自分を必要とし、優しくしてくれた主人公に沙耶は心を開き、
主人公もまた沙耶に溺れていく。
いや、まあそれはいいんですが、この二人、
ブルドーザーのような勢いで周りを巻き込んでゆきます。
エンディングテーマ『沙耶の唄』が流れる結末(おそらくトゥルーエンド)では、
「郁紀が苦しまずに生きられる世界にしてあげるね…」(うろ覚え)的なことを沙耶が言い、
世界の生物全てをぐっちょんべっちょんの化物に作り変えて
ほぉーらこれでみんな沙耶と一緒だぁー☆とまでやりきってしまい、
主人公は感動の涙を流しながら「これからはいつも一緒だね…」で終わり。
( ;∀;)イイメイワクダナー
「あの、ほんと、やめてください」としか言いようがないです。
逆に、離別エンドは哀切で美しく、非常に好きです。
正直、主人公も沙耶も好きになれませんでしたが、あのやりとりには胸を打たれました。
そんなわけで、お二人にはきれいさっぱり別れていただきたい。心よりお願い申し上げる。
・グラフィック 70~80点
テキスト量に比して、非常に枚数が多いです。
塗りも丁寧で好感が持てます。
ただ、元々萌え系のイラストレーターさんではないので、
グロや拳銃が巧いのに対し、美少女の顔や女体が微妙な出来。
できれば、沙耶だけでももう少し可愛く描いてほしかったな、というのが正直な感想です。
でもまあ、私が萌え絵に慣れすぎているんでしょうね…。
・音声 60~70点
肝心の沙耶の演技がいまいち…に感じました。特にエロに不満。
しかし、「このぎこちない感じがいい」という方も多くいらっしゃると思います。
で、よりによって何故かこの主人公にグリ○バ氏。
いやいやいや、名前変えてもわかるよあなたの声。
(バレバレ過ぎて現在は表名義でアダルトも活動している)
そんな美声で人間の内臓をモグモグされてもリアクションに困ります。
そして、音楽が世界観にマッチしていて美しい。
『沙耶の唄』も『ガラスのくつ』もすごく好きです。
・システム 50~60点
それほど問題ありません。
右クリックで呼び出したウィンドウを消すのが「キャンセル」クリックのみ、なのが少し面倒。
(普通は別箇所をクリックすることで消える)
また、Hシーンで男性ボイスをオフにできればよかったかなと。
シナリオが短い=Hシーンが少ないのであまり気になりませんでしたが。
総評
虚淵さんはこの世が嫌いなのかなあと思いました。
いや、でも真面目な話、「世界を作り変える」「神と戦う」「神になる」系統のストーリーって、
今は珍しくなりましたよね。
今じゃセカイ系(笑)、中二病(笑)、といわれる類の話ですから。
そこを真っ向から書き上げようというだけですごい。
ハマる人はハマるでしょう。
ゲームとしては非常に短く、全てのルート(結末は3パターン)を読んでも5時間以内で終わります。
しかし、今をときめく虚淵氏の初期作が2800円で楽しめるんだから、
とりあえず買ってみてもいいと思います。